「生涯編集者」だった原田奈翁雄さん
『生涯編集者──戦争と人間を見すえて』の著者、原田奈翁雄さんが亡くなりました。
本作りの情熱が全身からほとばしる熱い方でした。
日中戦争・アジア太平洋戦争敗戦時、18歳の原田さんは右翼団体「殉皇菊水党」を結成して、“鬼畜米英の総大将”マッカーサー大将の命を狙うテロリストになりました。
写真は1946年5月、殉皇菊水党が行なった唯一の党活動「皇居内清掃の勤労奉仕」のときのもので、ねぎらいに現れた昭和天皇に一同頭を下げている場面です。
この43年後に、原田さんは『長崎市長への