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スペシャルドラマ『グランメゾン東京』にみたコロナ禍による飲食業の闇とこれからの魅力。(※ネタバレ有りなので、ドラマを観てから読んでください)

2024年12月29日、『グランメゾン東京』の続編にあたり、12月30日公開の映画の前編とも言えるスペシャルドラマが放送された。


いきなりの意表を突いて、最初に飛び込んできたのは、我ら飲食業に対するリスペクトと応援の文章であった。

なんとも言えない感慨深い想いが溢れてきた。

ここからは写真に解説を入れることで文章の代わりにしていきたい。

最初に飛び込んできたのは
このメッセージだった。
ドラマは2019年だった。
その後をうまくリアルと絡めていた。
コロナ禍で店を維持するのは
至難の業と言えたであろう。
私にも辛い記憶がある。
ましてや東京のようなランニングコストの
高い場所でやるならなおさらである。
私自身もコロナ禍では店を維持し、
ただ生き抜くためだけにお金だけを追って
愉しさを忘れてしまった時期があった。
それは料理人にとってどれほど辛いことだったか
痛いほどわかった。
世の中が全て敵になるくらい、飲食業や娯楽業は
メディアや政治から攻撃され、
メディアによりマインドコントロール
されてしまった人達からは
身内ですらバッシングをしてくるほどの
冷たい風当たりであった。
今更ながら言いたいが、私たちが何を悪いことをしたのか、その人たちには説明してほしいくらいだ。
「ただ、意味もなく、無責任に、
攻撃することでストレス解消していた。」
では済まされない。
それにより潰れるのが早まった店もあっただろう。
しかしながら、アフターコロナになったとは言え、いまだにネットを通じた無責任なバッシングは絶えないどころか増えているのではないかと思う。


プライドも何もなくなり、人目を気にすることも
なくひたすらなんでもやった。
私自身も便利屋として生きた時期でもあった。
私もどうしても店を潰したくなかったのだ。
綺麗事では生きていけないことを知った。
どんなに後ろ指を刺されようが、
必死であった。
時代の急激な変化の中で
生き残りのための
変化をしていくには
時間が少なすぎた。
持続化給付金などはわずかな
延命治療でしかなかった店も少なくはないだろう。


もちろん中には上手くやれた店も
あったかもしれないが、
大半はそうはいかなかったであろう。
私自身、嫉妬心もあるかもしれないが
正直、綺麗事なところはある。
コロナの初期に閉めた店は
英断であったかもしれない。
コロナ禍がいつ終わるかわからない上に
この時代の高騰化は想像を絶する
難しい時代となっている。
ただ後ろ指を指してきた人達には
わからない苦悩の想いがある。
アフターコロナの今もどれほど大変か、
安直にメディアに操られてバッシングを
してきた人たちには到底わからないであろう。
その時の限りある時間の中での、
決断の難しさはよくわかる。
時間がなく、無理に並べられたわずかな選択肢を
選ぶしかなかった時もあったであろう、
たとえ選んだ道が正しくなかったとしても。

ドラマの内容は、深く私の胸に染みた。

そして、いろんなことを思い出させた。

あの苦しみ、これからの時代への不安。

ただ、それでもやるしかない、

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