センス・オブ・ワンダー
本当についさっき
そうヨガをやろうとしたそのとき
奥さんがこの本を教えてくれた
「センス・オブ・ワンダー」レイチェル・カーソン著
結構有名な作家さんということで
お恥ずかしながら俺は初めて聞いた名前だった
正直ついさっき知ったばっかりだから
中身は始めとあとがきしか読んでいない
でも著者が何を伝えようとしているのか、
とても興味深かった
この本は奥さんの母さんが結婚した時に奥さんに送ったものだそう
奥さんのお母さん、つまり俺の義母さんは
心が常に踊っているような、ユーモアのある本当に素敵な方だ
いつだって好奇心旺盛
俺らがいうことを「うんうん」と聞いてくれて
「それおもしろいね!やってみようやってみよう!」と
否定など絶対にしない
常に肯定してくれるそんな方だ
そんな義母さんの子育ての視点を思うと
この本の内容ととても重なる点がいくつかある
まだ読み込んではいないが、
今日得たメッセージとして、
「大人の役目は守ることだけではなく、その子どもと同じ目線に立って過ごすということ」
なぜこのことについてこうして書こうと思っているかというと
じつは俺にとってタイミングよく
今日はある男の子について書こうと思っていた
その子は現在小学校5年生
小学校1年生の時からの付き合い
随分と大きくなって、横にも大きくなってきた笑
その子は特別支援学級にいて
いわゆる”発達障害”と言われる診断名のもとそこに在籍している
自閉症スペクトラムという部類にはいるそうだが、
高機能の自閉症、知的には遅れはないが自閉傾向の強い子だ
その子は感情のコントロールや、周りの空気が読めなかったり、
文字どおり全て受け取ってしまう傾向によって、なかなかコミュニケーションの面でうまくいかない
けれど、数字に関してとても強く、記憶力も半端ない
西暦と和暦が頭の中に入っていて、年齢も誕生日も覚えたら絶対に間違えない
そして何よりもとても純粋で素直な子だ
俺はその子と同じ名前ということもあり、とっても仲がいい
でも関係を築いていく中で何度もぶつかったし、何度も反省したし
今でも悩むことが多い
俺は今日その子と過ごしていた時、何度も何度も同じことを質問してくる彼と話していた
その光景は珍しいことではないので、いつものようにその質問に根気よく返していた
ただ今日は一段と同じことをずっと質問してきた
その時、「この子はお友達にもこうやって質問ぜめにしているのか?もしそうであったら”しつこい”と思われていないだろうか。」と心の中で思った
わかってはいたけど、改めて彼の特徴に対して客観的に受け止めていた
その時からずっと彼に俺はどのように接して行ったらいいのか、社会の中で上手く生きれるように、こういう時の質問の仕方、または考え方を教えたほうがいいのか?
または、客観的に考えられるように促していくのがいいのだろうか。
そんな風に思っていた
でも今日この本を読んで見て
そこに大事なことを忘れていたんだなと気付かされた
その子がこの先なるべく困らないようにはどうしたらいいのか、
もちろんそれも大切であると思う
けど、俺は最近その子の目線に立って一緒にいただろうか
彼が気になる部分に一緒に寄り添ってみようとしていただろうか
どこかでおれは彼のことを上から見下ろすような姿勢で
彼と関わっていたのかもしれない
おそらく彼の目線の先には俺なんかが見えない、
素晴らしいものが沢山あるのだと思う
そして特に”豊かな”感性を持っているように感じる
今度会った時は、その彼が見ているものを少しだけでもいいから
見ることができたら嬉しく思う
そんな事を思い返させてくれた本だった
今日の一言。
本の中の一節
わたしたちの多くは、周りの世界のほとんどを視覚を通して認識しています。
しかし、目にはしていながら、
ほんとうには見えていないことが多いのです。見過ごしていた美しさに目を開く一つの方法は、自分自身に問いかけてみることです。