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中国留学中に一番嬉しかった仕送りは"ふりかけ"だった

中国人留学生の方のお話を聞く機会があり、中国にいる親御さんからの仕送りでもらっているものが中華食材の調味料と聞いてなるほどなぁと。日本でも買えるけど高いですからね。

一方、私が中国に留学していた際にも親から航空便で仕送りしてもらった物の中で嬉しかったのはなんだったろう?と思い返すと、一番それそれ!となったのが"のりたまのふりかけ"と"ゆかり"でした。

そもそも中国に"ご飯のお供"的な存在って見たことがありません。お粥であれば腐乳という豆腐を麹でつけた発酵食品だったり搾菜とかを一緒に食べたりしますが、普通に炊いたご飯の場合、やはり肉や魚、野菜などのおかずありきでしょうね。

中国でふりかけを手に入れようと思うと、日系のスーパーや日本食材コーナーを設けてるお店に行けば手に入るとは思いますが、上海でも私の留学当時(20年近く前)は古北・虹橋という日本人街に行かないとなかったし、気軽にネットで取り寄せるような時代でもなかったので、とっても助かってました。

お寿司や丼もの、そばなどは和食レストランに入ればどこでも食べられるんですけど、ふりかけがあんなに恋しくなるなんて…

よくよく考えたら日本の美味すぎる米だからこそ、ご飯がススム的な発想が許されるのかもしれませんね。今も私は自宅にふりかけ類をストックしてますが、中国人の妻は一度もかけたことがないです。

和の心?ふりかけの歴史が気になったので少し調べてみると

実はふりかけを考案したのは熊本県の薬剤師さんなのです。時は遡り大正時代初期のことです。カルシウム不足を補うために薬剤師さんは魚の骨を粉にして食べることを思いつき、また胡麻や青のりを調味料に加えることで魚が苦手な人でも食べられると考え、それをご飯に乗せて食べたことが「ふりかけ」の始まりです。
このふりかけを「ご飯の友」という名前で商品化し、今ではふりかけの元祖とも言われています。

https://hyoki.jp/blog_shimbashi/%E3%81%B5%E3%82%8A%E3%81%8B%E3%81%91%E3%81%AE%E6%96%87%E5%8C%96%E3%81%A8%E6%AD%B4%E5%8F%B2/

なるほど!こんな由来があったんですね。
いつか中国のスーパーでも当たり前のようにふりかけが手に入る時代になってくれたらいいなぁなんて密かに考えてます。

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