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書きやすくするために、私ができること。
「何日も書き続ける人は、どうして書き続けられるんだろう?」
以前、そんな記事を書いたところ、珈琲次郎さんがご自分の考えをお聞かせくださった。
珈琲次郎さんの答えは、「楽しいから書く」。
それだけ。
でも、それをさらに深堀りして、「自分はどうして、楽しめるんだろう?」というところまで、考えてくださった。
いわく、珈琲次郎さんは「この手順でやれば、わたしにもできるぞ!」というゲームの攻略法のようなものを、仮説と検証をくりかえしながら、探っていったそうだ。
記事をいっぱい書いて、その中で、「これならスラスラ書けるぞ!」とおもうルートを明確に見つけておられる。
さらに、書くときにもルールがあるようで、「文字数」や「執筆時間」も決まっているとか。
珈琲次郎さんの記事を読みながら、「そういえばわたしには、決まりごともルールもないなあ」と思い至った。
それどころか、わたしは完全に「その日のわたしの気分」に頼りっぱなしだ。
「こういうパターンなら、書きやすい!」というのもないし、「書けないときの助け」になるようなものもない。
そのとき書きたいものを、書きたいだけ書く。
それは裏を返せば、書きたくないときは、書けない、書く気にならない、ということだ。
それを受け止められたらいいのだけど、わたしは「書かない」という自分の気持ちをうまく認められない。
だから、「どうして書けないんだ、わたしはダメなやつ」と、落ち込んでしまうのだ。
もっと、自分がラクに書ける方法を、用意してやらなきゃいけなかったのだ。
自分で!!
珈琲次郎さんの話から、自分に足りないものをひとつ見つけることができて、希望の光が見えたような気持ちになった。
珈琲次郎さん、書き続けるためのヒントをありがとうございます。
というわけで、自分で自分のために。
「わたしが書きやすいパターン」と、「記事を書くときのルール」をまとめてみることにした。
◇◇◇
まず、「書きやすいパターン」。
珈琲次郎さんは、「体験談・会話でウケた話・テーマに刺激を受けて自分の意見を書く」の3つなら、スラスラと筆が進むそうだ。
わたしは、どうだろう。
たしかに、「過去」のことは、書きやすい。
ただ、「過去」の話は、自分でも「だから何?」とおもうことが多い。
それでもいいはずなんだけど、自分の中で「書いてよかった」と実感できらような書き方ができればいいなあ、と常々意識している。
なかなか難しいけど。
あとは、「育児」の話が書きやすい。
タイムリーだし、自分とおなじように育児で悩んでいる人がたくさんいると実感している。
わたしも誰かの経験を聞いて、励まされることがある。
だから、「うちの場合」のエピソードを、なるべく具体的に書き残したい。
ただ、ときどきあまりに渦中にいるせいで、自分でも答えが見つからなくて、「育児」への気持ちがスーッと離れていくときがある。
そういう日は、育児記事は書けない。
実は、「創作」もけっこう書きやすい。
特に、子どもに向けた短いお話は即興でつくることができる。
長男との「お話づくり」の記録を書いたものや、寝る前に「今度、長男にこんな話をしてやろう」と思いついた物語は、オチまで考えてあるので、すらすらと書きやすい。
ただ、需要があるのかは、分からない。
手ごたえとしては、そんなにない気がする。
でも、自分が楽しく書けるなら、それでいいじゃないとも思う。
そうだ、もっと書いていこう。
あとは、「書くことやnote」に関する記事は、やはり書きやすい。
需要もある感じがする。
書く場所なんだから、書くことで悩んでいる人は多いはずだし、わたし自身も「毎日更新」だとか「ネタ探し」だとか、書くことに関してテーマは尽きない。
まとめると、こんな感じ。
(1)過去の話
(2)育児の経験や、育児の課題について思うこと、誰かに教えてもらったことなど
(3)絵本のような子ども向けの短い創作
(4)書くことやnoteに関する悩みや私なりの答え
あらためて書き出してみると、「マガジン」のテーマそのもので、「なあんだ」といった感じ。
でも、困ったときには、「答え」の出ているものや、「身近」なものについて書くのがいいのかもしれない。
◇◇◇
では、書くときの「ルール」はどうだろう。
これまで書いてきた中で、なんとなく思いついた「ルール」は、こんな感じだ。
①文字数は、1500字が妥当。
テーマによっては5000字超えも。
必ず、4桁でおさめる。
必ずひとつの記事で完結させる。
➁おもな執筆時間は、子どもが寝てから。
子どもの前で、長時間書き続けない。
③書きたいことを思いついたら、即座にメモ。
④下書きや書き切った記事を必ず投稿しなくてもいい。投稿すべきか悩んだら、一旦しない。
⑤タイトルと一行目に少しこだわる。
絵を必ずつける。
⑥携帯の「プレビュー」で最終推敲。
⑦書きたくないときは、無理に書かない。
連続投稿数が気になったら、一旦やめる。
意外と、思いついた。
特に、⑥のプレビュー推敲は何度もやる。
これがけっこう面倒くさくて、そのせいで投稿をやめる日もある。
せっかく書いた記事なのだから、少しでも見栄えをよくしたい。
読みやすい改行や、文章同士の隙間になっているかどうか、確認したい。
そんな思いで、やっている。
‥なんかむしろ、ルールが多くて、書きにくいのか?
と不安にすらなってきた。
もっと自由にのびのびした方が気楽なのか。
いや、それだとかえって迷ってしまうだろう。
ルールは、あくまで目安であって、いくらでも自分で臨機応変に変えたらいいのだから。
とにかく、無意識ながら自分にも「ルール」があったようで、安心した。
こうして、目に見える形にしたことで、少し書く気持ちに整理がついたような気がする。
自分のために、自分で「書きたくなるような環境下」をつくること。
わたしに抜けていたのは、そんな意識だったのかもしれない。
わたしの「書きやすさ」。
書きながらもう少し、探っていきたい。