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大分のだんご汁
祖母がよく作ってくれていた「だんご汁」
九州には、いろいろな所で「だんご汁」と言う
食べ物があるのですが、祖母の作ってくれていた、大分の郷土料理「だんご汁」を作りたいと思います。
まず、「だんご」ですが、祖母は小麦粉の中力粉の粉を使っていました。
ちょっと中力粉が無いので、薄力粉と、少し“もちっ”とさせたいので、米粉を混ぜたいと思います。
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塩少々入れて、水を少しずつ入れ、ベタベタが無くなるまでこねて、ひとかたまりにします。
濡れたキッチンペーパーを被せ、30分寝かせます。
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その間に干し椎茸を砂糖少々にぬるま湯で、戻しておきます。(大分の戻し方)
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30分経ったら、生地を、細長く分割してまた、30分、濡れたキッチンペーパーを被せて寝かせます。
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具材は、大根、人参、ごぼう、里芋、白菜、そして椎茸です(具材は好みで!里芋は欲しいところ)
で、味噌汁を作ります。
出汁は、椎茸の戻し汁と、カツオ出汁。
味噌は、九州の合わせ味噌。(米と麦を合わせています。)
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味噌汁ができた所で、直接、だんごを入れるのですが、大分ではだんごをビョーンと伸ばして入れます。
まるで平打ち麺の様にです。
麺が茹であがれば出来上がりです。
だんごは食べる前に入れるのが普通です。
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出来上がりに、“カボス”を絞ったり、“柚子コショウ”を入れたりして食べます。
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別府に『甘味茶屋』というお店があります。
主には、甘味処屋さんだったのですが、
お昼ご飯を出すようになり、美味しさから
食事所で有名になっています。
そこの「だんご汁」が美味しいのです。
里芋や白菜などの野菜は店の畑で採れた無農薬の物を使っています。
行くようになって、40年以上になります。
子供達も好きな店で、「だんご汁」だけでなく、つきたての餅も出しているので、毎回注文します。一品一品が少しずつなので、三品ほど好みで組み合わせて食べることができるのです。
冬のゆず味噌が乗った茄子田楽は絶品で、コタツで食べられるようになっていて、美味しいものが沢山あります。
別府に行ったら必ず寄る店でもあります。