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柏餅をつくろう【書く習慣・DAY12】

柏餅の由来

柏の葉は新芽が出るまで古い葉が落ちない特徴から、子孫繁栄(家系が途切れない)につながる縁起のよいものなので、端午の節句のお供え菓子として、長年親しまれてきました。

柏の由来は古代にまで遡り、当時は食物を包んだり食器として使われた葉を、総称で炊葉(かしぎは)などと呼んでいたそうで、それが”かしわ”に転じ、現在の柏にその名が残ったという説があります。

作ろう!柏餅

ゴールデンウイークに、仲間内で集まることになったので、季節に因んだお菓子を作ろう!と、ひさーしぶりに柏餅をつくってみることにしました。

時間がたってもやわらかい♪ レンジ柏餅のレシピ動画・作り方 | DELISH KITCHEN

作り方や分量は、すべて上記レシピ通りに作って、うまくいきました。
が、しかし。このレシピには、ひとつ困ったことがありまして。
この分量より多い量(例えば二倍にするとか)で作ると火が通らず失敗する
のであります。

この柏餅を初めて作ろうとしたのは、ゴールデンウィークに友達30人集まって、バーベキューをしたときでした。(先々週ですな)
で、蒸し器を使うやり方は知っていたのですが、
このレシピをみつけて、電子レンジ楽ちん!と大喜びした私は、いっぺんに15人前をつくろうとしたのです。

…しかし

電子レンジに何分入れても、糊化せず、どろっどろの液状のまま。
こねてもこねても手はベッタベタに。
量が多すぎると、中まで加熱できないのが理由のようです。

でんぷんの違いと糊化のしくみ

ちなみにこの糊化とは、加熱により、米のでんぷんがやわらかく餅状になることを言います。
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基本、柏餅は上新粉を使います。

上新粉
 「うるち米」(私たちが普通に食べている、お米のこと)を粉にしたもの。粘りやまろやかさよりも、歯応えの強いお団子ができる。

うるち米を原料とする上新粉は、水でこねると硬くぼそぼそしてしまうため、もっちり感を出すために熱湯を入れて「糊化(こか)」させる。そうすると、糊のようにもちっとした食感になる。

上記のレシピは、このお餅をやわらかくするため、少し白玉粉を加えてあります。

白玉粉
 「もち米」を乾燥させて粉にしたもの。独特の粘りや滑らかさ、まろやかさがある。つるっとなめらかな食感が特徴で、白玉に使うことが主。
白玉粉は、冷たい水でこねます。逆に、白玉粉をお湯でこねると、部分的に糊化して、べたついてしまうので注意が必要です。

この二つの粉の違いは、でんぷんの性質と形状の違いからくるものです。

アミロースとアミロペクチンの違い やっつけ手書き

そして、このでんぷんが「やわらかく」なる仕組みが以下です。

でんぷんの老化と糊化 わかりやすくイラレで描いてみました。

たくさん作るときのレシピ

今回学んだことは、大量にやるときは、レンチンにせず、蒸すレシピの方が確実で楽ということでした。

こどもの日に!簡単手作り柏餅 作り方・レシピ | クラシル (kurashiru.com)

まあ、当日朝、いきなり作ってて失敗して、完全にパニクってた私は、上記レシピを発見する余裕もなく、とりあえずレシピ通り4つ分の量で作ってみたら無事に成功したので、これをちまちま8回繰り返して作ったのでした。(バカすぎる…朝5時起きして作ってて、本当に良かった…涙目)

これは4個の量でつくって、きちんとまとまったやつ
このように包んで
かんせーい

もちもち美味しい柏餅。作って食べてもらったら、好評でしたので、ぜひ。


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