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目が合えば笑えるのさ

いつからだろう。
ため息は付きものだった。
呼吸をするかのように、吸って吐いた。
頑張って息をしている、それだけだった。
だから、ため息は決して悪役なんかじゃない。

ごめんねって言いながらも笑ってくれた。
どうしてため息出ないの?って聞いてみた。
そう思うことがないと言われて衝撃だった。
ため息を知らない人もいるのかな、すごいな。
そんな生き方をこれからは望んでみようかな。

心が通えば、目が合ったら笑えるんだ。
笑顔になった途端に、ため息は消える。
いつだって笑ってればいいんだ、そう思った。
笑ってるほうがいいに決まってる。

目が合えば笑えるのさ、言葉の外側で。

言葉がなくても笑えることは嬉しかった。
心にゆとりができた。
周り見る視線も必然的に軽くなった。
もう大丈夫だ、そう思えた時の安堵がとても温かい。

怖くてひとりで過ごすようになっていたけど
でもきっと、一緒にいるから怖くないんだって
あの時みたいな感覚をまた思い出した。
ちっとも一人なんかじゃなかったよ。

仲間を増やすことは、居場所を増やすこと。

この世界はひとりで戦うものじゃないってこと、
みんながいるよって、味方なんだよって、
信じること、関われることが大切なんだ。
そうやって、ずっといたい場所になれたらいいよね。

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