曰くつきの物件に、呪われたお屋敷――。
そんな「家」にまつわるホラー小説の中から、令和(2019年5月以降)に刊行された15作品をご紹介します。
ほのかに香る恐怖から畳み掛けるような恐怖まで、読み心地はさまざま。
あなたはどの「家」に足を踏み入れますか?
令和に生まれた「家」ホラー小説15選
尾八原ジュージ『わたしと一緒にくらしましょう』(KADOKAWA単行本)
この家からは、だれも出られない
織部泰助『死に髪の棲む家』(角川ホラー文庫)
死体にはひと房の髪を噛ませよ。因習を創った奇妙な家を巡る怪奇探偵小説!
寝舟はやせ『入居条件:隣に住んでる友人と必ず仲良くしてください』(KADOKAWA単行本)
『今すぐ人生がどうにかなってもいい人募集中!』web発・日常侵食ホラー
貴志祐介『さかさ星』(KADOKAWA単行本)
呪われよ 子々孫々の果てるまで
小林泰三『家に棲むもの』(角川ホラー文庫)
『玩具修理者』『人獣細工』を生んだホラー短編の鬼才が放つ、7つの悪夢!
竹林七草『警視庁呪詛対策班 出向陰陽師と怪異嫌いの刑事』(角川ホラー文庫)
呪いで殺人は合法? 超常現象による犯罪を法で裁くオカルトミステリ!
大島清昭『最恐の幽霊屋敷』(KADOKAWA単行本)
転落が止まらない、 ジェットコースター級の事故物件ホラー長篇!
織守きょうや『彼女はそこにいる』(KADOKAWA単行本)
「人が居つかない家、というものは存在する」恐怖が3度襲うホラーミステリ
平山夢明、宇佐美まこと、大島てる、福澤徹三、糸柳寿昭、花房観音、神永学、澤村伊智、黒木あるじ、郷内心瞳、芦花公園『超怖い物件』(講談社文庫)
その家には、何かある。
小野不由美『営繕かるかや怪異譚 その参』(KADOKAWA単行本)
建物で起こる怪異を解くため、営繕屋は死者に思いを巡らせる。
三津田信三『魔邸』(角川ホラー文庫)
”神隠しの森”に建つ家で、少年は恐怖に呑み込まれる。“最狂”の家ホラー
朝宮運河 編『家が呼ぶ ――物件ホラー傑作選』(ちくま文庫)
逃亡不可能な恐怖が襲う珠玉のアンソロジー!
岩城裕明『事故物件7日間監視リポート』(角川ホラー文庫)
妊婦が割腹自殺した九〇九号室で、 定点カメラに映ったものとは?
澤村伊智『ししりばの家』(角川ホラー文庫)
ようこそ、砂の散る奇妙な家へ――。エンタメ界の鬼才が放つミステリホラー
問乃みさき『27時の怪談師』(角川ホラー文庫)
事故物件に住む棲師×オッドアイの怪談師が真実をあばく怪異ミステリ!