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203rd_スタートラインが遠い、、、(’24 紀州口熊野フルマラソン完走記・前編)

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  このブログは、
  「生涯、荒唐無稽!」を掲げ、
  ジャーニランという200~500kmを走る
  というクレイジーなレースにおいて、
  その最高峰を目指すとある男の実録である。

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■ 先週末、和歌山で行われた紀州口熊野フルマラソンを走ってきた。

去年から「年に一回はフルマラソンに出よう」と、
普段はぼちぼち走る自分に喝をいれる意味でも、
慣れないことをするようにしている。

エントリーしたときこそ、"サブ3達成!"を掲げるが、
だんだん日にちが近づくにつれて、
「いや、、、きついよな」と自分の現状を省みて思うようになっていた。

それを顕著に思い知らされたのは、1月に行われた大阪30kだった。
サブ3の基本ペースである4:15/kmについていけなくなったことや、
後半で両足が攣ったことも考えると、
「サブ3は自分にはまだ早い」と思っていた。


なので、今回は"目標を3:03"に設定した。
それでも4:20/kmのペースなので、
全くもって気が抜けない戦いを強いられるはずである。


■ レース前日に和歌山県・田辺に入った。
夜間の道路は恐ろしく人がおらず、雨もそこそこ降ってきたので、
気が抜けなかった。
途中、横転する車の事故を目撃したこと(!)や、
田舎の道なので「ワンチャン動物が出てくるかも、、」と思うと、
早く現地入りして寝たかったが、
無理をせずにパーキングエリアで仮眠をとって運転をすることにした。


当日の朝6時ごろには現地入りした。
朝早かったこともあり、会場からもっとも近い駐車場に停めることができ、他の車はまだ2台しかきていなかった。

大会スタートが9時半なのでまだだいぶ時間がある。
1時間くらい寝たいと思い、車中で横になった。



■ 次に目が覚めると、8時45分だった!!!!



一瞬、何が起こったのか、わからない。


スタート時刻は9時30分である。

「え?このまま走れないの?ギリギリいける?」
「うそ?お腹痛い?
 まだ着替えてもいないし、ゼッケンもつけていないのに!」

軽い錯乱状態に陥りながら、
できるだけ落ち着いてゼッケンをTシャツにつけていく。
(ここでちゃんとつけずにゼッケンが歪んでいるとかっこ悪い笑)

周囲にまだランナーがいたこともあり、まだ間に合うと確信しつつも、
手荷物に抜け漏れがないか確認して、スタート地点に向かう。


■ このまま腹痛を抱えたまま走るのは避けたいので、
足早にトイレに向かう。
案の定、トイレは行列ができている。最後尾に並んだのが9時5分。
列を薙ぎ倒して駆け込みたかったが、
そこは大人の対応で待つ。

待つこと10分。


やっと開いたトビラの先にあったのは、


なんと和式トイレ!!!
もうこんなのみたことがない!
絶滅種、絶滅危惧種じゃねぇのか!?



…とはいえ、文句は言ってられない。もう手段は選べない。
急いでパンツを下ろし、周囲の壁や取手に捕まりながらも、
ささやかな至福の時を過ごした。


■ 外に出てみると、
9時20分、ハーフマラソンのスタートのカウントダウンが始まっていた。

ちょっとでもウォーミングアップをするべく、
短距離スプリントを3、4本して、5分前にスタート地点に到着。

当然だが、スタート地点ではもうすでにランナーたちで溢れかえっており、全くもって入る隙がない汗

「これはタイムを狙いにきたのに、きついな、、、」
と思うつつも、どうすることもできず、
列の後方のほうでスタートの号砲を聞くしかなかった。




今日もお読みいただき、ありがとうございました!


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