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焼き上げていく時の香りに癒される

おっさんの雑飯0093

⇧上記の回で食べるようになったオートミール。

砂糖を溶かして甘くした牛乳でオートミールを煮たものを朝食に。
余ったので昼食もこれでいいやと放置してたら、水分に飢えているオーツがぐんぐん牛乳を吸って、昼に覗いたらすっかり水分が消失。
もったもたになってしまいました。

乾燥させた麦なのだからそりゃそうなるか、と。
で、
せっかく纏まって生地っぽくなってくれてんだからこのまま焼いてみよう、と深く考えずに実行したのがこちら。

2000年公開、ドラマのリメイク映画『チャーリーズエンジェル』。
ルーシー・リュー演じるアレックスの焼いたマフィンが固すぎて、思いきり投げつけたら壁に刺さる、という場面を思い出しました。

中までしっかり水分が抜けるように焼くと岩みたいになるんですねえ。

自分が今まで作ってきた料理の最高硬度をぶっちぎりで更新。
伴侶にも食べてもらったのですが、

「固すぎ」
「かじれない」
「割れもしない」

などなど、いかに固いかについて心温まる賛辞を頂戴しました。

「味はわるくない」

らしいです。

その後、
火を通さず混ぜたものも焼いてみましたがやはり固い。
バターや油を入れるとサクサクになるようですが、バターはお高いですし、適してるサラダ油などは先日切らしてしまいました。
まあないものはどうしようもありません。

いろいろ足りない、辛うじて焼菓子の体を成してるものですが、がりごりと咀嚼し続けると素朴な甘みがじんわりと楽しめます。
顎も鍛えられるし、1~2個で腹持ちも抜群、お通じも快腸。

お菓子作りが好きな人から見たら噴飯ものなのでしょうが、なんだかこれはこれで『雑菓子』としてありな気もします。
不思議とまた食べたい。
焼き上がりを待つ間に漂うあの甘い香りも最高でした。

実は、オートミールで作ってみたいものの目星は別につけてます。
なので、
あくまで偶発的に生まれたこの焼菓子ですが、私にとっては捨てがたいものになるかもしれません。

それではまた次回。

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上中下只人
何卒サポートのほどよろしくお願いいたします。 皆様に頂戴致しましたお気持ちは御恩報として全て我が伴侶に捧げさせていただきます。