「自分の気持ちを大事にすること」を教わった【子育てエッセイ】
第一子ちゃんが「あかいてぶくろがほしいの」と言った。
クラスのお友だちがてぶくろをしているらしい。それでほしくなったんだとか。
お友だちのことを見て、そして「いいなぁ」「うらやましいなぁ」と思う気持ちが育っていること、そして言葉にできることにうれしくなった。
まだ3歳。ほんの3年前はまだ首がすわったばかりの赤ちゃんで、要求も不快もすべて泣いてのアピールしかできなかった。
それが今、自分の要求を言葉にして伝えることができるなんて。たった3年でめちゃめちゃ成長したなぁ。すごいなぁ。
第一子ちゃんが「赤い手袋」と色まで指定してきたことに、また驚く。
どうして赤なの?と聞いてみたら、「あか、すきだから!」とのこと。
第一子ちゃんの自分の気持ちを言葉にする能力の高さにただただすごいなぁと思う私。大人になったらさ、自分との付き合いは長いはずなのに、自分の好きがわからなくなってしまうときがある。私はまさに今そんなかんじで、旦那さんに「どれにしたい?」という言葉に返事ができなかったことがあった。
だから、第一子ちゃんの迷いのない好きの言語化がとてもまぶしかった。
誰かを見て「いいな」「すてきだな」と思うこと。
それは、その人のすてきなところを見つけられる能力だと思う。人のいいところを見つけられる、そして、その人に近づきたいと思う。同じものをほしいと思う。
なんてすてきなことだろう。
憧れる。
羨ましいと思う。
好きという感情。
大人になる中で、それらの感情が純粋できれいなものではなくなってしまうときもある。そのたびに、子どもの「好き」を聞いて、私は自分の好きややりたいことをまた純粋な見方でとらえることができるような気がした。
自分の気持ちを自分の言葉で育てていきたいね。
今日は短いけどこの辺で。
明日もいい1日になりますように。