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【すごい】辞書マニアの蔵書管理事情
突然ですが、みなさんは辞書を何冊くらい持っていますか?
私は最近100を超えたところです。辞書っていつのまにか増えていますよね、不思議です。夜中に小人が増やしていったとしか思えません。
Q.そんなに辞書を持っていたら自分が何を持っているか忘れない?
A.忘れます。買った記憶のない辞書が突然本棚から出てくるなんてざらです。
人より辞書を使っている自負はありますが、アプリ版がある辞書はそちらで引きますし、今第7版とか第10版が出ている辞書の初版や第2版なんて、よっぽどのことがないと引きません。よって、自分が何の辞書を持っているのかは意外と把握できていないのです。たまに本棚を整理すると、初めて見る面白そうな辞書が出てきたりします。やはり何者かが私の知らないうちに辞書を増やしているんじゃないでしょうか。
前置きが長くなりましたが、今回はそんな私の蔵書管理事情をお届けします。辞書が増えすぎて困っているという方も、これから困る予定だという方もぜひ参考にしてください。(Lakka)
蔵書リストを見てみよう
百聞は一見にしかず、私の蔵書リストをお見せしましょう。
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Googleスプレッドシートで管理しています。最初Excelで作っていたのですが、スマホでも見られるようにスプレッドシートに移行しました。
スマホから見るとこんな感じ。
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現時点で所有している辞書は112冊でした。
『日本国語大辞典』から始まるのは、蔵書リストを作ったタイミングの問題です。ちょうど日国を買った直後だったので、目の前に日国が転がっていたのだと思います。
備考欄には主に、箱の有無を書いています。大きいサイズの辞書は重く、取り出すまでに疲れてしまうので、箱を捨ててしまうことが多いです。「箱なし」と書いてあるものは、買った、譲り受けた時点ですでに箱がなかったものです。
以前「メルカリやヤフオクで辞書を売る方法」という記事を書いた際にも書いたのですが、辞書マニアにとって版・刷・発行日の情報は本当に大切です。そのため、蔵書リストにはもちろんそれらの情報を入力する列を作ってあります。
それらを入力することで、後々役立ったりします。
例えば、スプレッドシートのフィルター機能を使ってこんなこともできます。
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『三省堂現代新国語辞典 第7版』や例解小学シリーズは前年の11月~12月に発売されたと記憶していますが、発行日は発売日よりもやや遅めになっていることが多いため、2024年でヒットします。
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誕生辞書を探すこともできるし👆
発行所で絞って、自分がどこの出版社にお金を落としているのか確認することもできます👇
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112冊中48冊が小学館で、41冊が三省堂でした。小学館が多いのは間違いなく日国(全10巻)、ニッポニカ(全26巻)があるからです。種類数で言うと三省堂が1位。そろそろゴールド会員とかになれますか?
ちなみに私は複数巻で構成される大型辞典であっても、単純にある分の数をカウントする方式を取っています。つまり10巻1セットのもの=10、20巻1セットのもの=20と数えます。そのため大型辞典を買うと一気に蔵書数が増え、「さすがにやばい。しばらく買わないでおこう」という危機感を持つことができます。実際、ニッポニカ(全26巻)を購入して以降、あまり辞書を買っていません。
しかし、辞書界隈では1セット=1冊(10巻あろうが20巻あろうが1と数える)方式の方もかなりお見かけします。体感、蔵書数が多い方ほどこの方式を取っており、かなり狂気を感じています。
そんな方たちに比べれば、私の蔵書なんてかわいいものです。
本棚を見てみよう
本棚はどうなっているのか、というとこんな感じです。
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上に辞書やら辞書関連の雑誌やらが乗っているので、当たり前に撓んでいます。なんかちいさくてかわいいやつらのフィギュアを置くには危険度が高すぎるように思います。
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全く見えませんが下段の奥に日国がいます。
いかに辞書を詰め込むか、ということだけを考えているので、本当に取り出しにくくて困っています。取り出したら取り出したで戻すのが面倒になり、辞書を積み重ねていくので、机の上に辞書タワーが生まれます。
そんなわけで蔵書リストを作っていてもなお、辞書がどこにあるか把握できていないのです。
ただし、記憶にはないけど私はこの辞書を持っているらしいぞ!ということだけは蔵書リストで確認できるので、辞書を二重に買ってしまうリスクを減らすことができます。便利!!!
おわりに
辞書マニアの蔵書管理事情をお届けしました。
ちなみに辞書マニアの中で112冊はかなり少ないほうですし、私も本棚を見て「辞書意外と少ないな…」と思っています。しかしここで「まだいけそう!」と思って買い続けると本当にスペースがなくなることが目に見えています。
みなさんも辞書沼には気をつけてお過ごしください。1冊の辞書がいつの間にか100冊になります、本当に。