立教大学ジャーナリズム研究会

立教大学公認団体ジャーナリズム研究会です 65年以上の歴史のあるサークルです! 学生らしく、悠々自適にジャーナリズムを嗜んでおります。 興味がわいたら各種SNSよりぜひご連絡ください

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  • ジャーナリズム研究会って?初心者はコチラから!

    ジャーナリズム研究会(通称:ジャリ研)についてまとめた記事を配信! 我々についてもっと知ってもらいたい!という目標を胸に、できるだけわかりやすく、ウィットに、お伝えできればと思います。

最近の記事

インドで考えたこと

 高校2年生の時、近所に旅人が経営する、旅人たちの集うカフェがあった。店主はインドを愛してやまない仙人のような親父。当時まるで学校に馴染むことのできなかった私は、アルバイトで稼いだ小金を握りしめてはその店へ通った。そこではいつも店内に山と置かれたインドの写真集に見入り、店主や他の旅人たちから話を聞いては夢を膨らませていた。  あれから約5年。ようやく自分もインドへ行く日がやってきた。この頃のインドは急速に経済成長を遂げているから、あの時夢に見た景色とは違っているかもしれないと

    • 拝啓 シンギュラリティを目の当たりにするいつかの私たちへ。

       映画『オッペンハイマー』は、2024年のアカデミー賞受賞作として計7部門でノミネートされ、その地位を確かなものにした。 2023年夏にアメリカで公開されてから、全世界で興行収入10億ドル近くに達し、2024年3月末にようやく日本での公開が始まった。 本noteを起点に数回にわたって映画『オッペンハイマー』を巡って連載をしていこうと思う。最後までお付き合いいただけたら幸いだ。 また、この先多くのネタバレを含むので映画を視聴してから読むことをお勧めする。 映画を軽くおさらい

      • 【連載】ベトナム戦争とジャーナリストたち①

         「君がこれまでに最も印象に残った本は?」  昨年、新聞社の面接を受けているとたまにこんな質問をされた。その時に決まって答えていたのが、ベトナム戦争を取材した日本のジャーナリストたちだった。  ベトナム戦争といわれても、私くらいの世代にはあまり馴染みがないかもしれない。日本が戦後大きな発展を遂げようとする中、アジアの小国で吹き荒れた対共産主義や民族解放の抗争はどこか他人事のように感じる人もいるだろう。しかし、日本のジャーナリストたちも当時ベトナムへ行き、熱帯のジャングルを駆け

        • 【連載】ベトナム戦争とジャーナリストたち⓪

           ベトナム南部の大都市ホーチミンにあるタンソンニャット空港に降り立つと、常夏の気候で熟した南国の温かい風が肌をくすぐる。そんな魅惑的な空港も、かつてベトナム戦争中にアメリカ軍の主要な軍事拠点として利用された暗い歴史は影を薄めつつある。約60年前、米ソという大国の狭間で民族独立のために戦ったあの戦争は果たして何だったのか。見せかけの輝かしい勝利?何世代にもわたって人々を苦しめるようになった悲劇の始まり?今年3月にベトナムを訪れ、あの戦争の実態を知りたいと強く思った。せっかくなら

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          2本

        記事

          「音楽は魔法ではない」 大森靖子の楽曲に込められた祈りとは

          2017年に実施された野外フェス「BAYCAMP 2017」。 このライブにて、ロックバンドYogee New Wavesとシンガーソングライターである大森靖子の間で起こった騒動をご存知だろうか。 「音楽は魔法ではない でも、音楽は」 そんな逆説で締められる『音楽を捨てよ、そして音楽へ』という曲。 この楽曲披露後、Yogee New Wavesのボーカルである角舘健悟がライブ中のMCの中で「音楽は魔法だよ」と発言。そのことに対し、大森靖子が反発し、大きく炎上した。 「音楽

          「音楽は魔法ではない」 大森靖子の楽曲に込められた祈りとは

          【福島帰還困難区域ルポ こぼれ話――旧庁舎の片隅で埃を被った白鶴】

           「本当にこれでよかったのだろうか」。自分で書いたあの2本のルポルタージュを読み返すたびに、そんな不安に襲われる。原発事故から13年。政権は民主党から自民党の手へと渡る中、「30年代に原発ゼロ」と誓った政府の方針は大きく様変わりした。岸田政権になってからは、脱炭素のために原発を最大限活用する政策を掲げる。  国民の反応も変わってきた。日本原子力財団が毎年行っている「原子力に関する世論調査」では、原発を即時廃止すべきだという意見が4.8%(2022年度)と16.2%(14年度)

          【福島帰還困難区域ルポ こぼれ話――旧庁舎の片隅で埃を被った白鶴】

          【エッセイ】責任者は私。

          ぬるっと始まった新学期。 もう何度目かの立教での春。 残単も、ここに残れる残機も、ずいぶん少なくなってしまった。 4月3日、春の冷たく優しい小雨が降り続く中、入学式が行われていたようだ。 所用で大学に向かうと、真新しいスーツを身にまとった学生らが右往左往している。やれ友人作りやら、オリエンテーションやら、履修登録やらと、初めてづくめで焦点が定まっていなさそうだ。 全く、1年生の春はやることが多すぎる。学年が上がれば上がるほど、こんなにぬるっと4月が始まってしまうのに。 彼

          【エッセイ】責任者は私。

          広島再訪

          青く澄んだ空の下、観光客がカメラを向ける先に、”それ”は凛と立ち、私たちを静かに見下ろしている。 喉が詰まる感覚に言葉を失う。何度見ても変わらぬその姿に、畏怖の念を抱かずにはいられない。 1945年8月6日午前8時15分。 原子爆弾「リトルボーイ」は多くの日常、未来、全てを破壊した。 広島に対して特別な感情を抱くようになったのは四年前。中学の修学旅行で広島を訪れた時のある出来事に起因する。 平和学習の集大成として、広島平和祈念資料館を訪れた。原爆被災後の広島や被爆者を記

          大人らしさとは(アニメ『フリクリ』布教)

           大人らしさ、子供らしさってなんだろう。もっと突き詰めて言えば、おとなとこどもの境界はどこから引かれるのか。確かにこれはよくある主題だ。私なりの考えを述べることが許されるなら、それは自分のやりたいことを貫けるかじゃないだろうか。多分、ある種の「大人らしさ」には、自分のやりたいことをどこか遠慮してやめてしまうような自重の精神が要請されている。じぶんのやりたいことばかりを追求して、無理やり他人を巻き込む姿勢はお世辞にも大人らしいとは言えない。でも一方で、じぶんのやりたいことに貪欲

          大人らしさとは(アニメ『フリクリ』布教)

          池袋再開発後記

           今回の24年度JET春号で池袋再開発をテーマに選んだのには明確な理由があった。単に今回の部誌のテーマが立教と関係するものという点もあったが、一番は新入生にこの街が「生きている」ことを伝えたかったからだ。ちょうど3年前、共テ利用で受験した私は、実際に立教大学を訪れるどころかどこにあるかさえもあまり理解していなかった。入学後は案の定何をしたらいいのか分からず、駅近くのビックカメラの家電売り場やリフォームコーナーで時間をつぶしていたのが懐かしい。しかし、そんな私でも3年も過ごせば

          ジャリ研って何者?

          ようこそジャーナリズム研究会へ! 前回は、ジャーナリズム研究会のnote開設についてお知らせいたしました。 しかし、いきなり『ジャーナリズム研究会です!!』と声をかけても 「一体何の政治団体…?」 「何をしているのかわからない…」 そんな困惑の声が聞こえてきます。 ということで、今回は「ジャーナリズム研究会とは、いったい何者なのか」をテーマに、やさしく、そしてわかりやすく我々の基本的なプロフィールについてお話ししていこうと思います。 Wikipediaだと思っていただ

          立教大学ジャーナリズム研究会へようこそ

          ――扉を開けるとそこは、ジャーナリズム研究会だった。 初めましての方は初めまして。 お久しぶりの方はご機嫌いかかでしたか? 立教大学ジャーナリズム研究会です。 この度、noteのサイトを新設することになりました(ヤッタネ😺) 普段の活動の様子や、部員たちの記事、ラフな小話など。 活動の幅を広げ、部員らがより社会と密接にかかわっていける きっかけになればと考えております。 加えて、新入生に我がサークルのことをより知ってもらいたい! という目的もございます。 「ジャーナリ

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