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ベテラン社員さんから、身に染みる言葉をいただきました!2021年2月の話
ストッキングの製造にはいろいろな工程があります。編機で生地を編んだあと、縫製、染色、セット、検査、装飾。
下の写真は、全数検査をしている所です。
この検査している商品は、ストッキングの中でも非常にデリケートな商品で、セット後に1足ずつ検査板に入れて、全数検査をしています。
検査する人は手袋をしなければ、生地が傷んでしまうような商品です。
着用する人も神経を使うと思いますが、使用している糸は細く、編目がきめ細やかで足が非常にきれいに見える商品です。
ストッキングの国内生産は平成元年の最盛期と比べると非常に減ってきています。ストッキングは靴下と比べると、輸入比率は低く、国内生産比率が高いので単純に需要が減ってきていると考えられます。
最盛期の約30年前、平成元年と比べると、約1/10まで減っていています。
2020年は会社としては55期にあたりますが、ストッキング業界にとっても非常に苦しい年となりました。
また長年にわたり生産を支えていただいたベテラン社員さんが数名卒業となりました。
ベテラン社員さんになればなるほど、いろいろな事を頼めてしまい、無理もお願いしてきたと思います。
その中の1名とその方の勤務最終日に話をしたところ、下記のように話をしていただけました。
「40年以上働き、会社の中は人の数も、作っている物、機械なども昔と比べると非常にに変わっています。それに伴いいろいろな工程で仕事をしてきました。それでも1度も辞めたいと思ったことはありませんでした。ありがとうございました。」
非常にありがたい事を言っていただき、会社としても感謝しかありません。同時にますます頑張っていかなけれればと思いました。
しばらく前に、裏の通用門の社名プレートが落ちて、直していなかったのですが、頑丈に取り付けてもらいました。
以前は、モルタルか接着剤で取り付けていましたが、今回はコンクリボンド+ビス止め仕様です。あと二十年は取れないと思います。
本日よりマクアケでクラウドファンディングを開始となります。
厳しいストッキング業界ですが、何か新しいことを始めたいと思い挑戦してみる事となりました。すべて社員で撮影、構成を行い、資料は原糸メーカー様から頂いたものになります。プロのクリエイティブな方の作るページには程遠いですが、頑張って作ってたので、応援をよろしくお願いいたします。
※6月29日(火)17:00からリンクがつながります。