#pride_week すべてのジェンダーで『その先』を考える
4月第5週〜5月第1週は、LGBTQ+などのセクシャルマイノリティやジェンダーについて考える『プライドウィーク』です。
プライドウィークは、この時期世界各国で開催されている『レインボープライド』に由縁しています。ダイバーシティ&インクルージョンの推進が叫ばれている中、取り組みが形骸化しないために『具体的なアクション』についてご紹介します。
プライドウィークはなぜ必要なのか
プライドウィークは、セクシャルやジェンダーの多様化に対し、社会にどのようなインクルージョンが必要かを提案して、考えるための機会。
『多様性』という言葉が浸透してから10年近く経ちますが、実社会においては人々のコミュニケーションも制度も、まだまだ発展途上であり、未熟です。プライドウィークは、ジェンダーやセクシャルによって生き方を制限されない、人としての尊厳が守られる社会を作るために、すべての人々で考える期間です。
『レインボー』『プライド』の意味を改めて考える
【レインボー/レインボーフラッグ】
セクシャルマイノリティの象徴ともされる『レインボーフラッグ』。これらは、自分のジェンダーやセクシャリティを受け入れ、人として人生を楽しむための尊厳を表しています。各カラーはカテゴリの象徴ではなく、自然を表しています。
これまで自分のジェンダーやセクシャリティーについて、社会的に抑圧を受け、クローゼット(隠す)しつづけていた過去や未来を変えていくといった願いが込められています。
【尊厳を考える『プライド』】
『プライド』は『誇り』。人としての尊厳を守るための声です。
●仕事や生活に関係ないはずのジェンダーやセクシャリティが理由で嫌がらせや不当な扱いを受ける
●自分の恋愛対象ではない人との恋愛や性交渉を強要される
これは人権の侵害であり、その人の尊厳を踏みにじっていますよね。このようなことが日常茶飯事で行われている現状を変えるための声を発するのがレインボープライドです。
私たちが問われているのは『コミュニケーションのマナー』
法整備や制度設計を変えるには時間がかかります。実際に声を上げ続けている方もいますし、その声は着実に社会を変えてきています。
一方で、ジェンダーやセクシャリティに関する生きづらさの要因は、日常でのコミュニケーションにもあります。
●不必要に恋人の話や性に関する話題を出して、他人のプライベートに土足で踏み込む
●セクシャルマイノリティだと聞くと、性交渉の話を立ち入って聞き出したりして見世物のように扱う
●(聞いてもいないのに)ジェンダー観やセクシャリティの価値観を押し付ける
ささいなコミュニケーションでも、このようなマナーのないやり取りが行われています。これらは法整備や制度設計で解消されるものではないため、すべてのジェンダーで学び、考えていくべきことなのです。
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