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結局、笑うために生きている
人生に目的があるとするならば。
休みが続いて、少し仕事と離れることができました。祝日ですと、休みではない海外からメールがバンバン飛んでくるのが辛いところですが。
一方で、ルーティンから外れることはとても大切だと改めて感じました。仕事の中にいると、つい目の前の課題を上手くやるかばかり考えてしまう。
仕事に使う時間は、働いている時期で見ても人生の20-30%。残りの時間は、食べて、寝て、話して、笑う時間に費やされているのです。
頑張ることは良いことか
小さい頃から、頑張ると褒められます。何かを我慢して、やらなければいけないことをやる。すると、親から、大人から、褒めて貰えるわけです。
これは、強烈な成功体験です。何かを我慢する。そして、やりたくないことをやる。それが頑張ることであり、良いことであると教えられるのです。
もちろん、大人の視点に立ってみると、そんなことはないわけです。子供のことを親身に思って、将来のために、助言をしているのですから。
ですが、使うか分からない知識を、学ば「されている」子供の立場に立ってみれば、やはり我慢しろと言われていると感じるものでは無いでしょうか。
こうして、「頑張ることは辛いことである」という、頭の中での等式が出来上がっていく。それは、大人になっても、簡単には拭えないものです。
楽しいことは悪いことか
この発想に立つと、頑張ることは辛いことであり、辛いことは良いことである、という発想になってしまいます。
逆に、楽しいことを悪いことのように捉えてしまう。辛くない状況は、頑張っていない状況であり、良くない状況であると思ってしまう。
すると、辛い状況を作り出そうとしてしまう。そんなまさか?でも、「最近、頑張ってないな」と罪悪感を感じること、ありませんか。
別に頑張っていなくても、良いのです。家族楽しく円満に、笑って時間を過ごせているならば、それは無理に頑張るより数億倍価値があること。
価値があるかどうかと、辛いかどうか。これには、相関がありません。言われると当たり前なのですが、結構パラダイムシフトな認識です。
付加価値は楽しみの中から生まれる
楽しいことは、楽しいから続くのです。私も楽しいから書いている。そのうち有料note書く野望は残ってますので、ご商売半分なのはご容赦を笑。
ただ、そんな楽しいから書いているのnoteでも、時折「考える役に立ちました」と、コメントを頂く事もあったりします。
それは、私も書くことを楽しんでいるし、読んで頂いた方も、読むことを楽しんでいたわけで、お互い楽しくやっていたのです。
それでも、お互いにとって役に立つという状況が生まれているのです。それは、社会的に見て付加価値があったということ。
楽しんだら付加価値がない。そんなことは絶対にない。むしろ、楽しんでいるからこそ良い付加価値が生まれる。そういうものではないでしょうか。
結局、笑うために生きている
休みの間、結構笑ったりしました。大変なことも多い毎日ですが、その瞬間は純粋に楽しく、生きていて良かったなと思う瞬間でもありました。
人生に目的なんてありはしないのです。ただ、その中で無理やり目的を作るとするならば、自分が笑うために生きているのではないでしょうか。
『トム・ソーヤの冒険』で有名な、マーク・トウェイン。最近まで知らなかったのですが、結構大変な人生を送っていた方だったのです。
五男一女を持ちますが、全員両親より先に他界。仕事では投資が失敗し破産。その借金を返すために世界中を講演で回る。かなり壮絶です。
そんなマーク・トウェイン、辛いことも多かった人生でしょうに、下の名言を残しています。
人類は一つのとても効果的な武器をもっている。
それは笑いだ。
笑いというものは、武器であり、生きる糧でもあるのでしょう。そんな笑いを生み出す、楽しいという感情。それが敵であるはずがない。
本当に敵なのは、頑張らないと付加価値がないという、染み付いてしまった、その固定概念なのです。
楽しくやれればそれでいい。楽しくやるからこそ、上手く出来る。
結局、笑うために生きている。
ではでは。
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なんだか、マーク・トウェインの生い立ちを知ると、どんな気持ちで書いたのだろうなと思ってしまう本です。文学部の基本なのかもしれませんが、作者と時代の背景を知ると、一文一言の重みが増すものですね。コンテクストを理解することの大切さを思い知ります。
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