マガジンのカバー画像

読むことは受け身ではない!

331
「読む」という行為は、受け身な行為ではない。非常にクリエイティブです!というお話を書いていきます。
運営しているクリエイター

#創作

【自費出版】少女へのプレゼントから始まった「不思議の国のアリス」

最近、アリスと島崎藤村に 関心が行ってしまう。 共通点は、自費出版!です。 アリスは、最近…

【吉行淳之介】心にポッカリ穴をあけてくれる小説家

心が奪われる読書について。 吉行淳之介という作家がいました。 (1924〜1994) 芥川賞、谷崎…

【作家】たまたま書いたら旨かった作家・幸田文や武田百合子が羨ましい。

夜、寝る前なら たぶん向田邦子のエッセイを取る。 構成がわかりやすいし、 文章も極めて平易…

【表現】創作や表現は無力。

「表現というものの無力さの認識、 それがあらゆる表現者の出発点で あると私は考える。」 「…

【作品論】作家の私生活やプロフィールは無用?必要?

「作品と作家は独立した別ものだ」 「作品は作家の私生活とは関係ない」 まだ20代だった頃、 …

【創作】三人称小説は、ドローンの操縦によく似てる?

三人称の小説。 というと、何か小難しい話かと 思われるかもしれませんが、 19~20世紀のほと…

【小説】一人称のメリット&デメリット?

一人称の小説は、なぜこんなにも ひとの心を掴むのでしょう? それは内面を掘って掘って 掘りまくることができるから。 内面を掘る専用の ショベルカー? みたいなものなんでしょう。 思えば、太宰治の 『人間失格』は 冒頭の酒場のマダムの序文も含め、 全部、徹底的に一人称ですね。 自分が普通の?人かどうか 疑いながら、 自分の葛藤を書くなら 一人称しかない。 もしもこれが 三人称形式であったなら、 また全然、趣が違う作品に なっていたでしょうね。 ちょっと読んでみたい気

【創作】面白いのは、作者ファースト本か?読者ファースト本か?

作家にとって大切な本と、 世の中的に売れる本は、 ぜんぜん違います。 なぜそんな違いが出るん…

【創作】なぜ大島弓子の猫エッセイは胃もたれしないのか?

コミックエッセイでは、 飼ってる猫や犬、 家族やパートナー、 ハマってる宝塚や山登り、 はた…

【創作の資格】あなたはそれを書くに相応しい資格がありますか?

この冬休みは ハードカバーを一冊 買うことにしました。 ふだんは、文庫ばかりですが、 2021…

【キャラクター】江戸川乱歩と横溝正史にあって、松本清張にないものはいったい何?

創作はキャラクターが命って 本当か?パート2。 先日、推理小説の研究家と 話をしていたら、…

【創作と読書】創作はゼロイチ。読書はイチヒャク。どっちも凄いクリエイティブ?

「ゼロ→イチ」 お笑い芸人の世界で使われる場合、 それは、ネタを書く人、 「無」から笑いを…

【文学】それは文学と呼べますか?~文学と非文学の境目を考える~

「文学」って一体何でしょうか? 「保育園落ちた日本死ね」。 2016年に書かれ、 待機児童問題…

【小説離れ】小説が「共通言語」によみがえるには?

ふと思ったんです。 今では毎日、ほぼ身辺雑記を 書いている私も、思えば 20代は週一くらいのペースで 短編小説をもう呼吸するかの ように書いていました。 書かないと前に進めない、 呼吸もできない、そんな日々。 全部、恋愛小説でした。 恋人を事故で失った女性とか、 彼の浮気で毎回リスカする女性とか、 太宰治の奥さんが主役の話とか。 全部、20代~40代の女性を 主人公にしてました。 その方が、自分の中で一番 言いたいことが書けたからです。 女性を語り手にしたほうが、 自分を解