コリアンダー (セリ科)
コリアンダー (セリ科)
和名 パクチー、コエンドロ、シャンツァイ
【効き目】
健胃、駆風、鎮静、消化不良、食欲減退、お腹の張り、デトックス、美容など
コリアンダーは、地中海沿岸部を原産地とするセリ科の植物です。高さは60~120cmほどであり、光沢のある緑色の葉は成長するとともに裂けて羽のようになります。また、初夏には淡い紅色や白色の花を咲かせます。コリアンダーの生の葉や未成熟の実には独特の強い香りがあり、その臭いはカメムシや南京虫にも例えられ、コリアンダーの語源にも「koris(虫)」という言葉が含まれています。しかし、乾燥させることによってレモンとセージを合わせたような爽やかな香りへと変化します。主にコリアンダーの生の葉が、ハーブとして中東・アジア・南米などで幅広く利用されています。もともと地中海沿岸部を原産とするハーブではありますが、現在ではタイ料理や中華料理の香味付けに用いられるなど、エスニック料理には欠かせないものとなっています。また、ヨーロッパではコリアンダーの種子の部分が主にスパイスとして利用されています。独特の強い香りを持つ葉に比べて、種子には甘くスパイシーな香りがあります。主に、薬効の面からは葉より種子の方が多く用いられています。生の葉を使う料理には、トムヤムクン、鶏肉などのフォー、カオマンガイ(シンガポールチキンライス)、サラダ、生春巻きなどがあります。また炒め物やパスタ、天ぷらなどでも食べれます。一方、コリアンダーシードからはエッセンシャルオイルが抽出されます。生の葉とは異なる、さわやかで柑橘に近い香りが人気です。カレー用のスパイスとして活用するのが代表的ですが、インド風煮込み料理や炒飯、サラダやスープの風味付けなど、世界の料理と相性が良く日々の料理に取り入れやすいといえます。エッセンシャルオイルは、リナロールやゲラニオールなどの主成分がグリーンフローラルの心地よい香りを、カンファーなどがスパイシーな香りを構成しています。
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※参考文献一覧
すすきちえこ、はじめてのハーブ手帖、メディアパル、
2020、p85
わかさの秘密
https://himitsu.wakasa.jp/contents/coriander/