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\職場で使える話し方の心理テクニック16「セルフ・ピグマリオン効果」/#195


なかなか自分に〇、イエスを出せないあなたに、今日はこのお話です。
意外と盲点ですよ。



①ミスに対する言葉がけ


昨日私の講座がありました。本当に素敵で優秀な生徒さんばかりなのに、なぜか「自分に自信がないんです。」「自分には何もないです。」なんていう声をたくさん聞きました。

全然そんなことないんですよ。それなのに、「私は何もない。でも他の人はみんなすごい。」って、なぜか全員が言うんです。もったいないなぁ。と思って聞いていました。

誰でもミスをしたり、失敗をしたこと、ありますよね。「なんであんなことしちゃったんだろう。」と落ち込んで、自分を責める方向に入りがちです。

でもね、考えてみてください。みなさんの部下や後輩、スタッフがミスをした時に、どんな風に声をかけたらいいですか?

ここでも何回も言っているので、気がつかれたと思います。
褒め言葉を使ったり、相手を承認する言葉がけをしましょう。っていう話を、たくさんしていますよね。ついこの間も褒め言葉5対1の法則の話をしました。

また、サンドイッチ話法(PNP話法)もご紹介しました。
褒め言葉を言ってから相手を注意するとか指導する一言を入れて、最後にもう一回「期待しているよ。」こんな言葉をかける。

仕事ができる方は、この意識を持って言葉がけをしています。


②自分にもポジティブな言葉がけを


これを自分にもしてください。
何かミスがあった場合に、「いつも頑張ってくれてありがとうね。今回もしっかり準備に時間をかけていたよね。本当に頑張ってた。その部分に関してはお客様も大変喜んでくださっている。今回のミスはもちろん良くないよ。でも終わったことはしょうがないから、次からミスを防ぐにはどうしたらいいか一緒に考えていこうか。」

こんな風に自分にも言ってあげてほしいんですね。セルフ・ピグマリオン効果をねらうんです。


③ピグマリオン効果とその応用


簡単に説明するとピグマリオン効果とは、「期待しているよ」など承認の言葉をかけることで、相手が期待してくれた通りに成長することを言います。

これを自分にも使ってほしいんです。誰でも自分のできていないところが気になります。人からの評価に落ち込む、プライドが傷つく、恥をかいた。こうなっちゃうんですよね。

でもだからこそ自分の努力も認めて、自分自身にも感謝を伝える。こうして自分に期待をかけて成長を自分で促す、セルフ・ピグマリオン効果。
これを相手に期待するのと同じように、ぜひ自分に対しても使ってください。

みんな「ありがとう」が大事な言葉だと知っています。「一日にたくさんありがとうを言う人って素敵だよね。」みんな知っています。日本語の中で一番美しい言葉が「ありがとう」だって知っています。

だから頑張っている自分にも「ありがとう」と伝えて、自分自身がさらにやる気になる。セルフ・ピグマリオン効果をぜひ試してみてください。


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