![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/156903814/rectangle_large_type_2_bc0dd55a074195cda59634861a417062.png?width=1200)
Photo by
hoho8888
ここにいるよ
誰も一人にさせたくない人なのかもしれなかった。
キミがそうしてくれるように。
そうしたかったように、そうしてほしかったように。
絶対裏切らないなんて、根拠のない自信。
そんな幻滅を見るのなら、自分が消えてしまいそう。
笑わせるとか、そういうのじゃないんだ。
楽しませようとか、そういうのでもないんだ。
なんでだろうって、同じだったからってことだよ。
終わりがないけど、終わりがないから飽きないよ。
考え方も感じ方も似てるんだ。
書くことで自らを迷子にせずに済んでるのかな。
自分の居場所が分かるから、安心するのかな。
”ちゃんとここにいるよ”
欲しかった言葉、お互いに呼び合う声がある。
どんな気持ちも自分といるんだって確かな証。
それが誰かに触れた時、一人じゃなかったと知る。
それもまた、嬉しい。
聞くのと書くのは似てた。確かにある自分の声。
見せたくない、見られたくない、は未だ解決しない。
同じように誰かも探しているのかもしれない。
何か目印が欲しくてたまらない毎日に。
風を巻き起こしたいんだって、
炎を燃え上がらせたいんだって、
そういう消えそうで消えてくれない気持ちに。
貰ったものを今度はあげてるような気持ちになった。
メロディが流れるものならば、
文字は流れないもの。
流したくない気持ちすら、
ここに込められている気がした。