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レビュー「やる気が上がる8つのスイッチ」

今年の目標を立てたものの3日経過してしまったのでモチベーションが下がってきているIwaoです。

ちょうど今年の目標も立てられて行動まで落とし込めたので、あとはやる気を上げて行動し続けないとですが、その学びのために「やる気が上がる8つのスイッチ」を読んでみました。去年出た本なのかな?良書だったのでご紹介します。

3つの軸

やる気が上がるスイッチはその人のタイプによって違うということで、性格診断的な分析から入ります。まずタイプを分類する軸を解説しています。診断における設問の説明ですね。

軸1 マインドセット: 成長 or 証明
軸2 フォーカス: 獲得 or 回避
軸3 自信の有無: あり or なし

診断する3つの軸がなんなのかって説明が書いてあります。その中でもわかりにくかったフォーカスというのは、獲得が攻めの要素、回避が守りの要素ってイメージしました。

サーベイによくある真ん中のよくわからないがないので分類しやすいです。あるあるネタ的な感じで共感できる部分が多い印象でした。

マインドセット

証明マインドセットは人に自分の能力を見せつけ認めさせようとしている
成長マインドセットは他人が自分をたとえ認めてくれなくてもやると思ったことをやる

マインドセットの特徴が面白いです。自分が会社の代表をやっていたときも、能力を証明しようとしてくる人いましたね。どういう心理なんだろうって思ってましたが初めてピンときました。

フォーカス

・リスクは挑戦するものか、避けるものか
・スピードか正確さか?
・そこに到達したいのか、そこに滞在したいのか?

フォーカスの話では、製品開発をやっていると出くわすような課題も出てきますね。フォーカスは良い悪いじゃなくて思考の傾向がわかるので、チームの構成を考えるのに使えそう。

自信の有無

「俺様が最高だぜ」的な他人を力で圧倒するようなタイプのものではありません。もっと謙虚でしなやかな、静かに「私にはそれをやり遂げる力がある」と確信しているタイプのものです。

正しい自信とは何かのくだりです。自信のパラメータは高ければ高いほど、成功確率を上げてくれるということです。根拠のない自信ではなく本当に自信があればマウンティングなど必要ないですからね。

タイプ別診断

軸の説明のあとはその軸で診断して8つのタイプに分類します。タイプ別に診断結果が書かれていて、そのタイプのやる気スイッチがどこにあるのかがわかります。

タイプ1 中二病(証明・獲得・なし)
タイプ2 うざいやつ(証明・獲得・あり)
タイプ3 臆病者(証明・回避・なし)
タイプ4 退屈な人(証明・回避・あり)
タイプ5 やる気の空回り(成長・獲得・なし)
タイプ6 まじめな見習い(成長・回避・なし)
タイプ7 新星(成長・獲得・あり)
タイプ8 熟練の匠(成長・回避・あり)

こうやって分類すると星座占いみたいでわかりやすいですね。表現が尖ってて好きです。

周りの人も簡単に分類できてました。ある飲み仲間はうざいやつ、仕事で周りに迷惑をかけている人は中二病でしたw

処方箋

処方箋とはどうすればモチベーションが上げられるか、やる気スイッチをONにする方法ですね。個別のやる気スイッチは前章で書かれていて、ここはすべてのタイプに共通する処方箋になります。

第1段階 証明マインドセットから成長マインドセットにする
第2段階 スキルと自信をつける
第3段階 力を発揮しやすい環境

これらの段階を経てモチベーションを上げていきます。どうしてもまずは環境にテコ入れしたくなりがちだけどそれは3番目でした。心の準備が必要ってまさにこのことですね。

第1段階 証明マインドセットから成長マインドセットにする

自分の能力の不信から、いくか自己効力感を持とうと努力しても、その努力が長続きしません。

証明マインドセットの一文です。僕も自分の能力を証明しようとしてアプリを作ろうとしてもなかなかノってきません。個人事業ではぼっちだからこそ成長しようとするマインドセットが重要なんですね。

他にも他人のマインドセットをシフトするやり方なんかも書いてあって興味深かったです。

第2段階 スキルと自信をつける

獲得フォーカスを持つ人たちはOJTを好みます。
回避フォーカスを持つ人たちは実際に取り掛かる前に入念な準備が必要です。

スキルの処方箋のくだりです。どうしてもジュニア層を教育するときには自分のフォーカスに寄せがちになっていました。その人の特質を理解してより効果的な手段を提案したいですね。

自分にはどうしようもないことでの失敗は、私たちの無力感を高めてしまい、やる気をそうでしまいます。

自信の処方箋のくだりです。これは盲点でした。成功した場合を妄想しがちなんですが、失敗した場合のケアをどうするか悩んでて、仕方ないと別の要因にシフトさせがちでした。そうするとやる気を削いでしまうと。

失敗した場合は準備不足など何かが不足していた非を受け入れて、それを改善していくことが次の成功につながって、自信につながるわけですね。

第3段階 力を発揮しやすい環境

常に自分やその人のフォーカスに合った環境を作っていくことがやる気の持続につながります。

最後は環境に辿り着きます。環境って言うとファジーな印象ですが、フォーカス別に施策が書いてありました。会社に好きな人がいると出勤が苦痛に感じなくなりますよね。

雑感

とりあえず自分のモチベーションの上げ方がわかったので早速実践してみようと思います。この本は何より設問をシンプルにしてくれてて簡単に覚えられるので、誰かの診断にも使えそうです。

マネージメントやるなら心理学を知っていると良いよって僕のメンターが言ってましたが、人間関係とか子育てにも応用できそうですね。

最後に気持ちが高ぶったかたはこちらで購入スイッチをどうぞ!

ここまで読んでくれたかた、僕のフォーカスは獲得なので、ハートを獲得できるとまた次書くモチベーションになりますのでよろしくお願いします。

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