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2018年2月の記事一覧
つれづれなるままに Part5
イカリ豆をこれまた久しぶりに食べた。久しぶりに食べた食材のことを書くのは気楽にできる。そんなに驚くべきものを食べているわけじゃないし。
久しぶりに食べたイカリ豆の賞味期限が、ある人の誕生日だった。
なんとなくびっくりした。いま思うに別にびっくりするほどのことでもない。だって賞味期限も誕生日も、カレンダー中を埋め尽くしている。みんなの誕生日が来るのといっしょに、どこかの食料の賞味期限は来る。
流れていってその先に何があるのかなんて分からないほうがいいのかもしれない
私達はどんどんつながっていって雁字搦めになり、
(変換したら出てきたけど、がんじがらめってこんな漢字なの?!)
食べていくためにやりたくない仕事をしなきゃいけない、とまで言わされるのだけれど、
(そんなに無理しなくてもいいし、どんな仕事でもやってみたら意外と楽しかったりもするものだよ?)
でも私達は恋愛のことばかり歌っている。
(恋愛まで仕事になっていく世界においては、もうラブソングも流
『海辺のカフカ』を読みました
村上春樹『海辺のカフカ』を読んで思うことをつれづれと書く。
ぼくとしては久しぶりに、いかなる利害関係もいかなる時間的制約もなく、小説の世界に入っていっしょに冒険できた時間だった、ぼくは村上春樹に感謝し、作中の登場人物たちに感謝したい、ぼくが印象にのこった言葉は「愛とは世界の再構成だからね」という意味のそれであった、なんとなれば、ぼくがthese daysに愛について思いを巡らせているからであろう。
無意味と抽象的、虚構と抽象的
具体的なこと書きたくない。無意味なことを書きたい。
こういう気もちは、抽象的な文章を書くことによって満たされていた。満たされた気になっていた。しかしその抽象的な文章は、実はぼくの具体的な経験が抽象されたものであり、そのことを痛感した。
すると、ぼくのなかでもはや
無意味であること
と
抽象的であること
の境目がはっきりしなくなった。つまり、抽象的であるだけでは、意味から逃れられなくなったの