さよなら『アクリル板』。コロナ禍の理不尽という想い出〜アフターコロナという新時代を迎えた未完成の2025年。
コロナ時に使ったアクリル板が店の奥底にしまってあった。
最近片付けのために表に出てきたアクリル板を、新年になって、今年の目標である"店内を片付ける、きれいにする"にしたがって、フリマアプリに出品し、見事、数日で売れた。二束三文ではあったが、捨てるのは苦手だし、忍びないので、出品してすぐ売れたのは嬉しくもあり、幸いであった。
当時、補助金でほとんど購入できたとはいえ、今回、10枚のアクリル板は500円ほどにしかならなかった。
余談だが、当時のことを正直言うと、そんなもので、コロナが伝染る、伝染らない、と言っている世の中が馬鹿らしかった。私が店でマスクをしたのは数えるほどだった。他店に入るときには、通行証のように仕方なくつけていたが、結局食べる時外すのだ。メディアコントロールにより、ほとんどの人がこんなことをばかばかしいと思わなかったのが、本当に不思議である。
そもそも私たちは、マスクをしようが、気をつけようが、人様が使った食器を洗っているのにどうしようもないであろう。
それでも、この忌まわしきアクリル板を早く手放したかったのは、邪魔であることも確かだが、これからの新時代のために、少しでも設備投資などの足しにしていくことや、過去を振り切り、新しい目標に踏み切るためのきっかけにしたかったのだ。
2020年のコロナ発生時以来、あらゆる理不尽を押し付けられた、我ら飲食業、他娯楽業などの皆様には、先日のドラマスペシャル『グランメゾン東京』のオープニングのオマージュになるが、これを手放すことにより、とりあえずの「お疲れ様でした」を言いたい。
新しいことをやるため、新しいものを得るためには、時に何かを手放さなければならないこともあるだろう。
ただ今回は、手放したくて仕方なかったものであり、心惜しさもなく、遠慮なく1つ先に進めそうである。
しかし、アフターコロナの新時代になった今、我々が想像もし得なかった、厳しい未来が来ている。
お疲れ様でしたなどと、一呼吸もつけないほどに、厳しい状況に置かれている人たちも多いであろう。
かくいう私自身も、それは自覚している。
だからこそ、こんな小さな利益でも、過去を利用できるのなら、とことん利用して、この苦難の時代を乗り切るための踏み台にしたい。
そして、これを書きながら思った。
これが前回書いた記事のドクターコパさんが言っていた
『2025年は過去の経験を利用して乗り越える』
ということか・・・
まず、今年を乗り切るための第一のとっかかりになったなぁ、と思う3連休の日曜日の午後であった。
この調子で過去の経験をしっかり生かして乗り切る2025年にしていきたい。
ぜひ、皆様にも、こういった過去の経験から、少しでも2025年の苦難を乗り越えたエピソードでもあれば、コメントから教えて欲しい。