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日記

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2021年5月の記事一覧

2021-05-23

2021 05 23 ハイデガー『形而上学入門』を読む。苦労しないといけないと思っていたが意外と読みやすい。序盤はそこそこ長めにとって「なぜ存在者があるのか」という設問を根拠、存在者などに分節化しながら理解していく。大体が現象学的な手続きで紐解かれるべきものではある。「むしろ無があるのではないか」と問う必要があるというのがハイデガーの独創なのかは分からない。存在も無と同じくらいに謎めいているという

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2021-05-22

2021 05 21 読書会が流れたので何かをやったはずなのだが、何をやっていたのか完全に覚えていない。
2021 05 22 アニメを見た。どうやら中国のweb小説から成立した作品らしい。古典っぽい世界観をもとに過去封印されてきた邪神——正確にはそうではないらしいが、邪神のような狙いで召喚されている——が忌子を依代に復活する、というあらすじ。古典っぽい世界観と言ったが、伝奇——あるいは中国語のい

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2021-05-20

2021 05 19 H. S. Harris の Hegel's intellectual development to 1807 にはテュービンゲン時代にはヘーゲルは現代的な作品よりも古典に注力しており、どうやらヘーゲルはすでに教会に入ることを望んではいなかったと書いてあるが、本当なのだろうか。
2021 05 20 もう今月も下旬だ。何もことが進んでいない感じが捨てきれない。とりあえず飯を食

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2021-05-17

2021 05 16 昨日は結局会議しただけだった。それ以外に何かやった気はするが、だいたいレポートを送ることで終始していたような。『法王庁の抜け穴』を少し読もうとしたが、第一篇でなんのことやらよくわからなくなってきたので諦めた。しばしば思うことだが、ジッドは後の作品になってくるとよく理解できなくなる。なんとなくであるが、若書きの時の作品のほうがしっくりくる。早い時期の作品のほうが、素朴なことが書

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2021-05-15

正直な話、今年のうちに大学を卒業しないつもりでいる。というのは端的に進路が決まらないからなのだが、進路が決まらないことは大きく分けて二つの理由による。
1/就活に出遅れた もとより就活するくらいなら与太郎にでもなってやるくらいの態度でいたので、出遅れたも何もないのだが、つまり希望する業界業種のエントリ受付がことごとく締め切られていた(あるいは幸か不幸か今年の募集を行っていなかった)。わずかに二、三

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2021-05-14

今日は何もできなかった。
訳読を進める。本を借りる。以上。

2021-05-13

平日も折り返しだ。今週もほとんど何もできていないに等しい。とにかく文章を書くことにものすごく抵抗を感じざるを得ないほどになぜか憔悴しているが、とりあえず言われたことを書いておく。
何はともあれ就職活動をしてみたほうが良いというアドバイスをもらうことになったが、漫然とマイナビを閲覧してエントリを入れていくだけで何も生産的なことをしていない。エントリーシートを書けばいいのか? しかし何を? 何も書ける

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2021-05-12

11時くらいに目が覚める。また夢から覚めることに難儀した。午前中に用事がないとはいえ、この体たらくには自分でも納得がいかない。
それにしても何もかもがわからない。ヘーゲルの言っていることも理解ができず、とりあえず訳読を進めているだけに留まっている。なんとなく理解はできる箇所があってもそれも結果的に『論理学』で言われていることでしかなく、そうしたところへの無理解によって埋め合わせが効かなくなる。……

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2021-05-11

朝6時くらいに起きる。レポートとメール。
差異論文を読む。哲学が根本問題によって始まるという観点を批判している箇所だが、ここではスピノザにも言及している。ここから少し話せたらと思うが。

あとは西洋哲学史あとは熊野純彦の新書を読む。関連する本はいくつか読んだが、熊野だけ微妙に毛色が違う。
これ以外何かやったっけ。朝起きただけで満足してしまった感がある。

2021-05-10

修得の弁証法について 一週間が始まる。平日というのは大学の授業が挟まるから勉強が進まなくて嫌だ。とはいえ(単位取得的に、かつ将来的に?)入れないといけないことがらはあるので、入れていく。
それにしても学部の卒業が近づくたびに思うことだが、自分の修得したことが何一つなかったとは言わないにせよ、単にわらくず同然のようなものな気がしてならない。より控えめに言うと、世界を理解するための範疇およびその使い方

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2021-05-09

2021 05 09 12時くらいに起きる。もう永遠に眠るのかと思った。こういう時に限って、夢の方がやたらヴィヴィッドで、ことがらにおいて自分を惹きつけるものであることが多い。逃れられえないほどに夢が心地良く、また全面的な愉快さを帯びているわけではないにせよ、不快感のない、しかし学ぶところの多い日は、大抵目覚めることに苦労する。別に起きたくないと言ったら嘘になる。こんなにも空虚なばかりの泡沫の生活

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2021-05-08

萌え豚になって死んでしまいたいという思いが募る。機微を捉えることもなくただ漫然とキャラクターの直接的な可愛さについてのみ感想を述べ立てるだけの怠惰さに完全に甘んじてしまいたい。それは端的に、いわゆる「ありのままの」自分を受け入れたいということを言っているにすぎないのかもしれない。より正確に「ありのままの」モードであることについていうなら、それはおそらく無媒介的な、時間性を持たない、反射的な確信のも

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2021-05-07

何につけても記録しないことには仕様がない気がしてきた。というのは、次のような理由からだ。目標や着地点(ここでは大学院入学や就職などの、何らかの進路)が何であるかが明らかだったとしても、そこまでの道程が——完全に妥当な道程などというものはもとより期待しないつもりであったとしても——完全に誤ったものであることを避けるためのいくつかのメンテナンスが必要だった。そしてそのメンテナンスには、いま、ここで何が

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