Ep.39 【自己啓発本】読んでも感動しなくなってからが本番
どうも!若手の研修兄さんこと、
海先輩です!
このマガジンでは、毎朝更新しているPodcast番組「MORE CASUAる ~スキルアップはカジュアルに~」の内容を記事として発信しています!
「勉強になった!」「もっと具体的に聴いてみたい!」「海先輩ってどんな声?」と思った方は、ぜひPodcastもチェックをお願いします!
■はじめに
最近とあるラジオを聴いていたら、相談コーナーでこのようなものがありました。「自己啓発本なんか読んでも意味ないと周りの人に言われます。しかし分かりやすい結果が出せていないので何も言い返せず悔しいです」
相談へのアドバイスは、「自分の目標のためにやってるんだから、他人がどうこう言おうと気にしないで」というものでした。確かにその人にとっては読書は不要でも、本人にとっては必要だから読んでいるわけで。他人に馬鹿にされても関係ないですよね。
■今日のお話は──「自己啓発本」について
おはようございます。海先輩です。
いつも読んでいただき、ありがとうございます。今日は【自己啓発本】についてのお話です。
みなさんは読書をしますか?僕は本を読むのが好きで、いろんな種類の本をかじっています。最近は大学の教授が研究の内容を書いたような本にハマっていて、【人口は未来を語る: 「10の数字」で知る経済、少子化、環境問題】は結構面白かったです。
大学生から社会人2年目くらいまではいわゆる「自己啓発本」にハマっていました。人によっては「意識高い系が読むやつじゃんw」と思う方もいるかもしれませんが、まさにそうですw
実際自己啓発本ってめちゃくちゃモチベーションが上がるんですよね。それで日々の生活に活気がでるのであれば、案外バカにできないと思います。
ただ、そんな自己啓発本なんですが、実は最近は読んでも特にモチベーションが上がることは無くなったんですよ。耐性が付いたのか分からないですが、以前のような感動が無くなってしまって。
なんでこうなってしまったのかと考えた結果、やりたいことが見つかったことがきっかけなんじゃないかと思っています。やるべきことが決まってきて、それに必要な情報を厳選して得ようとするので、単なる自己啓発は今は不要になったという感じです。
僕は今でこそ若手向け研修講師を主軸にブロガー、ポッドキャスターとして活動していますが、最初は「何かしたいけど、何をすればいいか分からない」という状態でした。
なのでとりあえず本を読みまくっていたのですが、自己啓発本でモチベーションだけガンガン上がっていったんですね。
■自己啓発本は──麻薬みたいなもん
自己啓発本を読破した後、気持ち良いんですよね。なぜか賢くなったような、もう成功したかのような気分になっちゃうんです。僕も20代前半はそうでした。なんなら今でも自己啓発本を読んだら、ドーパミンが出ます。
この感覚に惑わされると危険なんですよね。いわゆる口だけでのやつになっちゃうんです。その原因がこの自己啓発本を読破した時の気持ちよさです。この気持ちよさを求めて何冊も自己啓発本を読もうとします。
もちろんたくさんの本を読むことは良いことなので悪いことは決してないのですが、前に進んでいる気分になってしまうんですよ。
僕も新卒から社会人2年目くらいまで自己啓発本を読みまくりましたが、少し雑学に詳しくなっただけで、何かスキルが付いたわけでも、生活が変わったわけでもありませんでした。
「俺何も変わってないな」と思ったので、自分が本当にやりたいことを探そうと色々手を付けてみたんです。英会話をやったり、音楽を作ってみたり、絵を描いてみたり、その中の1つにnoteとポッドキャストがありました。
色々やっていると「これはあんまりだな」というのも出てきます。そういったものはどんどん辞めていった結果、noteとポッドキャストが残りました。本質としては、学びを共有するのが好きなんでしょうね。
この本質をもとに企業研修講師になろうと思い、活動を始めたんですが、すると自己啓発本なんて読んでいる場合じゃないんですよ。研修を作るために僕自身も勉強しないといけませんし、案件を獲得するための営業方法も取得する必要があります。
つまり目的が明確になってくるので、だんだん実用書を読むようになってきました。やはり目的意識はここでも活きてきますね。
■自己啓発本を読む──目的が変わった
とはいえ、今でも自己啓発本や自己啓発系のYouTubeを見たりします。それはなぜかというと、自分がやっていることが間違っていないと再確認するためです。
何か自己啓発に関して新しい知見を得ようというよりは、なかなか成果が出ずくじけそうなときに、自分を励ますツールとして自己啓発を使っています。
なので、自分がやっていることを肯定してくれるような本や動画しか見ません。それでモチベーションを上げて、また自分の仕事を頑張るんです。
「自分の都合が良い情報だけ得て良いの?」と思うかもしれませんが、ここでは良いんです。これは20代前半で自己啓発本を読みまくったからこそ分かったことです。
自己啓発本を読んでいると、「人に会え!」と言う本もあれば「人脈は意味ない!」と言う本もあります。対立する意見が無限にあるんです。
つまり、「自己啓発本に正解は無い」ということ。どこかで1つに決めて、それを信じて行動するしかないんですよ。自己啓発本をたくさん読んでも何も変わらない理由がこれです。
そして僕は今自分を励ますために自己啓発本を読むので、そりゃ自分を肯定してくれるような本しか読みません。僕が信じる道を応援してくれる本を読んで、元気をもらっています。
自己啓発本を読みまくった僕だからこそ話せる内容かと思います。多くの若手社会人が通る道かと思うので、ぜひ参考にしてみてください!
■おわりに
自己啓発本をたくさん読むときに大事な意識は、「10冊読んで、1冊心を動かされる本に出会えたらOK」です。僕自身ほとんどの自己啓発本は「ふーん」って感じでしたが、たまに「この本は俺のための本だ!」という本に出会えるんですね。
そのような本に出会えたら、他はもう読まなくて良いと思います。その本を軸として後は自分がやりたいことをやるだけです。意外と始めてみたら大したことなかったりするので、あまり気負いせず好きなものにジャンジャン飛び込んでみてください!
■海先輩のおすすめ本コーナー
今日も記事を読んでいただきありがとうございます。ここからはおまけ。
このコーナーでは、年間200冊以上の本を読む僕が、最近読んだ本の中から「おもしろかった!」「ためになった!」という本を紹介していきます。
今回ご紹介するのは…
坂口 恭平(著)
『継続するコツ』
▼おすすめの理由は?
「継続=辛いもの」のイメージが払拭されます。「目標のために継続しているけど、なかなか結果が出ない」と悩んでいる人には特におすすめです。これを読むことで結果が出ないことへの焦りが無くなります。これでいいんだ!と前向きな気持ちにもなります。
▼どんな人が書いた本?
坂口 恭平
1978(昭和53)年熊本県生れ。2001(平成13)年早稲田大学理工学部建築学科卒業。2004年に日本の路上生活者の住居を収めた写真集『0円ハウス』を刊行。その後、『TOKYO 0円ハウス 0円生活』『ゼロから始める都市型狩猟採集生活』を発表し、「都市の幸」をもとに金を使わず生きる術を示す。東日本大震災後の2011年5月、故郷熊本で独立国家の樹立を宣言し、新政府総理大臣に就任。その経緯と思想を綴った『独立国家のつくりかた』が話題となった。文筆のほか、音楽、イラストレーションの分野でも多彩な活動を行う。2013年に『幻年時代』で熊日出版文化賞を受賞。他の作品に『徘徊タクシー』『躁鬱大学』など多数。
▼何が学べる?
本当の幸福が学べます。変化が激しい時代で努力して周りに差をつけなきゃ!と焦る気持ちがありますが、そんなものは必要ないと。自分は今ここに居て今を生きている。今やりたいことをただただやること、やれることが幸せなんだと気付かされる1冊です。
▼読む前と後でどんな変化があった?
目標に向かって継続することに焦りを感じなくなり、素直に楽しめるようになりました。僕は書くこと、話すこと、学ぶことが好きで、それを仕事にしているわけですが、とはいえ「しんどい」とか「めんどい」とか思うことがあるですね。でも本書を読んで、継続しなきゃ!というよりは今日も楽しいからやってるんだと思えるようになりました。
僕が思考や習慣を変え、自分の好きなことができるようになったのも間違いなく読書習慣のおかげです。ジャンル問わずいろんな本を読んで、ともに人生に彩りを添えていきませんか?ご興味ある方は、↑のリンクからぜひ!
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