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「家族力」の定義

まずは、「家族力」の定義を明らかにしていきたい。

親自身が幸福であること。
子ども第一ではなく、家族第一であること。
子育ては利他を教えること。

親の目標の多くは「子どもに幸せになって欲しい」という願いである。
しかし、そのために親や子どもに無理なストレスがかかることが多く、親の期待を子どもは負担に感じはじめる。
子どもは「親が幸せ」であるかということに大きな関心がある。
つまり、子どもは親の幸福な姿を見て心の栄養を取り入れている。
そのため、家族は親と子どもの幸福感が一体であることが求められる。
親の機嫌が悪いと家族間のコミュニケーション不足になる。
そういった環境に育った子どもは、
社会に出てコミュニケーションを取ることが苦手になっている。
 
学校の成績よりも大切なものは、家族の中で学んでいく、
礼儀や責任感、自己決定性である。
また、人生の目標について考えるときも「個人的欲望」を取り上げるのではなく、社会的欲求に応える「利他」の大切さを教えていくことが、
子どもの幸福な人生に不可欠なものである。
いつの日か子どもは成人を迎え、
夫婦の子どもから社会人(社会の子ども)となって旅立っていく。
家族に何かを求めるばかりではいけない。
何かをしてもらうだけというのは単なる甘えに過ぎない。
家族のメンバーの一人である限り、与えることも必要になる。
子どもにもそれはできる。


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