本当にオランダのパン?ダッチブレッドを作ってみた
ホイ!ケイチェルおじだよ。
ホイ!っていうオランダの挨拶、なんか間抜けでいいよね。
前に鹿児島の郷土料理「がね」を作ったときに「だんご粉」を買ったんだけど、それまで米粉とは縁のない人生を送ってきたおいたんがわざわざまとまった量のだんご粉を買ったのは、がね以外にも米粉を使って作りたい料理やお菓子が複数あったからなんだよね。
そのうちの1つがダッチブレッド。タイガーブレッドとも呼ばれるように、外側にひび割れができて虎模様に見えるパンだよね。コンビニパンでは見たことないけど、パン屋さんなら大体どこでも置いてるんじゃなかろうか。中にチーズが入りがちなやつ。
おいたんはパンならなんでも好きってわけでもなく、パンのストライクゾーンはかなり狭い方だと思ってるけど、このダッチブレッドは完全に真ん中低め、とりあえず振っとくかっていう感じのパンだな(自分でもちょっと何言ってるか分からないけど、言いたいことは分かるよね?)。
で、ダッチブレッドの表面がひび割れてるのは米粉の生地を塗ってるからなんだって。ダッチってことはオランダのパンなんだろうけど、オランダに米粉ってあんのかな?そう言えば昨日のクイズで皆さんからの答に出たポンデケージョも、ブラジルではタピオカ粉で作るのに日本では米粉で代用されがちらしいけど、ダッチブレッドもそのパターン?どなたか詳しい方いたらコメントお願いします。
ちなみに「ダッチ」っていう言葉は男性ならすぐダッチワイフが思いつくだろうけど(笑)、ダッチロールと言えば飛行機がヨーイングで回転することだね(ダッチワイフを抱いてゴロゴロ転がることではありません)。あと、英語で"go Dutch"と言えばワリカンすることだけど、近年は差別的な言い方だってことで使われないらしい。
以上、ダッチブレッドについて一歩も認識が深まらない話をしたところで、ダッチブレッドを作って行こう。材料はこちら。
昨日のクイズ、珍しく正解者なしでした。いこまさんとまみげさんの「ポンデケージョ」も、かなこさんとぽなちゃんとチョコチップさんの「(もちもち)チーズパン」も、惜しいけど違いまーす。何やら流行ってるらしいポンデケージョは粉チーズのパンかな?一度食べてみたいです。
こちらの「タッパの魔術師」ことやさいのひ先生のYouTubeを参考に「捏ねないパン」で作ります。このクソ暑い時期に捏ねたくない(笑)
まずはタッパに強力粉125g、ドライイースト2g、砂糖大さじ1/2、塩小さじ1/2を入れ、バター10gを溶かしたぬるま湯88cc(くらい)を入れます。
粉っぽさがなくなるまでカードで混ぜたら、生地を広げて蓋をして、15分休ませます。
15分休ませたら、カードで生地を持ち上げて伸ばしたり畳んだりを10回ほど繰り返します。
真ん中に寄せて蓋をして、2倍になるまで発酵させます。
冬のコタツ発酵に代わる風呂場発酵というのを思いついてやってみた。うちの中で一番温度が高い風呂場で、45分くらいで2倍に膨らみました。
打ち粉をしたマットに取り出し、ガス抜きをします。ぷしゅー
三等分します。
1個ずつ平らに伸して丸めて、5分ベンチタイム。
この間にチーズをカットします。5分後にもう一度生地を平らにして、チーズを乗せます。
パン屋さんのダッチブレッドはクリームチーズが多いかな。だけどおいたんはキューブ型のチーズがゴロゴロしてる方が好きだ。
チーズを包むように丸めて閉じます。
閉じ目を下にして天板に乗せ、1.5倍くらいになるまで二次発酵させます。
その間に米粉生地を作ります。だんご粉25g、強力粉小さじ1、ドライイースト小さじ1/8、砂糖小さじ1/2に、バター5gを溶かしたぬるま湯25ccを混ぜます。
混ぜたらこちらの生地も発酵させます。
およそ40分後、発酵した米粉生地を混ぜてガス抜きし、パン生地に塗ります。
米粉生地は少し固いのにパン生地はぽよぽよで、上手く塗れんかった。本当は上新粉のところをだんご粉使ったからかな?
とにかく焼いてみよう。210度で20分だと全然足りなかったので、230度で5分追加しました。
じゃじゃーん
やっぱり生地の塗り方が悪かったのか、パン屋さんのダッチブレッドみたいに綺麗にはならなかったね。
割ってみると外はカリカリ、中はちゃんと空洞ができてチーズたっぷり。
やっぱり焼き立てだからめっちゃ美味い。外の米粉生地がカリカリサクサク、パンはふんわり。パン作りは時間かかりまくるけど、どんなパン屋さんのパンでもおうちの焼き立てに勝るものはないんだよなー。
ちなみに昨日の夕ご飯はこうなりました。
おかずは牛肉、にんじん、玉ねぎをハイネケンで煮込んで、揚げナスと一緒にトマトクリームで和えたもの。
これが本当のナスのオランダ煮だー!
「ナスのオランダ煮」って、普通は揚げ浸しのことよね。16世紀ごろに長崎の出島を通じてオランダの油で揚げる調理法が伝わって、なぜかナスを揚げ浸しにしたものが石川県の郷土料理になってるという、訳のわからない料理だ。なぜかダッチ関連のものは何でそう呼ばれてるのか、可笑しいものが多すぎる。
おわり。