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読書してるものの、いまいち成長や変化が感じられない人へ〜コアリーディング/パク・サンへ
対象とする読者
・これから読書を習慣化し、仕事や人生をよくしていこうと考えている方
・読書はしているものの、いまいち成長や変化に繋げられていない方
はじめに
・読書は大事
・読書をしてる人はしてない人より平均年収が高い
・成果を残しているひとは皆読書をしている
社会人になりますと、こういった主旨の文言をよく目にします。
常套句のようにも聞こえますが、自分自身を振り返ってみても、業務時間で得られる・触れる情報というのは極めて限られていますし、仮に読書という選択肢を除くと、情報の媒体は日常では新聞やスマホ、パソコンくらいでしょうか。
想像しただけでも、極めて限定的な情報の中で日々を過ごすことになることは納得できるところ。
自分は、成長意欲がないことは悪だとは思いませんし、時間の使い方も自由だと思います。ただ、よりよい選択をしたり、より効率的に業務を進めたりするには適切な情報を得ることは必要不可欠ですし、何かしらの情報入手の手段を持っていることは大事かと思います。
課題解決のための読書であれば徹底的に目的を明確化すべし
本書の一番の主張を端的に言うと、これに尽きます。
本書は、効率的な読書方法を提案している一冊で、対象となる本はビジネス書や実用書など、課題解決に資する本を対象としています。
※ 小説や腰を据えて読む人生の座右の書などは対象外
課題解決の場合に総花的にだらだらと全文を読むと、なんか大事なことが書いてあったけど、今からどんなアクションをすれば課題は解決するんだっけ?となって、ただのノウハウコレクターになってしまいます。
そこで、本書では最短距離で課題解決をするため、課題を明確化し、短時間で情報を得て課題を解決する、すなわちアクションに繋げる方法が具体的に書かれています。
具体的な方法
コアリーディングの定義:自らの問題解決のために効率的に本を読み、限られた時間で最大の効果を享受すること。ちなみに、コアリーディングで最も大事なのはコアクエスチョン(好奇心から生まれた問い)があることだそう。
以下、本文からポイントを抜粋します。
STEP0
解決すべき問題を明確にし、コアクエスチョンを設定する。
コアリーディングを始める前に、自分が解決しなければならない問題を知り、問題、有無、目的を明確にする必要がある。自らに問いかけ、自分が抱える問題は何かを認識しよう。つまり自分はこの本を何のために読むのか、目的を明確にするのだ。
STEP1
核心を探す
自分に必要な内容だけを探して理解し、アウトプットにつながれば良い。自分に必要な確信だけを探して読むには、自分自身にこの本で見つけたいものは何かと最初に質問しておくと良いだろう。
まずは前書き目次エピローグを読む。コアワードを見つけたら、この言葉を赤で囲み、余白にコアワードと書く。
STEP2
核心を読み込む
STEP1で選別した箇所の本文を集中的に読み込む。
大事なところにマーカーを引きマーカーを引いた内容をもとに、実行可能なアイディアを考え、ページの余白に書く。
本の目次のうち、チェックした項目に目を通し、終えたら項目の内容を自分の言葉で整理し、自分だけの見出しを付けてみよう。
STEP2
核心を整理し実行する
アイディアを変えたページや重要な箇所に付箋を貼っておく。本で見つけたアイディアのうち、最も重要なもの1〜3個を記録しておく。
知識カードで情報ストックする。
知識カードには解決したい問題の「コアクエスチョン」と「書署名」「著者」を記録する。そして読んだ本の中で問題解決になる答えの参考になる情報を内容欄に書き留め最後に自分の考えをまとめる。バインダーで整理してデータベースにする。
課題解決に特化していることもあり、読んだ後にアクションまでメモしておくこと、そしてそれらをデータベースとしてストックすること2点が大きな特徴かと。
類書でも同じような提案をしているものもありますが、読書の心構え、読書に向かう姿勢を確認するのに良い1冊かと。