【私の仕事】100均で手袋を購入した件とコンサルタント業の本質【コンサルタント】
今回は、画像を見て頂くと分かるように、100均で穴の開いた手袋を買ったということが中心の話になります。
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以前からお話ししていますように、私は、顧問先を訪問することが多い仕事をしております。
そして、街中での利便性や運動不足解消のために、自転車での移動を出来るだけ多く行っています。
今回も自転車移動だったのですが、この真冬の寒い中、素手で自転車に乗るほど顧問先企業の場所が近い訳でも無いですし、寒さに負けない程私の手の皮膚が厚くもありません。
ですので、100均で手袋を購入しました。
そして、すぐに使う必要がありましたので、店員さんに「すみませんが、(タグを切るので)はさみを貸してもらえませんか?」とお願いしたところ、
「大丈夫ですよ。私が切りますので」(20代と思われる女性店員)
「あ、…そうですか。ありがとうございます」(私=おじさん)
という流れからタグを切ってもらったのですが、実際に装着してみると、タグどころか本体もざっくりと切られてしまっており、上記画像のような手袋を購入することになった。
という訳です。
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結果的に穴の開いた手袋を購入することになってしまったのですが、購入の際には問題が無かったことは確認済みですので、間違い無く店員さんのタグ切りによって穴が開いたと考えています。
では、この場合の私は、どのように振舞うのが正解だったのでしょうか。
1.「切りますか」と店員さんに言われたときに、「いいえ、自分で切りますのではさみを貸してください」と言う
⇒ せっかく(恐らく善意で)切りましょうか?と言ってくれたのに、それを完全に無視した返しをすることは、私のような「なるべく波風を立たないように振る舞い・平和な一日を過ごしたい」と考えた言動しかしない人間には、上記の返しはハードルが高すぎます…
2.はさみもセットで購入し自分でタグを切る
⇒ いくら110円とはいえ、はさみも購入してしまうと荷物が増えてしまいますので、出来ればはさみの購入はしたくありません。
3.「手袋を忘れた」時点で詰みだった
⇒ いつもは、コートのポケットに手袋を常備しているのですが、今回は別のコートを着てしまい手袋は家に忘れていた状態でした。
つまり、朝の出勤段階で詰み状態だったとも言えてしまいます…
上記のように、様々な仮定をシミュレーションすることは出来るのですが、どの返しも一長一短があり、上手い解決方法につながる結論は出ませんでした。
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ちなみに、この件については、このnoteでの記事にもしましたし、多くの顧問先・同僚や友人・美容師など、様々な場所で盛り上がる話題になりましたので、充分110円の元は取ったと感じてはおります笑
しかし、今回の件については、良く考えると、
私の仕事(コンサルタント業)においての重要なことと似ている
と気づきました。
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コンサルタント業というのは、相手方から依頼されたことだけでなく、「私が気づいた=相手方の気づかない」所に関して提案することも多く、それによって感謝されることも多いです。
しかし、そういった先回りの提案については、極稀にではありますが、余計なお世話と拒否されてしまうこともあります。
顧問先側の考え方、例えば「私からの提案が必要な事は分かっているが、今の段階では行う必要は無い」「自社の仕組みなど色々考えると、自社には必要ない」などによって、私の提案がどう扱われるのかが変化します。
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簡単にまとめると、今回の手袋の件は「小さな親切大きなお世話状態」になったといえます。
これは私の仕事にも関連しており、もし私(コンサルタント側)が、「これは重要なので行ったほうが良いです」と考え提案したとしても、顧問先側が「そこまでの必要は無い」と考えている場合には、まさに「小さな親切大きなお世話状態」になるということです。
コンサルタントとして必要なのは、「私(コンサルタント)自身が行いたいことを提供する」というよりも、「相手方(顧問先側)が本当に必要としていることを過不足なく提供する」ということが重要だ、ということを再確認させてくれた出来事でした。
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