【本屋】リアル書店のため、もっともっと本気にならねば!
2006年の映画『フラガール』を観て
これは衰える石炭産業と
それに取ってかわる原子力産業の
し烈な競争が背景にあったんですね。
以前観たときは気づいていなかった。
電子書店とリアル書店の世代交代は
これに似ているかもしれない。
今、マンガは全売り上げの
8割は電子書籍。2割が紙のコミックス。
また、文字ものは小説もビジネス書も、
1割が電子。紙は9割。
これからは、文字ものの売り上げで、
電子書籍がどこまで伸びるか?
目が離せません。
狡猾な電子書店や
電子を販売する出版社や取次は
「私たちは紙と電子の両立が理想だ」と
きれいごとを言っているのが現状です。
私もまあ、noteで、たびたび
紙の書店の生き残りを願い、
紙の書店への愛情を書いてきましたが、
電子書籍の収入がなければ、
自分の給料は成り立たないのが実状。
お給料もらいたさに、電子書籍の
売り上げのための仕事をしています。
ズルい奴です。筋が通ってない、汗。
本気で紙の本の未来を守りたいなら、
紙の書店が生き残るために
もっと出版社がやるべきことが
山積みだというのに、、、、。
節操がないなあ…。
紙の書店のためには変えるべき
問題点を抱える出版社が、
儲かるからというただそれだけの理由で、
電子書籍の販売に力を注いでいます。
正直、出版界で、表現者だ、言論人だ
なんて呼べそうな、節度ある人は
出版界にはちっともいないんです。
私もそう。
そうした情けない人間の一人。
本当は、会社でも、
電子書籍の施策はストライキしてでも、
紙の書店や紙の書籍のために
頑張っていきたい…。
もう「ぬえ」のように紙と電子、
どっちの書店にも味方のふりをしてる
自分が本当に情けない。
映画『フラガール』を観ながら、
全然中身とは関係ないことが
次から次へと溢れてしまう夜でした。