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『今日も世界で誰かが虚しくなっている。巨乳編』

『今日も世界で誰かが虚しくなっている。巨乳編』

医者、弁護士、パイロット、公務員、薬剤師、
三ツ星レストランのシェフ、オカリナ奏者、
神父、牧師、神主、書道家、作曲家、植物学者、
南極観測隊員、そしてJAXAの宇宙飛行士・・・

どんな職業の男も、私と付き合うと必ず言ってくるセリフがある。

「胸の谷間に顔を埋めたい」

仕方ないから私はいつも、胸の谷間で男の顔を包んで優しく抱きしめてあげた。

みんな窒息しそうになりながらも、幸せそうに満たされていた。

でも男共は「胸の谷間に顔を埋めたい」ってすぐには言ってこない。

恥ずかしくてなかなか言い出せないんだろう。

だが、虎視眈々とタイミングを狙っている。

そして満を持して私の目を見ないで、私の胸を見ながらおねだりしてくる。

今回の男は5ヶ月目だった。

もしかしたら、この人は他の男とは違うのかもって心のどこかで期待していたのに、

男は囲碁の天才プロ棋士・・・

だけど今は、私の胸の谷間で窒息しそうになりながらも幸せそうに満たされている。

私は理解した。

どいつもこいつも、

男って生き物は・・・

坊やなのね。

『今日も世界で誰かが虚しくなっている』

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