一体、二人はどうしてそうなったのか?
大切に思う気持ちが積み重なるほど、誤解が生まれることがある。
特別でオリジナリティの高い関係性ほど、周囲からは理解されづらくなる。
例えば、友情と恋愛の線引き。恋人と家族の線引き。
時めきと敬意の線引き。偶然と必然の線引き――。
折り重なったボーダーラインが二人だけの関係性を導き出すとき、そこに物語が浮かび上がる。
出会いの季節、春を過ぎ、初夏を生きる全てのヒューマンに捧ぐ恋愛小説。
住野よる『告白撃』(KADOKAWA刊)
親友に告白されたい。そして失恋させたい。大人げない告白大作戦の開幕!
君嶋彼方『一番の恋人』(KADOKAWA刊)
『君の顔では泣けない』の著者が描く、恋愛を超える愛の物語
川上未映子『すべて真夜中の恋人たち』(講談社文庫刊)
全米批評家協会賞 小説部門 最終候補ノミネート!
「真夜中は、なぜこんなにもきれいなんだろうと思う」。
わたしは、人と言葉を交わしたりすることにさえ自信がもてない。誰もいない部屋で校正の仕事をする、そんな日々のなかで三束さんにであった――。
芥川賞作家が描く究極の恋愛は、心迷うすべての人にかけがえのない光を教えてくれる。渾身の長編小説。
村上春樹『スプートニクの恋人』(講談社文庫刊)
この世の物とは思えない奇妙な恋の物語
浅田次郎『月のしずく』(文春文庫刊)