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バレンタインに咲くバラ

寒さが厳しいバレンタインのころに庭でバラが咲きます。毎年この時期に咲くので、今年もまた咲いてくれると思って期待していると、やはり咲いてくれますね。バレンタインに咲くのでバレンタインローズと勝手に呼んでいます。


バレンタインにバラを見ると、春が近づいているとわかります。今日の見出しの写真はバレンタインに咲いていたバラです。芝は枯れていて常緑の葉っぱ類も勢いはありません。このような中で咲いてくれるバラさんのパワーは有難いですね。


寒いときには蕾が膨らむにも日数が必要で、花が開くにも時間が掛かります。花が咲くには物凄いエネルギーを必要としているのだと、冬のバラは教えてくれます。


半開きのまま花びらが寒さで固まったように見えるバラがあるので、暖かい部屋でコップに差しておこうと思います。ここまでよく頑張りました。


クリスマスやお正月にも、バレンタインデーでも雪の中でも咲くバラたち、元気をくれますね。勇気をもらっています。バラには手をかけていないどころか、最近は放りっぱなし状態なのに咲いてくれる頼もしいバラたち。ひょっとして自然体が良いのかもしれないですね。虫と一緒にバラ育てをしていますから。




自然体で「適当にやっている」のが私のバラ育て。農薬散布はしたことがありません。しないので虫はたくさんいますよ。肉食昆虫たちはバラには草食昆虫がやって来ることを知っているので、バラの花に隠れて虫を待っています。草食昆虫たちはバラの甘い香りに釣られて、バラの蕾や花びらを齧ったり、新芽や葉を食べたり・・・そして・・・

これはある年の5月のバラです。
ササグモがいますね。
クモは最強の捕食者です。


クモの凄さを知っていますので、畑でも小さなクモ類を増やそうとしていますが、里山の自然は巨大で、なかなか私の思うようにはなりません。でも、最近は畑で小さなクモを見かけることがあり、嬉しいですね。クモさんたち、畑でも仕事をしてくれます。

こちらは庭のユリの蕾にいるキリギリス。
ユリの花粉が好物です。
幼いときには草食昆虫で
成虫になると肉食昆虫というキリギリス。


畑には花を植えています。畑に来るとその可愛い花たちに癒されて元気が出ます。でも実は、小さなクモ類を呼び込むために、畑に花を植えているのです。畑に花を植えると余裕があると思われそうですが、余裕がないからこそ花を植えているというのが正直なところです。


畑は、思うようには物事は進まないことを教えてくれますね。相手は里山の自然ですから、私のちっぽけな頭では大自然の叡智の足元にも及びません。でも、そこには自然の温かさや応援もありますので、また今年も野菜作りとバラ育てを楽しむつもりです。


お読みいただきありがとうございました。

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