クロワッサンとパン・オ・ショコラ、あなたはどっち派?
ボンソワー!ケイチェルおじだよ。
フランスと言えばクロワッサン、クロワッサンと言えばフランス!
おいたんがフランスに行って最初に感動した食べ物がクロワッサンだったね。それまで焼きたてのクロワッサンなんて食べたことなかったから、パリに着いた翌朝のホテルの朝食に出てきたクロワッサンに感動したよ。いま考えてみると、あれは果たして焼きたてだったのか?ただリベイクしただけの可能性もあるけどね。でも「こんな美味しいクロワッサン食べたことない!」って思ったよ。
しかし今や日本にもピカールの冷凍クロワッサンがあるから、おうちで美味しい焼きたてクロワッサン食べられるけどな。だからわざわざ自分で作らなくてもいいんだけど、これまで折り込み生地のパンやお菓子を作ってきたおいたんとしては、今まで作ったことないクロワッサンを一度作ってみたかったというだけだ。
なにせ家庭で折り込み生地を作るのは冬のあいだじゃないと無理だと思う。タルトですら夏は厳しいもんね。ちなみに今日のおいたんは部屋の暖房を切って、寒々としたキッチンでTシャツ1枚で作ります(パーカーなどの上着類は粉で汚したくないし、もれなく猫の毛まみれなので😂)。
レシピはこちらのYouTubeを元に作っていきます。
↑どうやら時短レシピらしい。クロワッサンと言えば何より折り込み回数が注目点になるわけだけど、こちらのレシピは四つ折り2回の16層。調べてみたら三つ折り3回27層が日本では一番オーソドックスらしいけど、16層派もいるらしい。四つ折り2回を一気にやっちゃうので、途中で冷蔵庫に入れて冷やす時間は不要。おいたんはそもそも16層と27層の違いもよく分かってないので、とりあえず16層でやってみよう。
最初にバターをクッキングシートに包んで15cm四方に伸し、冷蔵庫で冷やしておきます。
全部の材料はこちら。
せっかくなのでパン・オ・ショコラも作っちゃおう。ちなみにおいたんがフランスで食べたパン・オ・ショコラは、日本のやつとあんまり変わらなかったよ(笑)
①生地を捏ねて一次発酵させます。
↑バター入れたらまあまあベチョベチョな生地。1〜2分捏ねてたら手につかなくなるけどね。
と、ここで大きな失敗をしてるっぽいことに、あとで気づいた。おいたんは普通のパンと同じように、生地をある程度捏ねた後にバターを入れたんだけど、クロワッサンは最初にバター入れないといけないらしい(動画でもそうしてる)。
後で調べて分かったことだけど、クロワッサンはグルテンをあまり出しちゃいけないらしい。生地が縮んで伸ばしにくくなるし、グルテン膜がしっかりしすぎてると焼いたときに破れてしまうらしい。動画でも捏ね時間5分のところを10分くらい捏ねてしまった。これが後々大きく響いたかも。
さらに驚いたのが、一次発酵は冷蔵庫で30分だけ!ウソでしょ?と思ったんだけど、とりあえずやってみることに。
↑こんな感じでトレイに広げて冷蔵庫に30分。ほとんど膨らんでなかった。
②生地を伸ばしてバターを包み、四つ折りを2回します。
このパートは無音でお届けしました(笑)
③冷蔵庫で30分冷やし、薄く伸ばします。
ここがめーっちゃ大変だったわ。動画では50×20cmに伸ばせって言ってるんだけど、ムリムリムリ。とにかく生地が縮む。一度10分ベンチタイムを取ってみたけどダメ。さらに冷凍庫で4分冷やしてもダメ。
40cmに伸ばすのが精一杯でした。これ以上はどうやったって無理。
やっぱり捏ねの段階でグルテン出しすぎたのかなあ。ちゃんとレシピ通りやらないとダメだね。
④何はともあれ成形します。
動画では10cmずつ印入れてるところを7cm幅にしました。
左の二等辺三角形はクロワッサン、右の平行四辺形はパン・オ・ショコラにしよう。
二等辺三角形を巻いていきます。
くるくる🌀
くるくる🌀
ちょっと小さい気がするけど、なーんだ、ちゃんと成形できるじゃん。
↑クロワッサン5個+端っこの余り生地を巻いたやつ。
平行四辺形は少し伸ばしてカットして形を整えて、板チョコを乗せます。
これもくるくる🌀
↑とりあえず今日はクロワッサン3個、パン・オ・ショコラ2個焼いてみよう。残りは冷凍しときます。
⑤二次発酵と焼成
クロワッサンの二次発酵は30度以下、26〜7度くらいで行うのがベストらしい。30度を超えるとバターが溶けてしまうからね。とりあえずおいたんは暖房をガンガンつけた部屋に30分おきました。
二次発酵が済んだら塗り卵します。
220度のオーブンで13分くらい焼きます!
↑一部バターが下に漏れてるやつがある。生地が破れたのかなあ。
⑥実食
見た目はけっこういいんじゃないでしょうか?
↑ハチの巣はこれでいいのかな?ピカールのクロワッサンなんかとそれほど変わらない気はするけど…
しかーし!食べてみると、味が少し薄い!
クロワッサン特有の甘さとか塩加減が足りない気がする。バターが溶け出したからか?
それともピカールのやつを始め、今ドキのクロワッサンって発酵バターを使ってるのがデフォだから、それに慣れてしまって普通のバターじゃ物足りなく感じてしまってるのだろうかね?(今回は四つ葉の無塩バター使用)
その点を除けば、パン自体はカリッ&ザクッとして美味しくはあるんだけどね。なるほど16層だと固めに仕上がるというのはこう言うことか。27層だと、もっちりした普通のパンに近づくらしい。どっちが好みかと問われると難しいな。どっちもアリだと思う。
ちなみにクロワッサンは「焼きたての中がもっちりしてるのが好き派」と、「余熱でしっかり中まで焼き切って、少し冷めて味が馴染んだのが好き派」に分かれるらしい。それと同じように、層の違いでも好みが分かれるのかもしれない。おいたんはピカールのクロワッサンは焼きたてもっちりが好きだったけど、今回作ってもっちりじゃなくてもいいかもと思った。
パン・オ・ショコラは普通に美味しいです。食べかけ失礼。
うーん、暖かくなる前にもう一回くらいチャレンジしときたい気もするなあ。思ったよりクロワッサンは奥が深かったわ。
おわり。