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1980年代後半から1990年代の札幌(北海道)
今から(2025年2月:現在)34〜39年ほど前
1986年から1991年の日本は「バブル景気」であり札幌(北海道)も同様に賑わっておりました。
北海道の場合は、1993年から1994年あたりまでバブルの余韻は残っておりました。
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特に、北海道の企業は1987年から1991年頃まで北海道拓殖銀行から巨額融資を受け、 大型レジャー施設や高級ホテル建設など、銀行融資を受けるだけで企業ステータスにもなった時代でした。
新興企業では、ソフィア中村(美容業)や、カブトデコム(建設・不動産業)を思い出します。
1980年代後半から1990年代、それでは、振り返ってみたいと思います。
ちょっと思い出してみます。
その前に、2000年代以降も下記に纏めております。
2000年代〜2010年代の札幌(北海道): 札幌ドーム開業やJRタワー開業
2020年代〜2030年代の札幌(北海道): エスコン開業やラピダス
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・北海道拓殖銀行
1980年代後半から1990年代前半、「ソフィア中村」「カブトデコム」「三貴(銀座ジュエリーマキ)」に過剰な融資をし、バブル崩壊後、焦げ付いてしまった。
関連会社の「たくぎん抵当証券」・「たくぎん保証」・「たくぎんファイナンスサービス」も本来の業務を忘れ、融資(貸付)に走っていた。
また、都市銀行最下位でもあり焦りが、きちんとした審査機能が機能しないため、不動産評価額の120%~130%の融資(貸付)を行なっていた。
借り側も、拓銀と取引があるだけで、信用に箔がつくような立ち位置であった。
※都銀というプライドもあったのではないだろうか。
通常は70%〜80%程度であった。
この流れが断ち切れず、不良債権が増えに増えてしまいました。
主に「ソフィア中村」の札幌テルメ・テルメインターナショナルホテルを含めた茨戸地区(市街化調整区域)開発、「カブトデコム」のホテルエイペックス洞爺の開発が不良債権となったのが全てだった気がします。
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バブル崩壊後、この行為が焦げ付く原因となり、1997年11月に経営破綻。
地銀の「北洋銀行」に譲渡。本店は、「北洋銀行 大通ビッセ」となっています。
・HBC 北海道放送 パック2
HBC 松永アナの時代ですね。1992年の1月頃。
この頃は昼に自社制作の番組が多かったですね。この後に「HBCゆうやけワイド・テレビ一番星」が開始されるため1993年の9月で終了となりました。
宜保愛子さんがよく登場し、心霊特集が組まれておりました。
番組提供が「五番館SEIBU」とは、時代の流れを感じます。
・STV 札幌テレビ放送 ちょっと、和久井の2時ですよ
STV(札幌テレビ放送)では、「ちょっと、和久井の2時ですよ」が放映されておりました。
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当時は、HBCとSTVで「お昼の2時戦争」が行われておりました。視聴率戦争でしょうか。パック2との視聴率戦争。
番組の一コーナーとして月曜日・火曜日に「観さん神さんの姉妹占い」の霊感占いがありました。
そのあと、「どさんこワイド120」と1993年に統合し、「どさんこワイド212」としてリニューアル。20年の歴史を閉じました。
・STV 札幌テレビ放送 明石・洋二の“ん!?
「どさんこワイド120」が開始される前までの1991年の9月頃まで17時55分から18時まで放送されていた。明石アナ・木村アナが街に繰り出し、ぶらぶらしながら市民にインタビューする。
1991年1月の三越前の交差点でのロケでは、カメラがぐるぐる回るような放送でした。
初期のどさんこワイドの「ん!?クイズ」はこの番組の名残である。
・STV 札幌テレビ放送 どさんこワイド120
1991年10月7日 ~ 大型ローカルワイド番組
番組開始から30年以上と長寿番組となっております。
初期の頃は、「明石・洋二の"ん!?"クイズ」が18時前にありましたね(正確には17時55分から)
木村洋二アナ・明石英一郎アナ・谷口裕子アナ・熊坂伸広キャスター・中西章一コメンテーター・星澤幸子さんが出演し、初期のどさんこワイドを支えておりました。
木村洋二アナと明石英一郎アナが毎週交代でSTVのスタジオと札幌駅南口を行ったり来たりとしておりました。
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B'zもこの頃はどさんこワイドに出演しておりました。今じゃ考えられないような。
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続いて街角中継で札幌駅前になります。
コム博と後ろに書いてあるので1992年の夏頃では。北海道新幹線の早期実現と謳っているが、札幌駅乗り入れまでは40年近く。
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・STV 札幌テレビ放送 どさんこワイド212
1993年10月1日から 2004年11月30日までの番組名となっております。
由来は、当時の北海道が212市町村であったため。
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・UHB 北海道文化放送 のりゆきのトークDE北海道
北海道文化放送で1994年の10月からスタートし、2012年3月まで続いた番組です。北海道放送を退社した佐藤のりゆきさんがメイン司会です。
夕方の「TVポテトジャーナル」が終了し、北海道文化放送としては主婦層を取り入れることに。そのため9時55分からの放送。
・HTB 北海道テレビ放送 気分は天気730
HTBで月曜日から金曜日の7:30 - 8:30の1時間番組。
1987年から1993年までの期間。朝のローカル番組の先駆けでもありますね。
今のイチモニに受け継がれています。
・UHB 北海道文化放送 TVポテトジャーナル
北海道文化放送で1989年10月から1993年の9月まで放送されていた。
いわゆる夕方ワイド番組の先駆け。
16時から17時までの1時間番組となります。
「どさんこワイド120」の放送開始前からスタジオとJR札幌駅で番組を進行していた。
山田英寿アナメインに、宇野正午アナがJR札幌駅から中継。
ここから熾烈な夕方視聴率戦争がはじまる。
2年後に、「どさんこワイド120」が開始されてから特に視聴率戦争が激化。
・HBCラジオ ジャンボ秀克軍団のa~ヨイショ!
HBCラジオで1990年から1994年までやっていたような。
月曜日から金曜日の時間は、19時から21時までした。生放送になります。
その後に、ベストテンほっかいどうを聞いておりました。
ジャンボ秀克さんメインのプリティ長嶋(片岡馨)やDON川上(渡辺信一)など、当時はなんだろうと思っていた感じでした。
・HBCラジオ ベストテンほっかいどう
HBCラジオで1971年から続くラジオ番組です。
2020年9月を持って49年の歴史に終止符を。
特に1990年代は、山崎英樹アナウンサー、管野暢昭アナウンサー、薮淳一アナウンサーなどがメインで進行されていました。
また1994年からは、STVラジオで「船守さちこのスーパーランキング」がはじまり、音楽番組戦争が勃発。
・HBCラジオ 東京銀座7丁目 HEART BEAT CLUB
1990年10月から1992年の10月までHBCラジオの銀座にある東京支社で放送。
当時は、ハガキとFAXで受付。私は1991年時代をよく聴いており、デビュー直後の武田真治や、小室香奈子、ダンカンさんあたりを聴いていました。
ベストテンほっかいどうのあとは、HEART BEAT CLUBって感じですね。
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・STVラジオ 船守さちこのなにはなくても歌謡曲
当時STVのアナウンサーであった船守さちこの冠番組
スーパーランキングの前番組だった。
記憶では21時ごろからの放送であったが、裏番組にベストテンほっかいどうがあり、熾烈な戦いでもあったのかな、当時は。
・STVラジオ うまいっしょクラブ
STVの会員制ラジオ番組と言われていたので、当時会員じゃないと聞いてはいけないのかと思いました。
初期は「キタキタキタ」とのOPで中期からは「行け行け行け」と変わっていた。
全道の諸君、ご機嫌いかがですか。明石英一郎です。との件りから始まります。95年の10月まで放送。明石さんと安達さんとのやりとりがよかったな。
ハガキ職人も多く誕生していましたね。しかし、過激なテーマが多くスポンサーが降板し、その影響もあり番組も終了となりました。
・AIR-G(FM北海道)
1982年にFM北海道として開局しました。
その後、1992年に「AIR-G」というコミュニケーションネームで呼ばれ始めました。
・札幌市営地下鉄 東豊線
札幌市営地下鉄南北線・札幌市営地下鉄東西線と路線はあったが、東区には地下鉄が当時まだなく(南北線の乗車率の問題もあり)東区選出の市議会議員が中心となり1988年に「栄町駅」→「豊水すすきの駅」間が開業しました。
また、清田区方面(当時は豊平区北野・清田)もまだ地下鉄がなく延伸を計画したが(北野方面の人口増加率がそれほどでもなく、黒字化できるかも含め)福住駅までの延伸となりました。
1990年から工事が進められ、1994年の10月に「豊水すすきの駅」→「福住駅」間が開業しました。
・札幌市営地下鉄 南北線
この頃は、発車時のブザーが響きますね。
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1993年4月まではこのマークが多く。
まだホーム柵やナンバリングの無い頃です。(なので白線の内側にお下がりくださいとのアナウンス)
(1980年代後半から1990年代前半まで。札幌市営地下鉄東豊線福住延伸あたりからアナウンスも変わり。)
1992年の頃は、まだ乗っていないが発車のアナウンスが。時代を感じます。
・札幌駅名店街
1972年2月開催の札幌冬季五輪には間に合いませんでしたが、3月25日に開店しました。「札幌駅で会いませんか〜」のCMもありました。
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札幌駅の再開発により1999年に「APIA」が開業しました。
「マルスステーションデパート」や「エスタ二番街」もありましたね。
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札幌駅名店街
1997年から1998年頃のJR札幌駅です。
旧駅舎も取り壊されて、入り口しかないですね。
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下は、2003年からは現在の「JRタワースクエア」が開業となりました。
当時は、JRタワー開業に合わせ求人誌にアルバイト募集が多くあった記憶があります。
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1990年代前半は、よく行きましたね!
当時「札幌駅で会いませんか~」というCMが良く午前中に流れていたことを思い出します。
・JRシアター
「旧JR札幌駅駅舎の南口」にありました。
1993年に開館となり、劇団四季の『CATS』や『オペラ座の怪人』などが公演。
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2003年オープンの・「札幌JRタワー」「札幌ステラプレイス」・「札幌大丸」など札幌駅再開発のため、1999年の9月に閉館となりました。
・札幌駅前コンタクト
現在のHOYA株式会社 アイケアカンパニーがチェーン展開している「アイシティ」となります。
札幌駅前コンタクトとしては、1990年代の半ばあたりに事業を終了しているのでは。
・Big-Off札幌店
1987年10月「長崎屋札幌店」がディスカウント「Big-Off札幌店」に業態変換となりました。
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思い出は、音楽CDが他のお店より値引きされ安く良く買っていました。
2002年2月に閉店。その後「丸井今井札幌本店」南館で営業。
現在は、「TKPガーデンシティPREMIUM札幌大通」「MARUZEN & ジュンク堂書店 札幌店」が入居しております。
思い出は、地下にあった「焼きそば屋」さんですね。
とても美味しく大盛り焼きそばを食べてましたね。ソースたくさんで。
・マルイプラッサ
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1990年代に「北海道丸井今井株式会社」が多角経営をしており、一時期スーパーマーケット事業にも参入しておりました。しかし、バブル期の負債清算のため、スーパーマーケット事業から撤退。
マルイプラッサ麻生店、マルイプラッサ円山店があり、丸井店舗開発から2店舗を譲渡されました。譲渡先は当時の「株式会社札幌東急ストア」になります。現在は、「株式会社東光ストア」となっております。
また、真駒内にはマルイストア真駒内店があり、同じく「株式会社札幌東急ストア」に譲渡されました。
・プライオ・スポーツパーク
丸井今井グループの「フィットネスクラブ」になります。
会社名は、「株式会社丸井クレオスポーツ」
マルイプラッサ同様、多角化経営時の遺産となり、丸井パークタワー6Fにありました。
そのため2006年、丸井今井の不採算事業であったフィットネス事業をティップネスに営業権を3億で譲渡しました。
しかし、そのティップネスも3年余りで閉店となりました。
・プランタン新さっぽろ
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「プランタン新さっぽろ」「サンピアザ」「ダイエー新さっぽろ」が核となります。
1982年にダイエー系列の百貨店「プランタン新さっぽろ」として開店しました。しかし、「プランタン」の名前を使用する許諾契約が満了のため、2000年に店名を「カテプリ」に変更。
しかし、2016年4月末で閉店し、11月から順次「サンピアザ」「デュオ」「イオン新さっぽろ店」「カテプリ」でリニューアル
さっぽろの副都心か。たんぽぽのマークだったな。サンピアザは。
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・ダイエー新さっぽろ
1977年にダイエー厚別店としてオープン。その後、新さっぽろ店に改称。
2015年にイオン新さっぽろ店となりました。
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・新札幌ドライブインシアター
当時は画期的であり、車内で映画を鑑賞。
新さっぽろパレスホテル(現、ホテルエミシア札幌)の位置にありました。
・耐雪ハウス
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1974年に「耐雪ハウス」を設立し、1988年に「耐雪ハウス」から会社名を変更、「木の城たいせつ」に。
翌年本社を札幌から栗山に。しかし、2008年に事業が停止
新木の城たいせつ 2011年に、株式会社創建の支援を受けブランドが復活しました。旧木の城たいせつ時代の「4・3世代」っていまだによくわからないです。
・高野観光開発
旭川市神居3条に本社があります。
設立は1989年です。
分譲マンション「ロジェ」シリーズと「ロピア」シリーズがあります。
どちらがどう違うのかはよくわかりません。「ロピア」は現在進行していないので、「ロジェ」がメインになりそうですね。
CMのインパクトがあります。
「ふわふわふわ ふわ ロジェ キラキラキラ キラ ロピア ピカピカ ピカピカ ディアホーム」というCMがありましたね。
1998年にはTAQANOに社名を変更しましたが、現在は「株式会社ロジェ」となっています。。
・札幌テルメ
北海道札幌市北区東茨戸132
北海道拓殖銀行の支援を受け、1988年にソフィア中村グループが「タウナステルメ札幌」を設立し「札幌テルメ」を開業。
また、1991年4月10日「テルメインターナショナルホテルシステム」が「テルメインターナショナルホテル」運営目的で設立。
1993年には「テルメインターナショナルホテル」が開業。
(1991年6月頃から工事がスタート)
※以前は北海道中央バスが経営していた「茨戸園」
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「北海道拓殖銀行」は1997年11月に経営破綻し、メインバンクではなくなりました。それにより経営が悪化し、翌年の1998年に自己破産を申請しました。
その後、シャトレーゼが施設を取得し、2002年7月に「シャトレーゼ・ガトーキングダム・サッポロ」として開業しました。
現在、「ガトーキングダム」は若者には馴染みがあるでしょう。「札幌テルメ」と呼んでも通じないかもしれませんね。この施設は、バブル期の遺物の一つとも言えるでしょう。
・エスポのサウナ
こちらも札幌テルメの経営母体の「ソフィア中村」が経営していました。
「エスポ店」と、「センチュリーロイヤルホテル店」がありました。
エスポ店は、GARDENS CABINになっております。
男性・女性専用フロアのあるキャビンスタイルホテルです。
・丸増グループ
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丸増グループになります。当時は、バブル期でもあり多角化経営となりのちに負債となる事業もあります。
株式会社札幌丸増
1977年1月に設立。特に「1980年代後半のバブル期」に規模を拡大。
「メゾンドルチェシリーズ」「ラピスシリーズ」「ハウスオブリザシリーズ」マンションの開発供給
「丸増で幸せに丸増、丸増、家づくり」っていうCMがありました。
日本ハウズイング(株)の子会社となり、その後、明和地所の子会社となりましたが現在は、解散しております。
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株式会社丸増流通サービス
株式会社丸増管理サービス
丸増観光開発株式会社
丸増健康ランド札幌温泉ビックシップ
住所:札幌市北区新川2条6丁目5-1
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総工費約50億円、1988年11月に「丸増温泉ビッグシップ」開業したが2000年9月に「丸増(東京)」から「株式会社カウボーイ」 の子会社・ディベロッパーボーイに売却される。子会社のグルメボーイが管理運営。
取得金額は5億5000万円になります。
経緯はわかりませんが、「バブル期の負債返却」のためではと思います。
カウボーイの「割烹温泉グルメシップ」として営業していましたがカウボーイも破綻し、所有者は二転三転し、経営権が別会社となりました。
2011年に、「じょいくるーず天然温泉ほんのり湯」としてリニューアル
老朽化のため2012年にて営業終了し、その後解体。今は、トヨタ部品北海道共販新川営業所となっております。また、介護付き有料老人ホームや住宅型有料老人ホームなどを運営している「らくらグループ」も一部取得。旧ビッグシップの天然温泉というところの魅力もあったのでしょう。
ホテルサンルート札幌
JR札幌駅北口の丸増ビルに入居していた
レストランクリナーレ
JR札幌駅北口の丸増ビルの2F
パスタの店 ラ・ブレゴ
地中海レストラン ラ・ブレゴ
ラ・ビエス
丸増ノースヒルゴルフクラブ
当時、CMで出演していたジャンボ尾崎がゴルフ場を設計。現在は、 隨縁カントリークラブ恵庭コース
・北海道厚生年金会館
1971年に開館し、その後2010年にニトリ文化ホールに改称。2018年に閉館しました。2022年には解体が完了し、現在は建物が無く空き地となっております。
特に1990年代は、コンサートや学校行事で利用されました。
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・YESそうご電器札幌本店
現在のモユクになります。
サンデパートとして開業し、そうご電器が入居することに。
しかし、当時の北海道価格と本州からデンコードーを皮切りに押し寄せ、売上が下がり、最後は拓銀の破綻で終わりを迎えます。
その後は、ドンキホーテが入居。
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・ダイエー札幌店
現在の「PIVOT」になります。1973年11月26日にオープンしました。1993年に閉店しましたが、今思えばあの地区にダイエーが出店していたのは驚きですね。
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当時バブルも崩壊し始め、中心部にスーパーを構えるのが難しくなったのが要因ではと。
その前は、「中心街デパート」として1968年に開業。
・札幌そごう
1978年9月1日に「でっかい、そごう」というキャッチフレーズで開店。
巨人の優勝セールをよくやっていた思い出、ミニ四駆大会も開催されておりました。
2000年の経営破綻に伴い同年12月に閉店。
CMで「SOGO、そごうへ行こう、SOGO、そごうへ行こう、両手いっぱいお買いもの 揃ってそごうへいこう」はインパクトがありました。
・札幌エスタ
1978年9月1日に札幌そごうを核とし、エスタも開業。
また、エスタ2番街も地下に開業。
昔はCMで「E・S・T・Aエスタ〜♪」と流れていました。
今でも、時報と共にお店では流れています。
2023年8月31日に北海道新幹線延伸のため営業を終了。札幌そごうとともに歩んだ45年に幕を閉じます。
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・あしべ(ACB)のお風呂
現在は、屯田のみになっておりますが、90年代は手稲・元町・南郷にもありました。第一号店が手稲店で1991年頃だと認識しております。
・エスパ
イトーヨーカ堂が開発展開していた業態です。
Enjoy エンジョイ:Shopping ショッピング:Plaza プラザ:Arena アリーナの略となります。
道内では、札幌で1993年に琴似店、1995年に福住店がオープンしましたが、2000年代にイトーヨーカドーに転換しました。
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・ニトリ家具
この年代のニトリはまだ北海道の地場企業のイメージが強いですね。
CIも鳥のマークです。
※当時南郷店は、エアドームと先を行くような建築でした。(今は無いですが)
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「お、値段以上ニトリ」CMのキャッチフレーズはまだ存在しなく。競合といえば、長谷川家具や花嫁たんすのフルタ、家具の田丸あたりでしょうか。
・金市舘(丸友産業株式会社)
1923年に創業し、1970年に金市舘札幌ビルにて開店。
1989年にラルズとなり、現在のアークスグループになります。
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・ウエストコーストラケットクラブ
札幌市西区発寒8条11丁目1-5
1980年代後半から90年代にかけてテニスブームもあり盛り上がっておりました。現在は、インドアテニスセンターウイングウエスト校として運営しております。ウエスト校とはウエストコースト時代の名残なのかなと思っております。
・札幌千秋庵
主力商品は、「山親爺」と「ノースマン」山親爺は、バター風味煎餅
山親爺は、STVのどさんこワイドで良く流れていました。1990年代の中ごろまでだと思います。
ノースマンです。道産小豆餡をパイ生地で包み焼成
・宝石米のアサズマ
よくCMをやっていましたね。「美味しいお米を食べるならフリーダイヤルなんとかのナンバーワン宝石米のアサズマ」この子供達も、30代から40代あたりでしょうか。
今も、お米を販売していますね。長い。
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・旧千歳空港ターミナルビル
1992年の6月まで、ターミナルビルとして存在しておりました。そのあとの2年半ほど何も活用されなく。1995年3月、千歳NEWSという、輸入促進商業施設?というものになり、しかし、当時はバブル崩壊の影響や市街地化から離れているための立地性の優位がなく。1998年の3月に閉鎖しました。(ブルーハウスが中核店舗となっていたが、裁判所から破産宣告があり、この影響も少なからずありました)2001年に解体し、現在は更地となっております。
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千歳空港駅(現:南千歳駅)から連絡橋があり、ターミナルまで繋がっておりました。
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・苫小牧ファンタジードーム
長崎屋の子会社。「株式会社サンファンタジー」という会社。
1989年開業、1997年に閉園。
2019年、ジェットコースターの構造物が撤去されました。
現在は、MEGAドン・キホーテ苫小牧店として営業しています。
名残として、MEGAドン・キホーテ苫小牧店の2階に「ファンタジープラザ苫小牧店」としてゲームコーナがあります。
・岩見沢三井グリーンランド
岩見沢市志文町に1986年「北海道21世紀博覧会」の会場施設としてオープンしました。2007年に「三井鉱山」が親会社グリーンランドリゾートの筆頭株主ではなくなったっため現在は、北海道グリーンランドとして営業をしています。
・旭川ジャンボプール
1984年にオープンしました。当時の坂東旭川市長の公約でもあり。「海の無い旭川にも海を作ろう」という構想。その後、2001年に営業を終えました。神居町台場の国道12号線沿いに。跡地は、草が生えているだけです。
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・グリュック王国
「ぜんりん地所建設」の子会社の「ぜんりんレジャーランド」が観光による町おこしのため1989年に帯広市幸福町に開業。園内は、中世ドイツをモチーフ。ピークは、1991年~1992年。しかし、バブル崩壊後、年々入園者の減少により営業を断念。現在も再建できず、廃墟と化しています。警告、立ち入り禁止看板が。あと、このCMの最後に何か言ってるけど聞き取れない。赤ずきんちゃんもきたのですね。
・石炭の歴史村
夕張炭鉱の閉山により、1977年に「炭鉱から観光へ」を掲げ石炭の歴史村の事業が始まりました。現在は、夕張リゾートの運営。アドベンチャーファミリーやロボット大科学館は、なくなりました。CMではバリバリ夕張のフレーズでお馴染でした。
・北の京・芦別
1970年に芦別レジャーランドとして開園。
しかし「レジャーランド」という名称が1980年代後半に違和感があり、「北の京・芦別」に改称。
同年に、北の京芦別と北海道大観音の2つの駅を結ぶ「北海道初のモノレール」が運行。
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しかし1999年に廃止となり、2008年には解体となる。
1989年には、北海道大観音像が建立。
また1993年には「ホテル三十三間堂」が開業となり、北海道のテーマパークの先駆けともなる。
バブル崩壊や拓銀破綻も重なり、1990年代後半には経営が厳しくなり。2008年に特別清算となり他の法人に売却となる。施設自体は今も使われている。
・北海道コミュニケーション博覧会(コム博)
「コミュニケーションワールド'92北海道2000」が正式名称であり
札幌月寒グリーンドームで1992年に開催。
“情報と未来社会”をテーマとして行われた博覧会。
4年前に開催された「世界・食の祭典」の失敗もあり、なぜ開催されたのかがよくわかりませんが、横路道政でのイベントとなります。
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1992年06月27日(平成4年)~1992年08月23日(平成4年)開催場所が、世界・食の祭典と同じ。札幌月寒グリーンドームとその周辺。その周辺って何だろう??どこまでなのか。
・サントリービール紅桜庭園
北海道札幌市南区澄川389
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1990年代にビヤホールの1つとして営業していましたが、不況の煽りを受け1990年代末期から2000年代に閉店。
ドラマのロケ地にもなったりしておりました。
最寄駅が札幌市営地下鉄南北線「自衛隊前駅」です。
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・アサヒビール百景園
北海道札幌市豊平区平岸1条18丁目
1986年に開店しました。最寄駅は、札幌市営地下鉄南北線「澄川駅」になります。
「サントリービール紅桜庭園」同様に、道外の観光客や道内のユーザーに支持されていたビアホール。ジンギスカンが美味しかった思い出があります。2006年9月30日に諸事情により閉店。
・漢方励明薬湯札幌清田健康センター
北海道札幌市清田区清田2条3丁目2-26
当時は、バブル景気と健康ランドブームで、1990年11月ころに開業。2011年の6月30日に閉店そのあと「湯の郷 絢ほのか 札幌清田」として営業しております。
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・ヨークマツザカヤ
1979年に「札幌松坂屋」から名称を変更。業績が低迷したため、イトーヨーカ堂と提携し、松坂屋が立て直し。
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しかし札幌駅前に大丸が出店すると、再度業績が低迷する。
立て直すことができず2009年に営業を終了する。
閉店後は専門店街「ラフィラ」として営業していましたが、2020年5月にビル自体の老朽化により閉店となりました。
・五番舘西武
1988年に旭川西武と合併し、「五番舘西武」となり、1997年に「札幌西武」となりました。しかし、2003年札幌駅前に「大丸札幌店」がオープン後、売り上げが低迷。2009年に閉店となる。
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1996年まで五番舘西武でありA館とB館に別れていました。
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その頃は、札幌駅→千歳空港駅間で稼働する予定だったこともあり。
・ニチイ大谷地店
1996年のマイカル北海道の組織変更に伴い、1999年に大谷地サティ、2003年には、札幌東急ストアが核店舗として、現在は、キャポ大谷地。
・石黒ホーマ
1987年に「石黒商店」から「石黒ホーマ」へ社名を変更しました。
また、「イシグロジャスコ」、「メイク」と合併し、1995年に「ホーマック株式会社」に社名が変更。下が石黒ホーマからホーマックに社名変更になるCM
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2015年には、持株会社の「DCMホールディングス」に合わせ、社名を「DCMホーマック株式会社」に変更しました。
今や懐かしいロゴです。しかも当時は、「ホーマ」と呼ばれていたのか。のちの「ホーマック」なのでいいのかな。
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・SUNDAY
1980年代から1990年代にかけて、青森が本社であるサンデーが北海道にも進出しておりました。しかし、当時の石黒ホーマの地盤を揺るがすことができず、1990年代後半に北海道から撤退しました。記憶では、札幌北野店、札幌月寒店、札幌川下店、札幌元町店の4店舗あったような。あくまで記憶です。
・札幌市営地下鉄南北線 霊園前駅
現在の札幌市営地下鉄南北線「南平岸」駅
駅前に平岸霊園があることにより、駅名が「霊園前」となっていたが、併設されていた火葬場の里塚移転、また周辺住民から縁起が悪いとクレームが入り、1994年東豊線福住延伸にあわせ、駅名が変わりました。
変わらなければ、今だに「霊園前」が最寄り駅なんだとかになってたのかな。
・そうご電器
北海道の家電量販店と言えば、そうご電器でした。しかし、 本州の家電量販店が進出すると、そもそもの北海道価格が仇(価格競争)となり、また97年の拓銀破綻が原因で2002年に経営破綻しました。
ちなみに、YES・そうご電器のYESっていまだによくわかっていないですが、ブランド名(Your Electronic Space)の略なのか。
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・ハイパーマートダイエー西岡店
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1988年に西岡商店振興組合が、ダイエーの子会社「ダイエーリアルエステート」と手を組みダイエーを核にしたショッピングセンターの建設を計画し、1992年に「ダイエーハイパーマート西岡店」として開業しました。
1999年8月のハイパーマート再編の影響で、同年11月20日に全国のハイパーマートよりも先駆けてダイエーに業態変更しました。
現在は、イオン札幌西岡ショッピングセンターとなっております。
・くにい
旭川や留萌にあり、1997年8月まであったようです。また、美瑛、富良野、上富良野、滝川、芦別、遠軽、美幌にも出店しており。
くにいは、1948年に上川管内美瑛町で製綿業を創業、その後衣料品小売りに進出し、53年に法人化した。道北を中心に店舗を増やし、最盛期には13店を擁し、年間131億円となっております。
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衣料品小売店で丸井今井の昔のマークに似ているので、丸井今井と間違えそうになりました。
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・本の店岩本
1980年代、1990年だと書店と言ったら、「本の店岩本」でした。当時は、ねりけしや匂い玉などを買いに行ったものですね。レンタルビデオもやっており、VHSのパッケージに黄色いレンタル札みたいなものがありました。
会員証は「招き猫」が描かれていました。
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しかし、2000年に「株式会社本の店岩本」の販売部門譲渡により「文教堂書店」となりました。
札幌市内に何店舗かありましたが、閉店もしくは「文教堂書店」となりました。
・焼肉昌苑
大成住宅グループが運営していました。数年間、テレビCM「50%OFF」で大問題になり、むしろ定価ではと疑われはじめ、公正取引委員会が対応し、2000年代前半にお店自体が無くなりました。2009年頃には、解散した感じですね。しかし、2021年に人情焼肉昌苑として復活し、ラジオCM「50%バック」になっております。流石に、「50%OFF」は。
昔は、「昌苑月寒店」には行っていましたね。
・東芝堀川町サッカー部の札幌移転
北海道でプロサッカーチーム誘致活動が行われ、1996年に札幌移転。
運営会社「株式会社北海道フットボールクラブ」を設立
北海道初のプロスポーツチームとして誕生しました。「道産子」の逆さ読みにラテン語の響きを持つ「ole」を合わせ「consadole(コンサドーレ)」と名付けられ、札幌在住の主婦のチーム名称案が採用されました。
・ブルーハウス
株式会社ブルーハウスが経営していた雑貨店です。「完全閉店セール」を5年間もしてて、閉店する気もなかった。「完全閉店セール」の繰り返しを続けていました。
しかし、1997年にバブル時代の放漫経営がツケとなり倒産しました。(本当に閉店しました)また、千歳NEWSの経営にも打撃を与えてしまう。
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・パームヒル藻岩
1987年9月にカブトデコムが建設した、億ションマンションの先駆け。
9階建てのマンションです。
イタリア様式の部屋や、サウナ、ガラス張りのお風呂、大理石の洗面化粧台などバブル期を象徴する作りとなっている。
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・世界・食の祭典
当時、北海道立産業共進会場(月寒グリーンドーム)に行ってみました。
開催期間は、1988年6月3日~1988年10月30日ですね。
横路知事のテープカットでスタート。
当時、平安時代の食事とかそんなのを展示してた記憶があります。
でもあまり人がいなかったですね!
無料招待のばらまきだったような。
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他の地方博覧会とは違い赤字で、入場者目標400万人が175万人。赤字額は、約90億円。会場は、「月寒会場」、「大谷地会場」、「大通会場」
下は、当時のニュースと現在の「北海道立産業共進会場(月寒グリーンドーム)」です。もう2016年3月末で「北海道立産業共進会場(月寒グリーンドーム)」は閉鎖となり当時の会場は無くなってしまいました。当時の面影は、もうありません。
今は、大和リースの大型商業施設「BRANCH札幌月寒」です。
しかも、観覧車があったんですね。今思うと、食の祭典と観覧車が結びつかないな。
キャッチフレーズが「食べることはいいことだ」
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「豊平区」「清田区」「厚別区」
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・ニュートン
卸売市場で、札幌市清田区清田2条3丁目のあたり
当時、広い駐車場があり、店の中は個人商店の集まりのような感じでした。なぜかファミコンソフトなんかも売っていました。今思えばよくわかりません。
土日しか営業していなかった記憶です。のでかなり混んでおり、歩くのもやっとでした。当時あまりショッピングモールもなかったので買い物と言えば近くの「西友清田店」「ダイエー清田店」か「ニュートン」って感じでした。
現在は、「自遊空間 札幌清田店」になっています。2010年に「自遊空間 札幌清田店」がオープンしたということは、それまでは、何があったかは不明です。
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