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【選書リスト】谷川俊太郎、詩集以外の本、ベスト5
谷川俊太郎さんが亡くなった。
まだ、俊太郎ロスが響いてる。
あれ、僕ってこんなに
谷川俊太郎さんが好きだったっけ?
男性詩人なら
長田弘や吉野弘さんを
谷川さんより読んできた。
それより、女性の詩人たちを
読んできた。
茨木のり子さんや、
石垣りんさんを。
でも、やっぱり谷川俊太郎さんが
恋しい、恋しいよお。
どうしたんだろうな?
そんなポッカリを直すため?
谷川俊太郎の本ベスト5の
セレクトすることにします。
それも、できれば、
詩集でない本を5冊セレクトしたい。
これで僕の俊太郎ロスは
癒されるでしょうか、どうか。
①『ひとり暮らし』
毎年、夏の新潮文庫フェアで
並んでいた、おそらく
谷川さんのエッセイ本で
もっとも馴染みがある、
日常の暮らしをつづった本。
新潮文庫。
②『魂にメスはいらない』
河合隼雄と谷川俊太郎の対談本。
河合隼雄の心理学の世界を
読者のスタンスと好奇心で
谷川さんが質問していく。
これは、この2人のコンビだから
できた素晴らしい対談本です。
講談社アルファ文庫。
③『詩人なんて呼ばれて』
語り手は谷川俊太郎さん。
聞き手は元・読売新聞記者の
尾崎真理子さん。
父親の哲学者、谷川徹三や
元妻の佐野洋子らとの関わり等を
長時間のインタビューで
浮かび上がらせた谷川さんの
素顔が伝わる本です。
新潮文庫。
④『星空の谷川俊太郎質問箱』
読者から届いたさまざまな
質問や相談に、谷川さんが
ユニークに答える書籍です。
質問を募ったのは、
糸井重里のほぼ日でした。
人生で一番美しい思い出は?
宿題をするとなぜ眠くなる?
叶わぬ恋をしたらどうするか?
寂しくなったら役にたつおまじないを
教えて欲しい。
とにかく、子供からお年寄りまで
男女さまざまな立場の人からの質問に
谷川俊太郎はどう答えるか?
そんな質問が、64問あります。
ほぼ日、単行本。
⑤『呼吸の本』
谷川俊太郎と加藤俊朗、共著。
2010年。まだ今のように呼吸の
重要さが普及していない、
いや、普及する直前に出された
画期的な本だった。
一目でいい本だとわかる、
いいデザインだった。
これも、②と同様に、
専門家の加藤さんに
谷川さんが好奇心から
読者の立場で質問していく。
自分を「ゼロ」にできるところが
谷川俊太郎さんの才能でしょう。