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今の時代を生きるということ

あなたは今の時代に生まれてよかったと感じているだろうか
 
人はこの世に生を受ける時、時代や場所は選べない。もっというと、親も選べない。

ただ運に身をゆだねるしかない
 
日本に生まれただけでラッキーだ、という人もいる。
 
世界中で争いや貧困が存在し、言論の自由がない国もある。そう考えると、確かに幸運なのかもしれない。

では時代はどうだろうか。1週間後、79回目の終戦記念日を迎える。
 
戦時中はもちろん、終戦直後は、食糧難と物資不足で国も貧しく、自身の努力や才能だけでは、運命を変えられない時代だった
 
将来ある若者が戦争に駆り出される。死を覚悟しなければならなかった彼らの無念さを考えるだけで、涙がでてくる。

そのような苦難の時代を想像してみると、平和ボケともいわれている日本で今を生きていることに感謝すべきだろう。

私は、歴史好きな父親の影響で、子供の時から世界史や日本史のストーリーを想像しながら、当時に思いを馳せていた。
 
日本史だと卑弥呼の時代まで遡り、定番ではあるが中国の三国志もよく読んだ。どちらも約1,800年前の話なので、フランス革命がつい最近のように感じてしまう、笑。

なので、私は時代を100年単位で一括りにし、現代の子供から高齢者までを同じ時代に生きる仲間とみなしている(20代以下の人たちからは猛反発を受けるが、笑)。

もう少し踏み込むと、具体的な年号は控えるが、私は1970年に生まれ、完全に第2次ベビーブーム世代だ。子供の数が多かったため、受験を含め競争も激しかった。私は大学卒業直後にアメリカに留学したため、就職活動はしなかったのだが、氷河期の真っ只中で、同級生は職探しに苦労したようだ。 

あと10年早く生まれていたら、とか、遅く生まれていたら、と考えることもある。だけど、若いままでいたいという願望は別として、笑、結構面白い時代に生まれたのかな、とも思っている。 

というのは、今でいうコンプライアンスという概念が非常に薄かった昭和、猛烈サラリーマンが仕事をし、日本経済を支えてきた時代に子供時代を過ごし、それから平成。日本では不良債権問題、金融機関の再編があり、その後リーマンショックが起きた。そして労働市場では、AIが人間に取って代わろうという現在。

一通り、歴史の証人として、節目を目撃したのではないか、とも感じる(まあ、10年位の誤差であれば、ほぼ同じ風景かな)。

もう一つ、1980年代に台頭したスーパースター、マイケル・ジャクソンやマドンナの音楽を聴いたり、ミュージックビデオ(MV)を観たりして子供時代を過ごせたのも良かった。

最初の質問に戻り、今の時代に生まれてよかったと感じているか
 
答えはYES

今の時代でも、やはり苦難はある。それでも、デジタルテクノロジーの進化も手伝って、人生の選択肢が広がったのは事実だ。
 
こうしてnoteで発信できるのも、この時代を生きているおかげだ、と実感している。

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