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ククブクの味見

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海外の料理本のことならククブクにお任せ! 優れたデザイン性があり、コンセプトにひとと風土と文化が見える海外の料理本「cookbook」を紹介するマガジン「ククブク」を、noteで…
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2018年12月の記事一覧

ゆくククブク、くるククブク

2018年・ゆくククブク編やっぱり今日も書いてしまいました。 いよいよ本日が2018年の大晦日。 やり残したことはないですか? ククブクとしては、今年も数百冊に及ぶ海外料理本をご紹介することができて、特にやり残したことはなーい!(cv. 渡辺謙) あとはゆっくりと今年を振り返りながら除夜の鐘を聞く……そんなつもりで、最後に今年もこのストーリーをお届けしたいと思います。 ぼくが信奉しているサンフランシスコの書店主、セリア・サック。 彼女がサンタモニカのラジオ局KCR

金曜日のcookbookランキング

#100 人生はチョコレートの箱新たな料理本との偶然の出会いを楽しむ、金曜日のcookbookランキング。 2018年12月最後のランキングをお伝えします。 そしてサブタイトルを見てお気づきの方もいると思いますが、おかげさまでこの金曜ランキング、本日記念すべき100回目を迎えました🎊 ということで、今日はちょっとだけこのランキング記事の歩みについて振り返ってみたいと思います。 第1回を書いたのは、2017年1月20日。 https://kukubuku.net/%E

べギリスタインもこの空を見たか

不思議がいっぱいバスクのcookbook2018年も残りあとわずか。 今年最後の通常更新(いや、31日も書くかも!?)では、ちょっと古いですが、9月に発売されたバスク料理のcookbookをご紹介したいと思います。 タイトルは『Basque Country: A Culinary Journey Through a Food Lover’s Paradise』。 記事の出典元は、ジョージア州アトランタの新聞「アトランタ・ジャーナル・コンスティテューション(AJC)」のウ

食材もユナイテッドしたキングダム

モダンブリティッシュ料理店のcookbookあと半年も経たずに平成が終わろうとしていますが、この30年のあいだに世界の料理シーンは大きく変わりました。 その最たるものが、「エル・ブジ」の分子ガストロノミー革命ではないでしょうか? https://kukubuku.net/%E6%96%99%E7%90%86%E7%95%8C%E3%81%AE%E7%9F%A5%E3%81%AE%E5%B7%A8%E4%BA%BA-%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%96db

パンクから始まるメリークリスマス

ハロウィーンから正月まで使えるイギリスの料理本 今日はクリスマスということで、この時期に役に立つcookbookをご紹介したいと思います。 こちら。 昨年に発売になった『Gizzi’s Seasons Eatings: Feasts & Celebrations from Halloween to Happy New Year』というタイトルのcookbookです。 この本の著者は、イギリスのシェフでTVタレントのギジー・アースキン。 彼女はプロのボディーピアッサーと

ミルクパンチとグロッグのあいだに

本当にクリスマスパーティーに役立つcookbook今日はクリスマスイヴ! みなさんはどんなごちそうを用意しますか? 友人たちが集まる大人数のパーティーを計画しているひとは、どんな料理にしようかあれこれ悩んだことと思います。 そんな悩みにさいなまれるのは、洋の東西で変わらないようで……。 イギリスの新聞「ザ・ガーディアン」のウェブサイトに、クリスマスの料理に関するお悩み相談が掲載されていました。 ちょっとタイミング的には遅いですが、クリスマスパーティーの料理作りに役立

金曜日のcookbookランキング

#099 カクテルは誘惑するだけじゃない新たな料理本との偶然の出会いを楽しむ、金曜日のcookbookランキング。 12月第3週のランキングをお伝えします。 今週はあまり外出せず、書き仕事を多くこなしていました。 そんななか、息抜きに観たのがニール・ジョーダン監督の『クライング・ゲーム』。 公開当時ぼくは大学生で、映画史の授業もとっていたりして、結構たくさんの封切り映画を観ていたんですが、なぜかこの映画は抜け落ちていた。 その後もずっと気になったりはしていたのですが

冬のごちそうには広告アートがよく似合う

ダイアナ・ヘンリーが選んだ秋のベストcookbook20冊 その7この秋にイギリスで発売されたcookbookのなかから、料理家ダイアナ・ヘンリーが特に優れた20冊をチョイスしてご紹介している、デイリー・テレグラフ紙のこちらの記事↓ 登場しているcookbookを、これまで6回にわたり17冊ご紹介してきました。 前回のストーリーでは、ガーディアン紙、フィナンシャル・タイムズ紙それぞれのレシピコラムをまとめたやや懐古的な『Completely Perfect』『A Long

ドイツの家庭ではどんな料理を食べているの?

ダイアナ・ヘンリーが選んだ秋のベストcookbook20冊 その6料理家で自身もcookbookをたくさん出しているイギリスのダイアナ・ヘンリーが、この秋に発売された多数のcookbookのなかから特に優れた20冊をチョイスしています。 昨日のストーリーでは、ジェイミー・オリヴァーとともにいまのイギリスのフードシーンを作った立役者と言っていいナイジェラ・ローソンのデビュー作『How to Eat』の20周年記念版、ほか2冊をご紹介しました。 料理を「見る」「嗅ぐ」「味わう

料理をするときに感じようS. S. T. T. S.

ダイアナ・ヘンリーが選んだ秋のベストcookbook20冊 その5今日もまた、この秋に発売されたcookbookのなかから、イギリスの料理家ダイアナ・ヘンリーがピックアップした20冊を見ていくという連続ストーリー企画の第5回をお送りしたいと思います。 元記事はデイリー・テレグラフ紙のこの記事です。 前回はロンドンのレストラン「ダージリン・エクスプレス」のcookbookや、メーガン妃が制作に関わったチャリティーcookbook、そしてイギリスで最も人気のあるシェフのひとり

ダージリン急行はいつも各駅停車

ダイアナ・ヘンリーが選んだ秋のベストcookbook20冊 その4この秋に発売されたcookbookのなかから、イギリスの料理家ダイアナ・ヘンリーがピックアップした20冊を見ていってます。 前回はニューヨークのレストラン「エステラ」のcookbookと、イスラム世界と黒海沿岸をそれぞれ旅するcookbook、合わせて3冊をご紹介しました。 レストランのcookbookとトラベル系のcookbookってよく比較されがちですけど、ぼくは「自分以外の他人を生きられる」という点で

金曜日のcookbookランキング

#098 戸外で食べてもボンダイない新たな料理本との偶然の出会いを楽しむ、金曜日のcookbookランキング。 12月第2週のランキングをお伝えします! 今週は、東京の新大久保にある「イスラム横丁」に初めて行くことができました。 新大久保といえばコリアンタウンが有名で、ぼくが行った時もたくさんのひとが韓国のストリーフードやデザートを楽しんでいたんですが、ちょっと路地を入ったところにいまはハラルショップが並んでいる一角があるんですね。 目的はパレスチナのミックススパイス

黒の海を越えて

ダイアナ・ヘンリーが選んだ秋のベストcookbook20冊 その3季節は順調に冬へと移り変わっていますが、ククブクではこの秋に発売されたcookbookを振り返っているところです。 昨日は既報のニック・シャーマや「ジョー・ビーフ」のcookbookのほか、フランスの食の情報をギュッと凝縮した読んでいて楽しくなる書籍『Let’s Eat France』をご紹介しました。 2017年発売のフランス語版を元に英語版が発売されたので、将来の日本語版の発売にも期待が持てる一冊です。

フレンチ、カンカン、大図鑑

ダイアナ・ヘンリーが選んだ秋のベストcookbook20冊 その2ホリデーシーズンに向けて、毎年多くのcookbookが発売される秋。 出版社や作家によっては、この時期にいちばん売りたいcookbookをわざわざ持ってきたりするので、クオリティーの高い作品を発見できるのも楽しみのひとつです。 そんなこの秋発売のcookbookのなかから、イギリスの作品を中心に料理家のダイアナ・ヘンリーがピックアップした20作品を見ていってます。 昨日は、世界中の料理の基本となっている7