翻訳ソフトはどこまで進化するのか?
先日、中国人オーディエンス向けの講演会を控えた方に見せてもらったのが、日本語で話した内容を翻訳ソフトが聞き取って、即座に中国語字幕にするというもの。もちろん完璧な翻訳にはなっていないですが、それでも意味はほぼすべて通るレベルには翻訳できていたし、ここまで進化したかと・・
僕が中国に留学していた2005年前後の頃は、そもそもこうした翻訳アプリがほとんどなくて、みんな日中翻訳の電子辞書を携帯して街に出かけていました。まあ、この電子辞書もあんまり使えなくて、街中で「これ中国語でなんて言うんだろ?」と検索かけると、日本語で言いたいニュアンスを中国語に変換した時に直訳すぎて大幅にズレてることがほとんど。なので途中からは電子辞書自体ほぼ使わなくなり、中国人に中国語で「こんなニュアンスの時に言う言葉って何?」みたいに尋ねて知りたいフレーズを導き出すというアナログな方法に変えて行きました。
それから10年くらいが経つとブラウザでの外国語翻訳サイトがどんどん出てきます。日本語の文章を中国語に即時変換できるのはすごいと思いましたが、まあ誤字脱字だらけ、ニュアンスもめちゃくちゃで結局人力の翻訳には勝てないという状況は変わりませんでした。
ところが、最近長文の中国語を翻訳するのが面倒だったので、Googole翻訳にかけてみたところ、この翻訳がなかなかイケてる!割と妻の家族との会話でわからない表現が出てきた時に、こっそりGoogole翻訳にかけてたりします。他にも、中国語翻訳アプリも色々出てきていますよね。
それとビックリしたのが、中国のアプリWeChatで音声通話を文字起こしする機能があるんですけど、これがめちゃくちゃ正確で、きつい方言だったとしてもほぼ完璧にテキスト化されてます。
チャットGPTみたいなオープンAIも注目されていますが、AI機能がさらに進化してくると、もはや語学学習そのものが必要なくなるかもしれませんね。旅行に行く際にも完璧な翻訳ソフト、それこそドラえもんの秘密道具のホンヤクコンニャクみたいなものが出てきてもおかしくありません。
まあでも言葉がなんでも通じるってなると、それはそれで面白くないし、海外旅行の異国情緒みたいのも薄まっちゃう気がしますが・・でも、翻訳ソフトの進化は今後も注目したいと思います。
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