スペシャルドラマ『グランメゾン東京』にみたコロナ禍による飲食業の闇とこれからの魅力。(※ネタバレ有りなので、ドラマを観てから読んでください) 13 返金可 バーテンダーししょー(バーテンダー、経営者、文筆家) 2024年12月31日 16:40 ¥100 2024年12月29日、『グランメゾン東京』の続編にあたり、12月30日公開の映画の前編とも言えるスペシャルドラマが放送された。いきなりの意表を突いて、最初に飛び込んできたのは、我ら飲食業に対するリスペクトと応援の文章であった。なんとも言えない感慨深い想いが溢れてきた。ここからは写真に解説を入れることで文章の代わりにしていきたい。最初に飛び込んできたのはこのメッセージだった。ドラマは2019年だった。その後をうまくリアルと絡めていた。コロナ禍で店を維持するのは至難の業と言えたであろう。私にも辛い記憶がある。ましてや東京のようなランニングコストの高い場所でやるならなおさらである。私自身もコロナ禍では店を維持し、ただ生き抜くためだけにお金だけを追って愉しさを忘れてしまった時期があった。それは料理人にとってどれほど辛いことだったか痛いほどわかった。世の中が全て敵になるくらい、飲食業や娯楽業はメディアや政治から攻撃され、メディアによりマインドコントロールされてしまった人達からは身内ですらバッシングをしてくるほどの冷たい風当たりであった。今更ながら言いたいが、私たちが何を悪いことをしたのか、その人たちには説明してほしいくらいだ。「ただ、意味もなく、無責任に、攻撃することでストレス解消していた。」では済まされない。それにより潰れるのが早まった店もあっただろう。しかしながら、アフターコロナになったとは言え、いまだにネットを通じた無責任なバッシングは絶えないどころか増えているのではないかと思う。プライドも何もなくなり、人目を気にすることもなくひたすらなんでもやった。私自身も便利屋として生きた時期でもあった。私もどうしても店を潰したくなかったのだ。綺麗事では生きていけないことを知った。どんなに後ろ指を刺されようが、必死であった。時代の急激な変化の中で生き残りのための変化をしていくには時間が少なすぎた。持続化給付金などはわずかな延命治療でしかなかった店も少なくはないだろう。もちろん中には上手くやれた店もあったかもしれないが、大半はそうはいかなかったであろう。私自身、嫉妬心もあるかもしれないが正直、綺麗事なところはある。コロナの初期に閉めた店は英断であったかもしれない。コロナ禍がいつ終わるかわからない上にこの時代の高騰化は想像を絶する難しい時代となっている。ただ後ろ指を指してきた人達にはわからない苦悩の想いがある。アフターコロナの今もどれほど大変か、安直にメディアに操られてバッシングをしてきた人たちには到底わからないであろう。その時の限りある時間の中での、決断の難しさはよくわかる。時間がなく、無理に並べられたわずかな選択肢を選ぶしかなかった時もあったであろう、たとえ選んだ道が正しくなかったとしても。ドラマの内容は、深く私の胸に染みた。そして、いろんなことを思い出させた。あの苦しみ、これからの時代への不安。ただ、それでもやるしかない、 ダウンロード copy ここから先は 878字 / 1画像 ¥ 100 期間限定!Amazon Payで支払うと抽選でAmazonギフトカード5,000円分が当たる 購入手続きへ ログイン この記事が参加している募集 #映画感想文 86,783件 #ドラマ感想文 4,269件 #時間 #映画感想文 #コロナ #失敗 #飲食店 #時代 #bar #ドラマ感想文 #バーテンダー #木村拓哉 #グランメゾン東京 #グランメゾンパリ 13 この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか? チップで応援