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凡人が過ごした2024年


いよいよ今年もあとひと月で終わりですね。
 年々一年過ぎるのが早くなったなとしみじみ感じます。

 皆様にとってはどんな一年だったでしょう。 一日の間でも感情が目まぐるしく変わることもあるので 365日を総じて言い表すのは難しいですよね。 

いい日もあれば死にたくなる日もある。 ほぼ毎日つまんないんですけど
時々いいことも起きる。 ホントにたまにだけど。

 自分にとって2024年を一言で言えば「トンネル期」だった。
 暗闇の中を手探りでずーっと彷徨ってる感じ。 
そしてまだ一条の光も見えていない。現在も絶賛暗黒滞在中だ。
 歩いてるけどまだどこにも辿り着いてない。
敢えて今はまだにしておくけれども。

それでも今年はかなりの数の創作をした。
4月にnote をはじめたせいもあるけど100本ぐらい書いたと思う。
下手の横好きにしてもようやったなと思う。
時々に素敵な感想をくれる方もいて本当に励みになりました。
コメント下さった皆様、誠にありがとうございました。

しかしながらnote はあくまで修練と記録の場。
力を入れたいのは公募の方。
今年も10本ぐらい投稿してきたが相変わらずしょっぱい結果。
高血圧状態でそろそろ体壊しそう。早く水のあるオアシスに着きたいぜ。
というわけで今年の投稿を振り返ります。
公募した月ではなく結果が出た月でのご報告です。

1月

小説でもどうぞ第7回W選考「神様」 落選
 
 篠田節子さん審査員。ショートショートを書かれてる方は
 講評を読んだ方がいい。すごくためになる。
 「観念ではなくエピソードで書くのが小説である」
 この言葉で短編小説がすごく書きやすくなった。
 最優秀は樺島ざくろさん。
 相互フォローさせていただいてるけど交流はないので
 一度お話を色々お伺いしたい作家さんです。
 受賞おめでとうございます。

岡山県笠岡市木山捷平文学賞 落選
 
 未だ手探り。地に足の着いた純文学という印象。
 地方文学をいわゆる「田舎暮らし」的に挑戦してはいけない。
 風土に合わせることが大事。
 新風を吹かすかよりも濁った水を直視できるかが力点になる。


第10回林芙美子文学賞 落選

 林芙美子は来年も絶対挑戦したい。審査員が豪華。
 タイプの違う女性作家三人なので題材選びが肝となりそう。
 「生きづらさ」「被害者視点」はもはや敬遠される文学賞。
 100%ファンタジーでも「自立」できている物語が求められる。
 テーマに対して公転ではなく自転しながら進むものを書くべし。

2月

 これがびっくり。なにも出してなかった。
 上記の三作に追われて同じ時期他の公募はしてなかったらしい。
 なにもないとつまんないな。書けよと自分に一喝したい。

3月

小説でもどうぞ第29回「癖」落選
 
 2ヶ月に一度の投稿で落選はよくない。
 考える時間あっただろ?と自戒して反省。

4月

小説でもどうぞ第30回「トリック」にて「よき妻」佳作

 2作出したうちのひとつを選んでもらった。
 高橋源一郎先生にはやや不評だったけれど久々選ばれて嬉しいぞ。

同じく小説でもどうぞ第8回W選考
「悩み」にて「いたいのいたいの飛んでくる」佳作

 一作のみの投稿だったけど選ばれてめちゃくちゃ嬉しかった。
 これは先にタイトルが思いついて話を作った感じ。
 中村文則さんにもタイトルを褒めて頂いてひとりガッツポーズ。
 だがいかんせん審査員お二人からオチの弱さへの鋭いご指摘。
 身に覚えがあるからちゃんと後悔しました。
 批判がないと課題に向き合えないから厳しいお言葉がありがたい。


 オレンジ文庫ノベル大賞2024

  一次通過で終了。
  けれど一次を通過するとABCの採点方式で講評が頂ける。
  ちゃんと編集者の方からのアドバイスもあります。
  少女小説と侮るなかれ。だからこそ世界観の確立が鍵となる。
  最終結果が出てからの審査員の方々の講評は一読の価値あり。
  ひとりよがりになりがちな小説の改善点がよく分かります。

  そんで確か4月にnote を始めた。
  公募がない時にも書くことを止めないために。


5月

  これまたなんにも出してなかったので結果もありません。
  結構怠けてるなあ。
  note には16作投稿していた。遊んでないで書けよ~。

6月

 小説でもどうぞ第32回「選択」落選。
 面白い題材を活かしきれなかった。
 Aか?Bか?だけでない選択をもっと広く柔軟に使いたかった。
 

7月

 小説でもどうぞ第9回W選考「友達」 落選
 
  江國香織さん審査員。またもや最優秀は樺島ざくろさん。
  受賞作の「目のなかの虹」大大大好きなんです。
  一度目に衝撃を受け 二度目に感動して
  三度目に嫉妬して 四度目にひたすら絶賛しました。
  昨年の12月から最優秀から遠ざかっていたので半分ふてくされて
  もうW 選考出すのを止めようかと思ったんですが
  この作品を読んで「やっぱり物語って面白い。無限なんだ!」と
  再び火を着けてくださった。そのぐらい本当に素晴らしい作品です。
  江國香織さんも仰ってましたが「友達」がテーマで
  この物語を書けるというのがすごい。
  互いを恨み合う同士は仲間ではないが同類となる。
  共通という友。痛みという戦友。そこに見える虹が気付かせる己の姿。
  悲しい話なのにそこはかとない寛大さも感じるのはなぜだろう。
  文章も美しくラストは何度読んでも泣けます。
  出会えて感謝です。文句なしの傑作。
  いつかはこんな物語を書いてみたい。最優秀おめでとうございます!
  


 小説でもどうぞ第33回「不適切」にて「旅人」選外佳作

  選外佳作は落選より次への意欲を高めるぜえ。
  もう少しなのに届かないって一番悔しいっちゃーーーーー。

 
8月

  これまたなにもなし。
  4月ぐらいから創作大賞に取り掛かってたからかな?
  そのわりにどうでもいい創作物を15作ぐらいアップしてる。
  おめーはやる気あんのかとぷんすかするわ。

9月

  創作大賞 落選。
  note に関してはどこを軸に気持ちを整理するかが複雑。
  中間は通らなくともスキがたくさん付けば良しとするのか。
  スキはたくさん付いたが中間は通らなかったら駄作となるのか。
  憧れのあの人に感想をもらえれば及第点とするのか。
  今までたくさん応募してきたけど応募者全員の作品が読めるのは
  おそらくこの創作大賞ぐらい。だからすごく変な気分だった。
  今だから言えるけど応募した長編は三年前に群像で三次落ちした
  作品を大幅に改稿したものです。
  どういうものを書けばいいのか分からなくて手持ちの恋愛小説を
  とりあえず出してみたわけですがやはり結果は同じでした。
  来年はどうしようか考えてる。
  創作大賞は創作以外のとこで削られることが多いので悩ましい。
  あと恋愛の長編は難しいしお仕事もミステリーもホラーも苦手だから
  できれば「青春小説」というジャンルを作ってもらいたい。
  バンドものとか書きたいんだけどどこにも当てはまらないのよねえ。
  
  
10月

 福井県鯖江市近松文学賞 落選

  二年連続で箸棒でした。でも来年も絶対出す。
  なぜなら福井県に行きたいから。
  原稿用紙10枚の恋愛小説はちょうどいいから書いてて楽しい~。

 小説でもどうぞ第10回W 選考「さだめ」にて「記憶の序章」選外佳作。

  ムキーーーーーーーーーーーーーー!
  またもや選外佳作。一体どうやったら選ばれるのか迷走中。
  ちょうど読んでいた「グリフィスの傷」がすごくよかったんで
  是非とも千早茜さんに講評頂きたかったけど叶わなかった。
  これは久々本気でガッカリしました。
  もう精進するっていうより根本の抜本的改革が必要だと痛感。
  変わるのは自分と政治とどちらが先か。たまには社会派っぽく締める。


11月

  秋ピリカグランプリ 「紙」落選

  明らかひとりだけ毛色の違うもの書いてたな。
  「紙」にまつわる物語を書くコンテストなのに定義から外れていた。
  いや正直言えば敢えて外したのだ。
  「紙」と言って最初に思い付くもの3つを除外しようと決めた。
  手紙。ペーパーレス。山羊。
  この3つはみんな使うだろうと思って早々に捨てたのだ。
  意外にも山羊はなかったけど。この時点でもうずれてるんだよなあ。
  ショートショート書きの意地みたいな挑戦として
  絶対誰とも被らないものにしたかったんですよ。
  そんでああいうへんちょこりんな話になったわけです。
  まあそもそも技量が足りないんですけどね。情緒とか皆無だし。
  けどかつてないほどスキも付いて感想もたくさん頂けた。
  結果はダメでしたが多くの方に読んでもらえて十分な収穫でした。
  すーこさんの「私のための作品集」や
  神崎さやかさんの「繰り返し読む記事」のマガジンへ入れて下さり
  秋田柴子さんのセレクトにも加えて頂けた。

  こちらの記事のおかげですとんと着地できました。
  秋田柴子さんありがとうございました。
  ちなみにこの時は「わたりどり通信」という名前でした。
  審査員運営の方々も大変お疲れ様でした。
  全作品読みましたぜ。
  十人十色で面白い。いやあ創作って本当にいいものですね。


 12月

  第59回北日本文学賞 審査中

  現在二次まで結果が出ていて二次通過してるのよん。
  三次は多分来週の土曜日かな。
  人事を尽くして天命を待つ。頑張れ作品。もう祈るしかない。

 追記 三次は落ちてました。
    残念だけどまだくじけなーい。来年また挑戦します。
    宮本輝氏が審査員でいるうちは毎年出しますぜ。

 というわけで今年の振り返りでした。相変わらずボツばかりでしたね。
 そいでもオンリーワンの凡人としてこれからも公募生活に勤しみます。
 来年こそは魔改造してタイヤなしでも走れるようになりたいものです。
 皆様も感情爆発させながらの創作ライフをお楽しみ下さいませ~。
 エイエイオー。
 こうして書くと魚の名前みたいだな。ぱははは。

   最後までお読み下さりありがとうございました🤗🐧


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渡鳥
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