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生きていくためのコンパスたち

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「人生とは」「生きるとは」 分からないことだらけの命題に少々の光を。
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2021年7月の記事一覧

結局、笑うために生きている

人生に目的があるとするならば。 休みが続いて、少し仕事と離れることができました。祝日ですと、休みではない海外からメールがバンバン飛んでくるのが辛いところですが。 一方で、ルーティンから外れることはとても大切だと改めて感じました。仕事の中にいると、つい目の前の課題を上手くやるかばかり考えてしまう。 仕事に使う時間は、働いている時期で見ても人生の20-30%。残りの時間は、食べて、寝て、話して、笑う時間に費やされているのです。 頑張ることは良いことか 小さい頃から、頑張

帰る場所

連休明けの重たい頭で何を書こうかと考えたときにふと、 「帰る場所がある」って素晴らしい、と思いました。 私にとっては実家、一人暮らしのアパート、精神的拠り所であるnoteなど、 形は様々ながらもいくつか帰る場所があります。 蒸し暑い中頑張って出勤して、 それだけで100点なのに仕事まで頑張って、 周りに気を遣い尽くして、 ヘロヘロになりながら帰る我が家。 ストレスが限界までたまってしまったときに、 優しく出迎えてくれる故郷と実家。 なんということのない日記や愚痴の垂れ流

何のために働くのか

キャリア面談をしていると、「できれば働きたくない」派と「目標を持って働きたい」派のお話を聞く機会があります。 面白いことに、双方が自分とは違う立場の人の気持ちがわからないのです。 今回は、自分とは違う価値観の人がいるということを知ってもらえるようnoteを書きたいと思います。 何のために働いているのか聞いてみた 私は「目標を持って働きたい」派なのですが、「できれば働きたくない」人に「私は、働くことは楽しくて死ぬまで働いていたい」と伝えると、信じられないという顔をされました

"できるかどうか"に心を奪われて、"すべきかどうか"は考えなかった

最近よく晴れていますね。 とても暑い。 そんな陽気に踊らされたのか、 ここ数日は無理をしていたのかな、と思います。 精神が安定してからにすればいいのに、 資格の勉強を始めたり、 あまり余裕はないのに、 無理して仕事を請け負ったり。 「半年間休職した分を、取り戻そう」 なんて思っていたのではあるまいか。 ちょっぴり自分を叱っています。 自分ならできる、これくらい克服できる! と鞭打つことに必死で、 本当はそうすべきではない時期だということを失念していた。 "できるかどう

肩肘を張るな。世界は広い。

休職前の私は、とにかく視野が狭い男でした。 周囲からの、そして自分への期待に応えようと、 私なりに慣れない中、必死に頑張っていました。 その結末は、抑うつ状態で休職という、 言ってしまえば元も子もないものになりましたが、 色んな人から"無理をするなよ"と忠告を受けていたと、今となっては思います。 私が最も好いていた会社の人から頂いたのが、 表題の言葉。 その人から見ると、私の肩は張り詰めていたのかな。 とにかくその人は、私をランチに連れ出して、 優しい言葉をかけてくれました

まちがって乗った電車が正しい駅に連れて行ってくれることもある

正直なことを言えば、私は会社選びを誤った、と思っています。 財務こそ健全ですが、事業の将来性や従業員満足の観点から言えば、 この会社に在籍し続けることはリスクであるとすら思うときがあります。 人もどんどん辞め、経営層への信頼もない。 私は、”まちがった電車”に乗ってしまったようです。 しかし、営業から広報へ異動したことで、 心身共にそれなりに前向きになれてきましたし、 新しいスキルを身に付けたいと思えるようにもなりました。 会社への不信はまだありますが、 今を精いっぱい生き

丸くなるな、星になれ。

サッポロビールのキャッチコピーです。 誰しも見聞きしたことがあるであろう、良いコピーですね。 日本では、全科目80点の人が評価されます。 数学は60点だけど国語は100点みたいな人は評価されにくい。 とがった人は、丸くさせられる。 個性のある人は、無個性に。 みんなで80点を目指す。 なんだか生きづらいけれど、 日本はそうやって回ってきた、世界第三位の経済大国です。 私が留学していたニュージーランドはちょっと違います。 人それぞれの得手不得手を尊重して、得意なことを伸ばし

人生の速度を下げよう

"There is more to life than increasing its speed." 速度を上げるばかりが、人生ではない。 マハトマ・ガンジー 最近、意図的に仕事をセーブする方法を身に付けました。 どういうことかというと、 自分の調子と相談しながら、 できることとできないことを明確化し、 その日やるべきことが終わったら定時にすっと帰る。 できなかったことは、後日先輩に質問しながら十分な時間をとってゆっくりやる。 無理して詰め込まず、仕事の流入量をコントロー