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「9月から10月末日に読みたい本」

 9月、季節は読書の「秋」とよばれるなぜであろうか。
 暑い夏が去りゆき、やっと本に集中できるかだろうか、または、秋が深まる頃、紅葉が美しくなり、心に様々な巡る想いをイメージとして降り注いでくれからだろうか。
 一年の終わりが近づき、それに対して何か終止符のようなまとめを言葉に意味を託して、身近に優しく感じたいからであろうか。
 9月の終わりから始まる読書は、人の終焉という心とどこか結びつくのかもしれない。人は、それを黄昏と呼ぶかもしれない。
 
 わたしが、読みたいと思う本は、わたしの知らない世界について紹介し教えてくれるもの。
 一度、読む勧めたが、途中で終わりになってしまった本。
 最後は、再読である。
 この再読できるということが、読書の中で一番優れていると思う。
 本は、決して逃げないからだ。また、挑戦的でもない。
 ただ、佇み、訪問客がいないときさえある。

 ① 三島由紀夫(著書と作品論・批評)
 ② オスカーワイルド(特に全集に収録されている批評)
 ③ フランソワーズ サガン
 ④ ドフトエフスキー(罪と罰の最後の光景は美しい)
 ⑤ トーマス・マン


読書の秋

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