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気持ちの確かめ合い

まだ幼い我が子の声を代弁するように、
ママは声をかけながら接している。

話せなくてもその子にとっては
自分の気持ちがナレーションのように伝わる。
それは同時に、幼い子がいち早く感情を知る機会になるのだろう。
周りに声をかける人たちが多い人ほど、きっと感情豊かになっていく。

また、それと似たような感覚にアーティストがいる。
自分の気持ちを歌詞として代弁しながら歌ってくれる相手を耳にし、確かめるかのように心で聴き、好きになる。

そう思うと、こうした言葉もきっと同じなんだろう。
誰かが自分のことのように綴る言葉がスっと入り込む。
自分の中で何かを惹き付け、読ませている。
その人ならではの言葉を、声を、好きになる。

いつだって自分を映す鏡。何かしらの接点。
気持ちの通じ合いを人は探し続ける。
理解者を探している。

違っているようで似てる、
そんな感覚を文字にしたかったんだ。

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