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結婚で余儀なくされた引っ越し、フルリモート勤務にシフトし現職継続。その実態は?

こんにちは、ホセです。 
今回はアイデアプラスで導入している制度の一つフルリモートワークに関して、導入前~現在の状況まで。実際、制度を活用している社員にインタビューしてきました。

フルリモートワークって気になるけど、実際はどうなんだろう、デメリットは何かあるのかな?と興味を寄せられている方、社員の揺れ動く気持ちや会社側の対応などに関しての話を載せているのでぜひぜひご参考にしてみてください。

こちらは働き方に悩み中の方向け記事。執筆2022.02

星野 真保 
2015年入社:営業チームに半年所属後、チーム異動
2016年~:主に進行管理ディレクション等の案件を担当
2020年9月~:フルリモート勤務、案件業務と経理サポート・採用管理などのコーポレート業務を兼任
好きなもの:動物、Excel、日曜大工

登場人物紹介


◇リモートワーク導入の前段の話

--フルリモートワークの制度活用までの経緯は?--

結婚して県外へ引っ越すことになったため、転職活動を考慮に入れつつ、
会社に結婚の報告と退職の相談をしました。その際、社長と上司から
「リモートで続けたらいいじゃない!」と言って頂いたのがきっかけで、制度制定への話が進みました。


--具体的には、どのように進んだのでしょう。--

とてもありがたい言葉を頂きうれしかったのですが、本音では下記の理由から本当に実現できるとは思っていませんでしたww

◆当時の情勢はリモート勤務がコロナ後のようには浸透してなかった
◆業務内容の都合(紙媒体を扱っていたり、訪問打合せがあったり)
◆設備面で難しいことが多い(事務機器やセキュリティなどの不充実)

よって当然のように、提案を頂いた後も、引越し先で新しい仕事を探さなきゃいけないと思っていたのですが、、、世の中がコロナ禍に陥りテレワークが推進されるようになりました。クライアントや社内でも実際に導入する人が増えたことで「あれ、意外とできるじゃん!」という認識が自分の中にも芽生えました。

さらに、同時期に社内で諸々のオンライン化やクラウド化が進んだので、これなら本当にできるのかも、と思い始めました。タイミングよく、色々な条件が揃った形でした。


--条件はそろった、けど弊害はなかったのでしょうか。--

社内業務を調整するうえでは弊害はほぼありませんでした。数ヵ月前から準備をしていたこともあり、クライアントからの理解も得られた上でスムーズに業務の引継ぎも行うことができました。どちらかというと、私の気持ちの問題が大きかったように思います。

・ひとり離れた場所でずっと仕事をすることに耐えられるのか
・自分に向いているのは、出社し人と触れ合いながら仕事することなのでは

悩んだ点

・夫は転勤族
・周囲の人にも恵まれ、今やっている仕事も気に入っている
・環境が変わってもずっと働けることになる

メリットとして考えた点


これらのことを考慮して考え抜いた結果、フルリモートで続けていくことに決めました。


--導入決定から実運用まではどのくらいかかりましたか。--

フルリモート導入の準備期間が必要なことはなく、引越しのタイミングに合わせて内部の処理を進めて頂けました。初めて話が出たときはまだ婚約中だったので、そこから結婚し新居を決めて、開始までは半年くらいだったと思います。その間に、既存の仕事の引継ぎと、新規業務の引き受けやレクチャーを受け、準備を並行して行いました。

自分が開始する前に、世の中でテレワークが推奨され社内でも多くのメンバーがハイブリッド勤務という形でリモートワークを経験した。フルリモートではないにしろ、リモート勤務を経験した人が増えたことで、自分の中でのハードルも下がったんだと思います。やはりタイミングは抜群でした。


◇リモートワーク導入後の実態

--実際、導入してみてどうだったのでしょう。--
 
(3つの期間に分けて聞いてみました)

【1.導入直後】

落ち着くまでは、多方面での切り替えがやや大変でした。

・自宅の一角に仕事専用スペースを確保
・業務遂行に十分なネット環境の準備
・社内ネットワーク、使用システムへのアクセス整備
・その他の各種設定
などありましたが、わからないことは自分で調べたり、人に助けてもらいながら乗り切りました。

作業面での苦労

やっぱり寂しい!
毎日チーム毎の朝礼、夕礼の際にZOOMで話はできるんですが、席を立ったついでに「そういえば、この前の話だけど…」といった気軽な声がけ無し。お昼休憩時の「あ、それ美味しいですよね!」みたいなちょっとした会話も無し。今まで当たり前のように取っていたコミュニケーションが急に無くなったので、慣れるまでは漠然とした寂しさを感じていました。

心理面での苦労

苦労は、あまりしなかったです。それまで積み重ねてきた業務のベースがあったことも幸いしたのか、思っていたより割とすぐに馴染みました。地味につらかったことといえば、印刷環境がないこと。いままでは、印刷してマーカーチェックしたり、書き込んだりの確認作業をしていたけど、今は全部PC上で済ませるか、どうしても必要なときは手書きでノートに書くという対処法。

業務面での苦労


【2.現在】

慣れてくると遠隔であることをそれほど気にせず、普通に仕事できるようになってきました。

・業務を中断する機会が減った分、集中して進められる
・手法も自分なりに模索できて、効率も上がった
・クライアントとの関係密度が向上
皆様、ZOOM・電話・メールでのコミュニケーションも受け入れて下さり、人によっては「そちらは○○が有名ですよね!まだ食べたことなければぜひ一度!」みたいな情報を教えてくださったりします。

良いなと実感した点

社内のメンバーとは、仕事の電話やZOOM打合せのついでにちょっとした雑談や情報交換をしながらコミュニケーションをとるように。たまには皆でワイワイしたくて、勝手に会社のZOOM忘年会を企画したりもします。笑

工夫している点

【3.これから】

フルリモートでの守備範囲を増やしていきたいと思っています。オフィスでしかできない業務に関しては、どうしても出社メンバーにお願いするしかないので、それ以外の部分で自分がやれることを増やして、うまく業務分担していきたいです。十分なコミュニケーションが取れているおかげで寂しさはだいぶ感じなくなったのですが、会社への帰属意識と自分のモチベーションを保つために、数ヶ月に一度は出勤して綿密な業務の打合せとリアルな交流を図りたい(世の中の情勢を見ながらの希望)。

以上

Jose (ホセ)
2019年入社 名古屋本社 企画ディレクション 
広報・マーケティング周り担当

インタビュアー自己紹介


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