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ギリギリ若者

どうやら今の私は、ギリギリ若者らしい。

先日、ハローワークの職業相談へ行ったら、
「若者専用のアドバイザーによる相談を受けてみますか?」と言われた。

これまでは正社員一本で考えていたのに、「派遣やパートという働き方を視野に入れたい」と私が話したからだろう。

その時の担当者が話してくれた内容は、簡単にまとめればこんな感じだ。

・産休や育休の制度があるところへ正社員で入社するのがよいのではないか
・今はまだいいけど、もう少し年を取るとなかなか採用してもらえない可能性もあるから、早めに相談して考えたほうがよい

「やっぱりねぇ。そうだよねぇ。」 


心の中で呟いた。

真っ当なアドバイスと思う。

28歳既婚でまだ子供のいない私なら、そうするに越したことはなく、それが社会的に相応しく、自分も救われる未来があるのかもしれないと。。

あ、それと思ったのは、
「これって自分の親も同じことを言うんだろうなー。。」ということ。

そんなことは分かっている。

でも、正社員で働いていた時のストレスと余裕のなさにどうしても戻りたくない自分がいる。

新卒で入社する前、私が掲げていた理想の人生は、"せめて休日には好きに文章をしたためること"だった。

でも、実際のところは、働き始めた私にそんな体力と気力は1mmも残っていなかった。

書きたいな、書きたいな、とだけ言い続けながら約5年が過ぎたのだ。

会社を辞めたことは後悔していない。
むしろ、どうしてもっとやりたいことをできなかったのだろう、どうしてもう少し自分のことを信じてあげられなかったのだろう、とすら思う。

少なくとも今の私には、宇宙レベルで考えたらちっぽけなことかもしれないけど、やりたい事がある
それをやる体力を残して、働いていきたいんだ。

分かってる。
もうじき30歳になるんだから、自分のことだけ考えているわけにはいかないことも。
いろいろここから、どんどんのしかかってくる。

でも、今カフェでこの文章を書いていてつくづく思った。

人生は楽しむためのものじゃなかったっけ?
苦労するのも、目標があるからじゃないっけ??

なんで、未来のことを考えてもうため息が出ているのだろうか。

思春期の頃よりなんだ、人生についてめちゃくちゃに悩んでいるじゃないか。

これが、世間にいうアラサーになるということなのか。

あ、アイスティーの氷が溶けて、薄まってしまった。

でもなんか、これはこれで綺麗だな。


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