【Zatsu】世の中をひっくり返すもの1
まじめな話。
世の中をひっくり返すような「変化の兆し」をどうやってとらえるか、ということを考えてみます。
例によって独自の論理展開に伴い、勝手な解釈や類推が多分に含まれています。話半分で聞いてください。
かつて情報というのはまとまった内容が特定のタイミングで定期発信されるのが常だった。朝夕の新聞、ニュースの時間、週刊誌に月刊誌。
それがいまや、情報は24時間とぎれなく発信され続けている。ネットで常に流れるタイムライン、その質もまさに玉石混交。
以前であれば大本営発表をありがたく拝聴するしかなかったわけだけど、逆にいうとありがたく頂いておけばすんだ、ともいえる。箱庭のなかでの知恵比べだね。
いまは大量の低品質情報が氾濫するようになったけど、かといって価値ある情報が以前より減ったわけではない。ダイヤの原石はあいかわらず生み出されており、それが見えにくくなっているだけ。だから、審美眼を持てるかどうかが重要になってくる。世の中をひっくり返すようなネタに引っ掛かりを感じ、手を伸ばせるかどうかが、その後を分けるんだ。それはすぐれたイノベーター的感性と、すぐれたマーケター的分析力、なのかもしれない。
嗅覚に引っかかっるもの
今までの人生で、特別なワクワク感を感じたことが何度かある。文字どおり「感じる」のであって、その瞬間はなぜそれがワクワクするのかを論理的に説明できない。
ただ、一説には人間の外部刺激に対する反応は感情が論理に先行するという。つまり、何かを見た時にまず「好き/嫌い」が先に立ち、なぜ好きなのか、なぜ嫌いなのかは、自分を納得させるために脳があとからこじつける理屈に過ぎない、らしい。
もしその論が正しいのであれば、ワクワクの理由を追及することにあまり意味はない。とにかく「ワクワク」を感じることが大事であり、そのワクワクしている自分を「捉える」ことが非常に重要だということになる。
かつて感じた特別なワクワク感としては以下の3つが代表格。
インターネット
ドローン
AI(ディープラーニング)
いきなり核心に触れてしまうけど、「特別なワクワク」をおろそかにしないということが、非常に重要なカギになると思っている。
みんな(おれもふくめて)自分のことなんてロクに理解していないんじゃないかな。各自が思い描く「自己像」は環境の変化に対応するためにどんどん更新されていく。それらはしょせん一時ファイルにすぎない。
そんななかで、ビビッと来る感覚というか、特定のものに惹きつけられる感性というか、外界からのアプデが及ばない中核に近い部分、自分の価値観、が発した言葉。これが道標となる気がする。
ということで、以後数回に分けてこの3つを振り返りつつ、いかに世の中をひっくり返すほどのインパクトを持つのかについて、自信なさげに考察していこうと思います。
つづく