姿勢改善トレーニングをするメリットとは?
子どもの頃から
「もっと真っ直ぐ立ちなさい!」
と言われたことはないでしょうか?
でも、“真っ直ぐに立つ”というのは、
実際どういうことなのでしょう?
一般的に“いい姿勢”と言われるのは、
頭から肩および肩から腰のラインが一直線になっており、
ヒザが軽く曲がっていて、
足が地面にしっかり付いている状態。
姿勢改善トレーニングは、
背骨を支える筋肉を伸ばし、
長く強くすることで、
健康的なアライメント
(骨や関節などの並び)の維持を助けます。
姿勢に特化したエクササイズを取り入れるのは、
ケガを防ぐための大事な戦術。
私たちの背骨がもっとも強くなるのは、骨、筋肉、関節のアライメントが整っているとき。
ジムで起こるケガのほとんどは、
不適切なフォームや姿勢が原因。
普段の姿勢は
慢性痛(頭痛、首・肩・腰のコリや痛みなど)にも影響を及ぼすため、正しいアライメントを維持すれば、体の動きだけでなく気分もよくなることがあります。
ウエイトリフティング、
ヨガやピラティスのようなエクササイズはいい姿勢を維持するために必要な筋肉の強化に役立つけれど、
その努力はジムの外でも継続するべきです。
ジムにいるときはフォームにこだわっている人も、
普段の生活の中では自分に甘くなりがちです。
姿勢がよくなると、
自分の体重がしっかり足に乗るようになるので、体のバランスもよくなります。
(施術によって全員が体感できます。)
姿勢がよくなると、
自分に自信もついてくる。
姿勢と自尊心は強く関連しています。
姿勢がいいとエネルギーが湧いてくるだけでなく、
そのエネルギーが周りの人にも伝わって、いい反応が返ってくるようになります。
その姿勢に影響を与える筋肉とは?
姿勢にとって一番大事な筋肉は背中の筋肉です。
女性は特に胸部が重く、
(背中の筋肉が強くないと)肩が前に引っ張られてしまうからです。
また、多くの人は長時間のデスクワークやパソコン作業で胸の筋肉が硬く、
短くなっているため、
肩が前に引っ張られて下がってしまいます。
背中の筋肉を鍛えこの状態を緩和して、
真っ直ぐ立てるようになります。
アライメントの取れた姿勢を維持する上では、体幹も重要な役割を果たします。
体幹の深層部にある筋肉は私たちの胴体を支え、背骨の自然なS字カーブを維持するのに役立ちます。
プランクやフラッターキックのような従来の体幹エクササイズも効果的ではあるけれど、
片足立ちや継ぎ足歩行(片足のつま先に反対の足のかかとをくっつけながら一直線上を進む歩き方)のようなシンプルな練習も、体幹を鍛えて姿勢を改善する上で大いに役立ちます。
(これにはファーマーズキャリーもおすすめです)
姿勢筋に特化したエクササイズもあるけれど、全身を鍛えることの重要性をあえて強調します。
姿勢に無関係な筋肉は1つもないので、
全体的なフィットネスにフォーカスすれば、体の位置やアライメントをより強く意識できるようになることは間違いないです。