おもちフレンチトーストにもの申す!
おっさんの雑飯0129
米無し生活42日目。
お正月過ぎた辺りからのあるあるがひとつ。
多くの料理系の配信者や投稿者の皆様こぞって『余った切り餅で~』て類の動画やら記事やら出されますな。
そもそも餅なんて素敵旨い食材、うちでは全く余りゃしません。
雑煮やら磯辺やらでもっちゃもちゃ食ってたらあっという間に消えまする。
が、
ちょっと作ってみたい!と思う品をいくつか見つけてしまいまして。
買い出し担当の伴侶に「安くなって、余裕があったらでいいから」と念押しした上で切り餅を依頼してありました。
『余った切り餅で~』という料理を作りたくて切り餅を買う本末転倒。
で、
なんと以外に早く値下がりしてたらしく、ささっと買ってきてくれまして。
さっそくいちばん憧れていた料理に取り掛かりました。
おもちフレンチトーストです。
どれ参考にすりゃいいのかわからん程わんさか動画や記事あり。
こうして他の方の作ったもの見てるだけならめちゃくちゃ旨そう。
なの、
です、
が、
こやつ、
かわいらしいなりして結構な難物でございましたぜ?
動画内で簡単に作れるとかおっしゃる方いましたがそりゃ嘘だ。
『腕があれば』とか『慣れれば』という但し書きが必要でしょうねえ。
⇧最初に作ったもの。
真似して作ってみた皆様方の失敗談と同じ経験を私もしました。
餅の特性が邪魔しよるのですよ。
あっちゃこっちゃでねばる、とにかくねばる、ねばねば。
餅なので当たり前なのですが、これがまあうっとうしい。
餅と牛乳や水を混ぜるのが上手くいかない。
生地がこびりつくので扱いづらい。
焼いてる際も下手にいじるとすぐ破れる。
洗いものが面倒くさい。
なので、
最初に作ったものはダマだらけ、必死に混ぜた腕の筋肉が疲労でパンパン、折りたたむ時に破れてこぼれた中身が鍋肌にくっついてぐっちゃぐちゃに、こびりついた生地を残らず洗い落とすのに気分が凹む。
うがー!となりつつもどうにか仕上げて伴侶と食べてみました。
「・・・」
「・・・」
「そこまで絶賛されるほど旨いかこれ?」
「おいしいはおいしいけどね」
「普通のフレンチトーストorおもちフレンチトースト、選ぶなら?」
「ぜったいふつうの」
「だなあ」
「まちがいないね」
「・・・」
「・・・」
という感想。
つまり、
労力>味
でした。
失敗だらけだったのがちょっと悔しくてもう一度だけ作ろうと思い、
焼いてみたのが⇧こちら。
そこそこ上手くいったっぽい。
最初の失敗を踏まえた注意点
切り餅はそのままではなく小さく切った方がよさげ
牛乳や水を注いでレンチンする際は時間ではなく餅の状態を見て止める
ダマになりやすい角の部分が充分にほとびるまで加熱
ホイッパーよりもゴムベラ
圧しつぶしねじるようにして熱いうちに手早く混ぜる
焼くときはケチらずなんかしら油脂を引いた方がよさげ
鍋肌から剥がす際は慎重に
焼き固められてくっつかなくなくなるまでいじらない
こういったところに気をつけてました。
で、
私の結論は結局、
労力>味
てことで変わりませぬ。
好みは人それぞれ。
どれだけ流行ってても私と伴侶には合わなかったようでございます。
少なくともあとひとつ、これぞと試してみたいものが決定済み。
しかしなにやら暗雲立ち込めてきた感あり。
はてさて、次の品ではどうなりますやら。
それではまた次回。