メニューに「Z」をつける行列のうどん屋
先日、名古屋の丸の内にあるうどん屋に行った。これも以前からInstagramの投稿で見ていたうどん屋さんだ。ここのあるメニューに魅せられたのだ。
来店客は男性ばかり
店名は「肉うどん さんすけ」。名古屋は味噌煮込みうどん、きしめんがご当地グルメ。ラーメン屋も多いがうどん屋も多い。しかし肉うどん専門店は珍しい。ここのお店のSNS投稿は量が多そうなメニューの投稿が多かった。
店内に入るとカウンター席の後ろで5-6人すでに並んでいた。そして9割くらいが男性。女性も数人いたが男性客のお連れさん。まずは食券を買って並ぶのだが、券売機や店内に貼ってある「スタミナうどんZ」880円が大きく貼ってあった。Instagramで投稿の多いやつはこれだった。肉うどん、汁なしうどんもあるが、僕はもうこのスタミナうどんZしか選択肢はなかった。
ラーメンみたいなうどん
着席して着丼した「スタミナうどんZ」。見た目はラーメンの感じ。麺は極太麺で味噌煮込みうどんのような太さだが、あれほどは固くはないが噛みごたえのある麺だ。肉は薄いスライスではなく、こちらも厚い肉だ。三重県津市のご当地グルメの「トンテキ」のような肉の厚さだ。スープはかなり濃いがクドく太麺にスープが染み込んでいる。醤油はたまり醤油を使っているらしい。愛知県近辺ではたまり醤油はソウルフードだ。名古屋ではお刺身によく使う醤油だ。
食べているとうどんなのだがラーメンを食べている気分でもある。この感覚は不思議だ。なかなか説明がしにくい。あとで調べて知ったのだが、店主は以前ラーメン屋をやっていた。しかも大盛りラーメンで有名なラーメン屋の暖簾分けのお店。それを知って納得した。
満足度を更に高める
スタミナうどんZの食券を渡すときに無料のトッピングを選べる。ニンニク、しょうが、背脂、全部。僕はその後に人と会うのでしょうがと背脂にした。 元々このトッピング込みの値段設定だろうが自分の好みを選べるのがいい。これはラーメン屋でよくあるがうどん屋はあまりない。店主は元ラーメン屋だからだろう。
また、トッピング(有料)で生卵を買った。これはうどんをすき焼きのように麺をつけて食べる味変。最近、味変を楽しませるお店は多い。お客さんの好みはいろいろだし、ひとつのメニューで複数の味を楽しめるのはお得感や満足度を高める。
「Z」という名前の意味と魅力
このお店は2017年10月にオープンした。オープンした当時は「スタミナうどんZ」のメニューはなかったみたいだ。いろいろ調べていると販売する日や数量限定の時もあるので比較的新しいメニューのようだ。
「Z」という文字が僕にはすごく響いた。
・マジンガーZ
・フェアレディZ
・ももいろクローバーZ
など。。。 昭和生まれのおじさんなのでこれらが浮かぶ。(笑)
ちなみにももいろクローバーZは「ももいろクローバー」から改名している。
「Z」の意味はアルファベットの最後の文字であるため、これより上位のものは存在しない・最終・最高・究極、などの意味である。(ウィキペディアより)
そういう意味でこの「スタミナうどんZ」はスタミナうどんの最終形態と伝わってくる。ただ、お店のTwitterを見ているとまだ進化しつづけているようだ。
多くのお店もメニューを進化させているはず。でも、それを伝えているお店は少ない。「松」「極上」「プレミアム」とかの伝え方もあるが、「Z」という表現は男性ウケする表現かもしれない。いずれにせよ、伝えることが大切であり、ネーミングはそれ伝えられるひとつである。
スタミナうどんZを食べながら
「Z」という文字の魅力と価値を改めて感じたのである。
【情報】
肉うどん さんすけ
名古屋市中区丸の内2-8-30 竹中ビル 1F
地下鉄桜通線丸ノ内駅から徒歩5分、鶴舞線丸ノ内駅から徒歩3分
平日・土曜・日曜・祝日 11時〜14時
木曜 金曜 土曜 日曜 17時〜21時 月火水は夜休み スタミナうどんZ水曜日昼は提供なし
公式Twitter:@nAICgtvGimXQ404
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